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2008年6月14日

『DREAM.4』でライト級GP決勝ラウンド組み合わせ公開抽選会を実施!
桜庭は「SPEEDO」水着で必勝宣言!? 全選手が決戦に向けて意気込み!!

6月14日(土)、都内・ホテル イースト21にて、6・15『OLYMIA DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd ROUND』(横浜アリーナ)の直前記者会見が行われた。

DREAMミドル級グランプリ2008、ファイナル4に残るのは誰だ!? この日行われた会見には『DREAM.4』出場全16選手が登壇。大会に向けての意気込みを語った。

この日の会見で一番の注目を浴びたのは、メインでメルヴィン・マヌーフと対戦する桜庭和志だ。桜庭は素肌にジャケット、下はトランクス、そして水泳用のゴーグルを装備した出で立ちで登壇。トランクスをチラリとめくり、北京五輪水泳日本代表の水着着用問題で一躍脚光を浴びる存在となった「SPEEDO」社製の水着を身に付けていることをアピールした。その真意について尋ねられると桜庭は「この恰好をしてくると明日は絶対にいけると言われて」と説明。しかし、「本物(マヌーフ)を目の前にすると何かいけなそうな気がします……。ちょっと怖いんですけど、誰か助けてください!」と桜庭流パフォーマンスでマスコミ関係者たちの笑いを誘っていた。そして、「着るのに時間が掛かるんですけど、体も心も身が引き締まるというか、集中できます」と「SPEEDO」水着の効果について語ると、なんとマヌーフも「明日はオレも同じ水着を着る!」と宣言! これに慌てた桜庭は「同じ条件だとボク負けちゃうのでやめてください!(笑)」と懇願する一幕もあった。

また、セミでホナウド・ジャカレイと対戦するジェイソン“メイヘム”ミラーは、エリートXCで活躍するキンボ・スライスのTシャツを着て登場。ジャカレイと対峙すると不気味な笑みを浮かべ、「明日はオレとジャカレイが史上最高の試合をする!」と意気込んだ。対するジャカレイは、メイヘムのパフォーマンスにまったく動じず、鋭い視線でメイヘムを凝視。「メイヘムというのはふざけたヤツです。ただ、彼の言ったことは本当です。明日は物凄い試合を見せます」とメイヘムの発言に呼応する姿勢を見せていた。

そして、第1試合で行われるライト級グランプリ2回戦で激突する青木真也と永田克彦は静かな対峙。記念撮影時、青木は永田の表情を見つめ目を合わせようとするが、永田はその視線をそらしクールな対応。永田が「やるかやられるか、一本を取られるかもしれないスリルを味わいながらKOを狙っていきたい」と闘志を燃やすと、青木は「思いっきり僕の夢に向かって闘いたいと思います」と満面の笑みで意気込みを語っていた。

会見に同席した笹原圭一イベント・プロデューサーは、「DREAMも4回目を迎え、1回目2回目で言われた『最初だから』という部分はもうない。『DREAM.4』、そして大阪で開催する『DREAM.5』とDREAMの真価が問われる中、熱のあるイベントを作っていきたい」とコメント。そして、会見前に行われた計量を全選手が無事パスしたことを報告すると、「ミドル級グランプリ2回戦は過酷な闘いとなるでしょう。そして、ライト級グランプリ2回戦の青木vs永田も激しい試合になると思います。選手の皆さんにはファンが何を望んでいるかを理解していただいた中で、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれればと思います」と全選手の奮闘に期待を寄せていた。

また、笹原EPは、『DREAM.4』の休憩明けにライト級グランプリ決勝ラウンドの公開組み合わせ抽選会を行うことも発表。決勝ラウンド進出を決めた日本人3選手(※エディ・アルバレスには代役)が、抽選ボックスから1~4の数字の書かれたボール、もしくは封筒を引いて決めるシステムを採用する模様だ。公開抽選することになった経緯について、笹原EPは「アンケートの結果、どの試合も僅差の票数でした。勝ち上がった選手たちは誰とやっても構わないと思っているようなので、であれば、『えいやっ!』と決めようと。その方法が一番シンプルで分かりやすいと思います」と説明。ミドル級グランプリ決勝ラウンドの組み合わせについても、「ライト級でやってファンの皆さんの反応を見て、『これ、いいんじゃないの?』ってことになれば、ミドルでも同じ方法を採る可能性もあります」と語っていた。

以下、全選手コメント&計量結果。

◎第1試合/ライト級グランプリ二回戦
■永田克彦(69.8kg)
「明日はトーナメント2回戦ということなんですが、トーナメントというよりも明日の試合に懸ける気持ちがすごく強くて、あまり固くならずに、やるかやられるか、一本を取られるかもしれないスリルを味わいながらKOを狙っていきたいと思います」
■青木真也(69.7kg)
「総合格闘技が大好きで、仲間が大好きで、スタッフが大好きで、そして、DREAMが大好きです! 明日、思いっきり僕の夢に向かって闘いたいと思います。応援よろしくお願いします」

◎第2試合/ヘビー級ワンマッチ
■イ・テヒョン(126.7kg)
「明日はヘビー級の試合が一試合しかないので、ぜひ皆さんに素晴らしい試合を見せたいと思います」
■アリスター・オーフレイム(108.8kg)
「DREAMで試合ができることをとても嬉しく思っています。明日は非常に素晴らしい試合、エキサイティングな試合になることをお約束します」

◎第3試合/ヘビー級ワンマッチ
■ガジエフ・アワウディン(89.5kg)
「明日は素晴らしい試合、ベストバウトとなるような試合をお見せします」
■ハレック・グレイシー(96.0kg)
「ロシアの選手と試合をするのを楽しみにしていますし、大変面白い試合になると思います」

◎第4試合/フェザー級ワンマッチ(63kg契約)
■ダレン・ウエノヤマ(62.6kg)
「ここに来られて嬉しいです。自分の人生の中でも大きな意味を持つ試合ですので、とてもエキサイティングな試合をします」
■所英男(62.9kg)
「DREAMの舞台に上がることができて光栄です。明日は自分らしい、思い切りのいい試合を心掛けて闘いたいと思います」

◎第5試合/ミドル級トーナメント2回戦
■ユン・ドンシク(83.9kg)
「明日はいい試合を見せたいと思います。そして必ず勝つつもりです」
■ゲガール・ムサシ(83.8kg)
「一言だけ。いい試合をします」

◎第6試合/ミドル級トーナメント2回戦
■ゼルグ“弁慶”ガレシック(83.8kg)
「また私の友人である金泰泳選手と闘うことになりました。今回は非常に難しい試合になるだろうと思って覚悟してきました。自分にとっても私にとっても生やさしい試合にはならないでしょう。いい試合をしたいと思います」
■金泰泳(84.0kg)
「前回の試合はアクシデントで負けたと言われていますが、ボクの中では完敗だと思っています。弁慶選手は速くて素晴らしい選手ですが、ボクの人生の中に“やられっぱなし”というのはありません。明日は必ずやり返したいと思います。弁慶選手、よろしくお願いします」

◎第7試合/ミドル級トーナメント2回戦
■ジェイソン“メイヘム”ミラー(84.0kg)
「オレワトテモコーフン! いろいろな選手が何を言おうとも、明日はオレとジャカレイが史上最高の試合をするので、とにかく待っていてくれ!」
■ホナウド・ジャカレイ(83.9kg)
「メイヘムというのはふざけたヤツです。ただ、彼の言ったことは本当です。明日は物凄い試合を見せます。私は100%集中していますから、最高の試合を見せることができます。よろしくお願いします」

◎第8試合/ミドル級トーナメント2回戦
■メルヴィン・マヌーフ(84.0kg)
「桜庭は伝説的で偉大な選手だ。自分にとってもここにいるすべての選手にとっても、桜庭は伝説的な存在。でも、伝説は負けないということはない。明日は徹底的に厳しい、積極的で攻撃的な試合をする。DREAMと契約するときに、『とにかくお前はあらゆる選手を叩きのめせ』と言われたので、そのとおりにする。(桜庭選手が水着を着てきましたが?)明日はオレも同じ水着を着る!」
■桜庭和志(83.6kg)
「この恰好をしてくると明日は絶対にいけると言われて、この恰好で来たんですが、本物を目の前にすると何かいけなそうな気がします……。ちょっと怖いんですけど、誰か助けてください! ヘルプ・ミー! (水着を着てみて練習をしてみた感触はいかがですか?)着るのに時間が掛かるんですけど、体も心も身が引き締まるというか、集中できます。誰もがいいと言いますんで、その意見を参考にしました(笑)。(マヌーフの『オレも同じ水着を着る!』とのコメントに対し)同じ条件だとボク負けちゃうのでやめてください!(笑)」