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2008年3月5日

「自分より稼いでいる選手には負けたくないです」
朴光哲インタビュー

3・15『HEIWA DREAM.1 LIGHT WEIGHT GRANDPRIX 2008 1st ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)、ライト級グランプリ1回戦でヨアキム・ハンセンと対戦する朴光哲にインタビュー。ライト級グランプリに向け、ハングリー精神溢れるコメントが連発した。

■「大どんでん返しを狙いたいです」

──初代DREAMライト級チャンピオンを目指してこれから長い闘いが始まりますが、今の心境から教えてください。
朴 とりあえず、一つでも多く勝って知名度を上げたいですね。誰も自分が優勝するとは思ってないんで、大どんでん返しを狙いたいです。
──山本“KID”徳郁選手からは、何かアドバイスはありましたか?
朴 「まあ、思いっきりやれ」と。ジムも新しくなって、最近は昔より細かいアドバイスをもらえるようになりました。パンチとか、たまにレスリングのアドバイスも。
──試合当日は、KID選手はセコンドに付くんですか?
朴 分からないです。そのときの気分次第だと思います(笑)。昔は付いてもらっていたんですが、一時付かなくなって、最近また他の選手のセコンドに付き始めてくれているんで、期待はしているんですけど。付いてくれたら心強いですからね。
──DREAMというイベントについてはどう思いますか?
朴 いいことだと思います。
──同じ階級に日本人選手が多く出場することになります。
朴 それもいいことだと思います。自分より稼いでいる選手には負けたくないですね。
──具体的に闘ってみたい選手はいますか?
朴 川尻(達也)選手とか石田(光洋)選手とかは、勝っていけばいずれ当たると思うんで、そこまでは行きたいですね。
──現在、ライト級グランプリに名前が挙がっている選手の中で、自分はどのくらいの位置にいると思いますか?
朴 う~ん、“中の下”か……“下の上”くらいじゃないですか?(笑)。分からないです。
──プレッシャーはありますか?
朴 いえいえ、全然(笑)。失うものは何もないんで。得るものしかないですから(笑)。

■「囲み取材とかでも、自分には全っ然質問ないですから(笑)」

──ライト級グランプリ1回戦の相手はヨアキム・ハンセン選手となりました。彼の印象をお願いします。
朴 穴がない。そして、強い。あと、拳とか、全体的に“硬い”というイメージがありますね。
──一番警戒する部分はどこでしょうか?
朴 やっぱり気持ちが強い選手ですから、そういうタフな部分じゃないですかね。
──朴選手が今まで闘ってきた相手で、ハンセン選手に似ているタイプの選手っていましたか?
朴 う~ん、そう言われると……いなかったタイプですね。
──ハンセン選手が宇野薫選手をヒザ蹴りで倒した試合(2005年3月26日:HERO'S)をご覧になったことは?
朴 あの試合はテレビで観てました。あの時も結構負け試合だったと思うんですが、最後の最後に引っ繰り返しちゃうあたりがすごいと思いますね。
──昨年大晦日の『Dynamite!!』では宮田和幸選手にも勝利しています。
朴 そうですよ。宮田さんとは一緒に練習するんですけど、超強いですからね……。
──ちなみに朴選手は、相手のことを研究して作戦を組んで試合に臨むタイプですか? それとも、KID選手みたいにリングに上がって相手の様子を見ながらって感じですか?
朴 自分はこう見えて結構、相手のビデオとかをよく見て研究するタイプなんですよ(笑)。“クセとかないかな?”って探しますね。
──もう研究はされているんですか?
朴 まだそんなには。ルイス・アゼレード戦(2006年4月2日:PRIDE武士道)は見たんですけど、結構強くて“やべえな……”って(笑)。これから宮田さんとの試合とかも、もっとじっくり見て研究します。
──スタンドとグラウンド。どちらで勝負に行きたいですか?
朴 自分はタックルに行ってというタイプではないので、スタンドで勝負します。あっちはガンガンプレッシャーを掛けてくると思うんで、あまり熱くなりすぎないように気を付けながら、はい。
──あの怖い顔でガンガン来ますからね。
朴 確かに怖い顔ですよね。僕もスキンヘッドにして眉毛も剃ろうと思ったんですけど、やっぱやめときました(笑)。モテなくなっちゃうんで(笑)。まあでも、強そうな相手に勝ったらオイシイですからね。相手がベビーフェイスで強かったら嫌ですもん。
──確かに(笑)。勝つ自信はありますか?
朴 ちょっと分からないです、フフフ……。まあ、やるからには勝てるように、はい。勝ちたいですね、ハンセンに。
──ハンセン選手はいろんなリングで結果を出している選手ですから、ここで勝利すると注目度も俄然大きくなると思います。
朴 そうなるといいですね。囲み取材とかでも、自分には全っ然質問ないですから(笑)。マスコミの方から質問がいっぱいくるようになりたいですね。とにかく面白い試合をして、なおかつ勝てるようにしたいです。頑張ります(笑)。