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2009年3月17日

「勢いよく優勝まで駆け抜けたい」
前田吉朗インタビュー

『HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009開幕戦』で行われたフェザー級GP1回戦でミカ・ミラーを破り、『DREAM.9』での同GP2回戦進出を決めた前田吉朗にインタビュー。2回戦に向けての抱負を語った。【取材日:2009年3月9日】

■「お互いのエエところを消しあうような試合やったな」

──『DREAM.8』のミカ・ミラー戦から一日経ちましたが、今の心境から教えてください。
前田 良くも悪くも、とりあえず1回戦はクリアしたなという感じですね。久しぶり、丸一年ぶりくらいに勝ちました。
──試合を振り返ってみていかがですか?
前田 お互いのエエところを消しあうような試合やったなって感じですね。想像したよりかは楽な展開でしたけど。
──楽だったというのは?
前田 寝かして殴ろうという狙いだったんですけど、もっとスタンドでの打撃がやっかいかなと想像していたんですよ。でも、そこは逆にやりやすい感じでした。
──久しぶりの日本での試合、しかもDREAMというメジャーイベントでの試合ということで、緊張された部分もあったと思うのですが?
前田 試合前は控え室で凄い緊張していましたね(笑)。ただ、リングに立ってからは緊張しなかったです、はい。
──初めて立ったDREAMのリングについての感想は?
前田 やっぱり凄いですよね。熱気もあるし、ああいう舞台って自分はPRIDEしか知らないんですけど、近いものではないんですけど、大きい舞台なんやなって改めて実感しました。

■「ビビアーノは勘弁やなぁ」

──フェザー級GP2回戦進出が決定しましたが、一夜明け会見では次の対戦相手にエイブル・カラム選手を指名しました。指名した理由を教えてください。
前田 だって、強かったですよね? 単純に。動きも速いですし、手数も多いし、仕掛け方とかもガッチリ抑えてという感じじゃないですからね。なんか手が合いそうな気がしたんです。強いと言ったら、みんな強いんですけどね(笑)。ビビアーノ(・フェルナンデス)とかもヤバそうでしたし。勘弁やなぁ……、あれは。やったらどうにかするとも思いますけど。
──ビビアーノ選手の凄いと思う部分とは?
前田 力強さと巧さ。そのバランスがいいと思います。
──昨年、前田選手と同じWECで闘っていたチェイス・ビービ選手が敗れました。
前田 まさかの展開でしたね。ビービが負けるとは思わなかったです。ジョー・ウォーレン選手はパワー、パワー、パワーですよね。ウォーリアーですわ(笑)。怖いもんなくて、すっごい体力あって、突っ込んで、殴って殴って。彼は今が一番強い状態かもしれませんね。
──日本人選手についてはどうですか? 2回戦から出場の山本“KID”徳郁選手、『DREAM.8』での所英男vsDJ taikiの勝者を加え、2回戦は8人中5人が日本人ということになりますが。
前田 いやぁ、もう、日本人なら誰とでもいいです。いいメンツが揃っているという感じがしますね。みんな、一通り怖い何かを持っている選手ですからね。だからもう、日本人なら誰でも。勝って、なおかついい試合を見せたいですね。
──何が起こるか分からないトーナメントですし、早めにKID選手と闘いたいという思いとかはありませんか?
前田 いや、早めにというのはないですね。だって、(トーナメントからKIDは)消えないでしょう。……って勝手に思っています。勝っていけばいずれ当たるんじゃないですかね。
──まだ正式な開催日時が決まっていませんが、これから約2ヶ月後には2回戦が始まります。いつから練習を再開されるんですか?
前田 ちょっとだけ休んで、また普通に練習してって感じですね。
──2回戦に向けての意気込みを聞かせてください。
前田 誰でもこいやって感じです。「これぞ軽量級!」って試合を見せて勝って、勢いよく優勝まで駆け抜けたいと思います。自分の中での落ち着きはできたんで、次は爆発させたいと思います、はい。