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2009年2月9日

DREAMフェザー級グランプリ出場選手インタビュー1
今成正和/ウィッキー聡生

3・8『HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)より開幕するフェザー級グランプリ2009出場選手に直撃インタビュー! まずは、ともにDREAM初参戦となる今成正和とウィッキー聡生の登場だ!【取材日:2009年2月5日】

■今成正和インタビュー「全部勝つってとこですよね。一本取りたいです」

──DREAMフェザー級GP出場が決定しました。待望のDREAM初参戦となりますが、今成選手自身も「やっと」という思いが強いですか?
今成 そうですね。出れる人は少ないですから。いろんな人が観るという点で他の大会とは大きく違いますからね。
──現在発表されているフェザー級GP出場メンバーの中で、一緒に練習されたりとかつながりのある選手はいますか? DEEP道場で所英男選手と練習されているのは見たことあるんですけど。
今成 そうですね。でもそのくらいですよ。試合した人もいないですし。あと、昔に山本篤選手とグラップリングのスパーしたことあるくらいですね。
──所選手は今成選手のことをとても高く評価されています。
今成 彼は練習で嘘を付きますからね(笑)。僕のことをバカにしているんですよ(笑)。
──そんなことはないと思いますよ(笑)。記者会見で出場メンバーを見て、気になる選手はいましたか?
今成 ウィッキー選手はデカいと思いました。大きくて強そうですよね。まあでも~、特に意識する選手はいないです。相手は誰でもいいですから。選んでらんないですからね。
──今年のDREAMはフェザー級が一つの軸として行われていきます。他の階級と比べてフェザー級の魅力はどこにあると思いますか?
今成 重いから軽いからというのはあまり関係ないと思うんですけど、まあ動きが速いですよね。僕はあまり速くないですけど(笑)。
──世界的に見ても日本には軽量級の実力者が揃っていると思うのですが、今成選手はどのように感じてらっしゃいますか?
今成 だと思いますね。ただ、体重が何キロになるかまだ分からないので、世界のこのくらいの階級の選手と厳密に比較するのは難しいと思います。
──この階級は“KID階級”とも呼ばれています。GP出場はまだ決定していませんが、山本“KID”徳郁選手についてはどう思いますか?
今成 やりたいですよね。凄いですから、やっぱ。この階級でやっている人は大体やりたいと思いますよ。
──半年間に及ぶトーナメントとなります。目指すはやはり優勝ですよね。
今成 そうですね。全部勝つってとこですよね。一本取りたいです。
──得意の関節技で一本を取ることに対しては強いこだわりがあると。
今成 やっぱり相手に「マイッタ」させるというのは気持ちいいですからね。それに、(一本)取れなかった試合は大概負けてますから(苦笑)。
──次の試合に向けてのテーマは?
今成 う~ん……、“健康”ですね(笑)。風邪はあまり引かないんですけど、“健康で行きたいと思います(笑)。

■ウィッキー聡生インタビュー「オイシイ相手が一人もいない (笑)。ほんと、みんな強いですから」

──DREAMフェザー級GP出場が決定しました。会見では「長崎人は強えぞというところを見せたいと思います」と意気込みを語ってらっしゃいました。
ウィッキー 長崎のプライドを持って、「長崎人は強いんだぞ」ってことをちょっと見せようかなと思って、はい。
──いろんなところで何回も説明されていると思うんですけど、「ウィッキー聡生」というリングネームの由来は?
ウィッキー (シューティングジム横浜)会長の川口(健次)さんに「動きがサルに似ているから、お前はウィッキーだ!」と言われたのが最初ですね(笑)。自分としては凄いイヤで「やめてくれ!」って感じだったんですけど、結局ライセンスの紙に「ウィッキー」って書かれていて、「もう、しょうがない……。ウィッキーで出るしかない」となってウィッキーになったんです。格闘技をやりたくて長崎から出てきて、自分の名前で出たかったというのがあったんですけどね。だって、かっこよくないじゃないですか?(笑)。でも、一年くらい「名前がイヤだ」ってずっと言っていたんですけど、今は愛着もできて好きです。
──DREAM初参戦となりますが、DREAMに対しての印象を教えてください。
ウィッキー 大舞台だなと思って観ていました。みんなに観てもらえますからね。(参戦が)決まってテンションは上がります。
──昨年大晦日『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ 2008~』の閉会式でリング上に立ちましたよね。
ウィッキー 結構派手な場所だなと思いましたね(笑)。何か特別な感じがしました。いっぱい人がいて、お祭り的な感じで。修斗は修斗のプロの世界があるんですけど、また別のプロの世界というか。
──他の階級と比べてフェザー級の魅力はどこにあると思いますか?
ウィッキー 単純に動きの速さじゃないですかね。そこが一番の魅力だと思います。
──現時点で決定しているフェザー級GPの出場メンバーを見て、どのようなことを感じましたか?
ウィッキー 「オイシイ相手が一人もいない」ということですよね(笑)。ほんと、みんな強いですから。誰とやっても大変だと思います。みんな同じように思っていると思いますよ。KIDさんとやりたいというのはありますけどね。
──KID選手に興味があると。
ウィッキー KIDさんが修斗に出ていたときに、「この人、すっごいなぁ!!」と思って、自分の中で「いつかこの人とやれるような感じになりたいな」というような目標があったんです。今、もしかしたら同じトーナメントに出るかもしれない状況なんで、もしそうなったらぜひやりたいなと思いますね。
──実力者揃いのフェザー級GP出場選手にあって、ウィッキー選手のファイトスタイルは独特ですよね。
ウィッキー 変則的な打撃で騙して打つというのを基本にしています。
──ノーガードで相手にプレッシャーを掛けていくスタイルは非常にスリリングです。
ウィッキー ガードを上げていると前が見えないんですよ(笑)。それと、手を下げていたほうが前後の出入りが速くなるんです。近い距離でずっと闘うならガードを上げたほうがいいと思うんですけど、総合はグローブが小さいですから“一発当てたもん勝ち”みたいなところがあるので、そんなに上げる必要はないかなと思って、あのスタイルなんです。
──これから半年間に及ぶGPがスタートしますが、目標を教えてください。
ウィッキー 変わったこと言えないんすけど、優勝しかないです。勝つだけです、はい。