ホーム>

ニュース


2008年11月24日

「二本取ったほうが勝ちというのも面白いと思う」
田村潔司が桜庭和志に驚きの“三本勝負”を逆要求!!

11月23日(日)、都内・西調布アリーナで『U-FILE 38』が開催。同大会終了後、田村潔司が囲み取材に応じ、12・31『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』(さいたまスーパーアリーナ)での桜庭戦についてコメントした。

『U-FILE 38』には、田村が主宰するU-FILE CAMP勢やその他アマチュア選手が多数出場。スタイルG(グラップリングルール)トーナメント優勝決定戦やシュートボクシングvsU-FILE3対3対抗戦など熱戦18試合が行われた。大会を主催するU-FILE代表の田村は、同大会終了後の囲み取材で「試合数が多かったですけど、いい試合、見応えのある試合が多かったですね」と満足顔。「技術だけでなく、気持ちを前に出そうという姿勢を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになります」とアマチュア選手たちの奮闘に刺激を受けた様子だ。

そして話題は大晦日『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』での桜庭戦へ。やはり記者からの質問は、12日の記者会見で桜庭が提案した「時間無制限・素手」ルールに集中だ。試合決定から10日以上経ち田村がこの提案をどう受け取っているのか気になるところだが、田村は「普通。至って普通です」と平常心を強調。しかし、過激なルールを提案した桜庭に対する思いについて聞かれると、「(桜庭に対する)感情もなにもない。人って、褒められれば嬉しいしけど、けなされたり害を及ぼされればやっぱりいい気持ちはしないですからね」と穏やかではない心境を吐露。そして、「単純に殴り合って分かり合えるというのもあるかもしれないですけど、街の喧嘩のような空間では闘いたくない」と素手での闘いを拒否する姿勢を示すと、「どういう状況になっても対応したいと思います。だけど、そんなこと主催者が真面目に言ってくるわけがない。テレビがあるんですから。言ってきたらそれはそれで面白いかもしれないですけど」と実現するわけがないとばかりに一笑に付した。

逆に田村は「一本取って終わりじゃもったいない。二本取ったほうが勝ちというのも面白いと思う」と仰天の“三本勝負”を提案! 「ルールは総合ルール。時間は5分3Rでも1R10分・2R5分でもなんでもいいです」と続けた。「桜庭戦で表現したいこと? まったくない。ただ、試合後は何かあるんじゃないですか。結局、観る人が何を観たいかですから。素手での試合を支持するファンはイヤだし、逆にそういう人には見てもらいたくない。総合やU系の試合を望むようなファンに一人でも多く観てもらいたいですね」と田村。この田村からの逆提案に、果たして桜庭はどう呼応するのか!? 今後の動向に注目だ!!

また、田村はプロ転向を表明した北京五輪柔道金メダリスト・石井慧についても言及。「ちょっとづつ来ればいいと思います。本人は相当プレッシャーを感じているでしょうからね。これだけ騒がれたら、その分リングで表現しないといけないわけですから。一年間は『負けちゃってもいいや』ぐらいの気持ちで頑張ってほしいですね」とエールを送っていた。