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2009年3月28日

「一歩先のMMAを見せたらすぐに終わると思います」
青木真也インタビュー

4・5『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』(日本ガイシホール)DREAMウェルター級GP1回戦で桜井“マッハ”速人と対戦する青木真也にインタビュー。マッハ戦に向けての意気込みを語ってもらった。【取材日:2008年3月19日】

■「ハッキリ言って、(マッハは)一昔前だと思うんだよなぁ……」

──『DREAM.8』DREAMウェルター級GP1回戦で桜井“マッハ”速人選手との対戦が決定しました。今の心境から教えてください。
青木 誰が相手だろうとやるだけなんで、今は100%で試合を迎えられることしかしたくないですね。普通に全部やるだけです。
──一回戦でマッハvs青木という黄金カードが実現して「もったいない」という意見もあります。
青木 そうですね。でも、出し惜しみしても場合じゃないんで、魅力のあるうちにやっておきたいというのはありますね。
──マッハ選手の印象は?
青木 日本人の中ではトップ。ただ、相手じゃないと思います。自分のやれることをやれば勝てると思います。ここ一年、僕は最先端を歩いてきたけど、マッハさんはそうじゃない。やってきた相手に差がありますから。その差は出ると思いますね。みんなが思ってるほどマッハさんは強くないし、みんなが思ってるほど弱くない。普通に考えて、一歩先のMMAを見せたらすぐに終わると思います。ハッキリ言って、(マッハは)一昔前だと思うんだよなぁ……。それを伝えたいです。普通にいつものパフォーマンスを出せば大丈夫だと思うので、いつもどおりやろうかなと。
──いつもどおりやれば勝てると。
青木 普通にやって普通に一本取れると思います。着実に自分の描いた画を遂行するだけです。ここ一年、二年の充実度からしたら、僕に勝る者はいないと思うんで。まあ、マッハさんどうこうじゃなくて、自分のすべてを出すだけですね。一生懸命やるだけです。
──マッハ選手とは05年8月に修斗一度対戦されています。
青木 あのときはデビューして一、二年の頃でしたからね。まあ、あの当時の試合を見て、“当時であれだけできていた”というのはあります。でも、そんな気でいたら新しいものは何も生まれないですから。ちゃんと叩きのめしたいなと思います。
──マッハ選手に対し、PRIDE→やれんのか!→DREAMと同じ道を歩んできた“同志”というような感覚はありますか?
青木 マッハさんに関しては、そういうのはないですね。特別、「マッハさんだから」という感情はないです。まあ、相手がどうこうという問題ではないですね。

■「メインだろうが第一試合だろうが、与えられた試合をまっとうするだけ」

──ウェルター級GPに向けての意気込みを聞かせてください。
青木 一つ一つの試合を一生懸命やっていこうという感じですね。
──ライト級から階級を上げての挑戦になりますが、新しいことに挑戦するという思いは強いですか?
青木 そう考えればそうですけど、同じ競技をやるんで、大して変わらない感じですね。
──DREAMでは初となる名古屋での開催となります。
青木 あまり名古屋だからというのはないですね。いつもと同じことをやるだけです。
──初の名古屋大会でメインに登場することについてはいかがですか?
青木 DREAMが世に広まったとして、そこにいいものがなければ何も伝わらないと思うんですよ。だから、来ていただいたお客さんにいいものを見せたいという思いは強いです。メインだろうが第一試合だろうが、与えられた試合をまっとうするだけです、はい。