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2008年3月10日

「真っ向から打撃で打ち合う! 逃げずに行ってやる!」
打倒ウマハノフに自信の永田克彦が公開練習

3月10日(月)、都内・新日本プロレス道場にて3・15『HEIWA DREAM.1 LIGHT WEIGHT GRANDPRIX 2008 1st ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)でのライト級トーナメント1回戦でアルトゥール・ウマハノフと対戦する永田克彦が公開練習を行なった。
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兄の永田裕志選手(新日本プロレス)が見守る中、新日本プロレスの道場に姿を現した永田克彦。3分3ラウンドで、シャドー、ミット打ち、グラップリングのスパーリングを展開。「2年以上、打撃を練習してきたんで打ち合いをやってみたい」と本人が言うように、2R目のミット打ちではレスリング選手とは思えない強烈なパンチをズバン、ズバンと披露。そして3R目のグラップリングでは真骨頂を発揮。鋭い片足タックルで相手を何度となくテイクダウンし、グラウンドでも完全にコントロール。開始から20秒で腕十字、70秒、2分15秒、2分40秒にいずれも肩固めでタップを奪うと、残り5秒前には完全な形でのフロント・スープレックスを決める余裕も見せた。

練習終了後、新日本プロレスのライオンロゴTシャツを着て囲み取材に応じた永田は、「なんとしても出たい大会だったので、コンディションもすごくいいです」と好調ぶりをアピール。1回戦の相手となるアルトゥール・ウマハノフについては、過去の試合映像や実際にパンクラス参戦時の試合を観たことがあるそうで、「ツボにはまったら、ものすごく破壊力のある強い選手だと思う」と警戒心を見せるが、「今までしたことないけど、打撃で打ち合ってみたいね。真っ向から逃げずに行ってやる」と、公開練習でも垣間見せた自身の打撃の技術にかなり自信を深めているようだった。

また、今回旗揚げとなるDREAMというイベントについて聞かれると、「PRIDEやHERO'Sに上がっていた選手が集まるイベントに出られるというのは本当に嬉しいことだし、今回、存在感を一気にアピールして、評価を一気に変えたいなと思う」と、イベント参戦自体にかなり意欲的な様子。「みんなすごい選手ばかりだから、みんなに興味があって、やりがいのある選手ばかり。だからこそ、次に進んでほかの選手とやりたいっていう気持ちがある」と緒戦となるウマハノフ戦での必勝を誓った。

また、同席した兄・裕志は「技術、戦略などについては僕はノータッチで、とにかくメンタル的な部分をサポートしたい。セコンドに就くかどうかは分かりませんが、当日は会場に行きます。120%でも150%、200%でも実力以上のものが出てくれたらいい。今回彼は70kgのトーナメントに相当なこだわりがあったわけですよ。自分を出し切って勝ち上がっていくと思う」と太鼓判を押した。

最後に「勝つのはもちろんで、内容でも勝負しなきゃいけないと思う。今の自分は崖っぷちに立たされている状態。とにかく勝つ!」と、ふたたび必勝を宣言した永田克彦。今年6月には結婚も控えているとのことで、「勝って華を添えたい」と意気込む。6月の時点でトーナメントに勝ち残っていること、それはイコール、7月21日の決勝戦に駒を進めていることを意味する。打撃に自信を深めるレスリングマスターがあらゆる“夢”を勝ち取りに、DREAMの舞台に上がる!