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DREAMヘビー級で活躍し、昨年大晦日にはK-1ルールでバダ・ハリをKOに下したアリスター・オーフレイムは、今大会のメインイベントに登場。K-1 WGPを3度制したレミー・ボンヤスキーと激突した。1Rから積極的に前に出てプレッシャーを与え、試合のペースを握ったアリスター。効果的にヒザ蹴りを太股に入れるなど、試合を通じ攻撃の手をゆるめず、じわじわとボンヤスキーのスタミナを奪っていき、判定勝利も間近かと思われたアリスターだったが、3R、乱戦の中、ボンヤスキーの右フックがヒット！　尻餅を付くように倒れたアリスターにダウンが宣告された。果敢に前に出るアリスターだったが万事休す。無情のゴングが鳴り、惜しくも3-0で判定負けを喫した。試合後、アリスターは「あのダウン以外の部分では、オレのほうが有利に試合を進めていた」とコメント。今後のK-1出場については「オレの主戦場は総合。バダ・ハリ、レミー・ボンヤスキー戦は選手としてステップアップするための試合だった。彼らと試合をしてみて、強いのは分かったが、歯が立たないわけではない」と語り、今後は総合をメインに闘っていくことを告げていた。

また、DREAMミドル級GP2008ベスト4、K-1でもルスラン・カラエフやポール・スロウィンスキーなど数々の強豪を破ってきたメルヴィン・マヌーフは、K-1ヘビー級王者決定トーナメントにエントリー。1回戦で前田慶次郎と対戦した。左右のフックで前に出たマヌーフだったが、前田のカウンターの右フックが決まるとダウン。立ち上がったものの、レフェリーが試合を止めKO負けを喫した。敗れたマヌーフは、「最初は対戦相手がハリッド“ディ・ファウスト”だったが、次にグーカン・サキに変わり、最後はマエダに変更された。相手が変更されて集中できなかった部分はある。それによって戦略も変更しないといけない。そういう意味では、今回のトーナメントはいつもと勝手が違った」と肩を落とした。

以下、『FieLDS K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA』の試合結果。

【『FieLDS K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA』試合結果】
■オープニングマッチ①/K-1ルール/3分3R
○坂間豊（日本/バンゲリングベイ）[1R29秒、KO]立川隆史（日本/アンリミテッドジム）×
■オープニングマッチ②/K-1ルール/3分3R
○佐藤匠（日本/極真会館）[3R1分19秒、TKO]堀啓（日本/チームドラゴン）×
■オープニングマッチ③/K-1ルール/3分3R
○野田貢（日本/シルバーアックス）[3R判定、3-0]ユ・ヤンレ（韓国/チームフォーマー）×
■第1試合/K-1ヘビー級王者決定トーナメント1回戦①/K-1ルール/3分3R延長1R/100キロ以下契約
○前田慶次郎（日本/チームドラゴン）[1R2分02秒、KO]メルヴィン・マヌーフ（オランダ/マイクス ジム）×
■第2試合/K-1ヘビー級王者決定トーナメント1回戦②/K-1ルール/3分3R延長1R/100キロ以下契約
○グーカン・サキ（トルコ/チームレベル）[延長R1分58秒、KO]タイロン・スポーン（スリナム/ブラックレーベルファイトクラブF.F.C.）×
■第3試合/スーパーファイト/K-1ルール/3分3R延長2R
○セーム･シュルト（オランダ/正道会館）[3R判定、3-0]ヘスディ・カラケス（エジプト/パンクレイション/チャクリキ）×
■第4試合/K-1ルール/3分3R延長2R
○エヴェルトン・テイシェイラ（ブラジル/極真会館）[延長2R判定、2-1]ジェロム・レ・バンナ（フランス/Le Banner X tream Team）×
■第5試合/K-1ルール/3分3R延長2R
○グラウベ・フェイトーザ（ブラジル/極真会館）[2R0分48秒、TKO]澤屋敷純一（日本/チームドラゴン）×
■第6試合/K-1ルール/3分3R延長2R
○ピーター・アーツ（オランダ/チーム アーツ）[延長R判定、3-0]エロール・ジマーマン（キュラソー島/ゴールデングローリージム）×
■第7試合/K-1ヘビー級王者決定トーナメント決勝戦/K-1ルール/3分3R延長2R/100キロ以下契約
○前田慶次郎（日本/チームドラゴン）[延長R判定、2-0] グーカン・サキ（トルコ/チームレベル）×
■第8試合/K-1ルール/3分3R延長2R
○レミー・ボンヤスキー（オランダ/チーム ボンヤスキー）[3R判定、3-0]アリスター･オーフレイム（オランダ/ゴールデングローリージム）×

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