ホーム>

ニュース


2010年3月15日

三日月蹴り対策も万全!!
弘中邦佳、菊野戦勝利に自信!!

3月15日(月)、都内・マスタージャパンにて、3・22『DREAM.13』(横浜アリーナ)で行われるDREAMライト級ワンマッチ、菊野克紀戦に臨む弘中邦佳が公開練習を行った。
動画で見る

多数の報道陣が詰めかける中、弘中はまず2分1Rのスパーリングを敢行。スタンド、グラウンドともに好調な動きを見せると、次に行ったのは、菊野得意の三日月蹴り、前蹴りに対処すべく行っているという蹴り技対策だ。弘中はスパーリングパートナーが次々と放つ蹴りをバキバキに割れた腹筋で受け止めつつ前進。そしてお次はなんと、スパーリングパートナーが振る重さおよそ5キロのコシティを腹で受け止めるという仰天特訓だ。「ズシィ!!」という鈍い音が響く中、10発以上を受け止めた弘中。公開練習を終えた弘中は、「オレには三日月蹴りは効かない!!」とばかりに自信の笑みを浮かべていた。

公開練習終了後に行われた囲み取材でも、弘中は菊野の蹴り技対策は十分であることをアピールした。「三日月蹴りですか? 効く人には効く、効かない人には効かない。距離が大事なので、5センチのズレで効く効かないが別れます。真っ直ぐ下がると効いてしまうので、うまくかわすか、前に出て潰す。そこで三日月蹴りに対する“恐怖”や“幻想”という意識があると(効く蹴りを)受けてしまうので、そこは意識せず、普通の相手とやろうとすれば受けないと思います」と平常心で闘うことが三日月蹴り攻略に繋がることを明かすと、昨年10月の『DREAM.12』で菊野に勝利したエディ・アルバレスを引き合いに出し「アルバレスも普通に前に出て闘ったから」と勝因を分析。それでもなお腹部を強化するトレーニングを積んだ意図については、「ズレて受けたとしてもダメージはありますから、当たり慣れておくことと、当たってすぐ前に出られるように」と説明した。

今回の一戦に際し、弘中は「菊野さんは評価されています。僕はもっと評価されて当然ですが、まだ評価されていないので、お客さんやマスコミの皆さんに『普通に弘中のほうが強いじゃん』と思ってもらえるよう、しっかり菊野さんを潰したいと思います。今回は落とせない試合です」という意気込み。「打撃で勝負して勝つ自信もあるし、組み付けば倒して、菊野さんは友人ですが、しっかりパウンドを落として、躊躇なくサブミッションに行きたいと思います」と完全勝利を狙う姿勢だ。また、今回はCAGEFORCE王者(弘中)vsDEEP王者(菊野)という側面もある。当然、弘中もそれは意識しており、「CAGEFORCEは、ずっと欲しかったベルトを取らせていただいた団体。久保さん(CAGEFORCEを主催するGCMコミュニケーションの久保豊喜代表)から僕のマネージャーに連絡があって、『頼むね』と。まずはDEEPを潰して、次はDREAMのベルトを取りたいです」と、CAGEFORCE王者としてDEEP王者・菊野を叩き潰す所存だ。

また、弘中は、4・17ストライクフォースでギルバート・メレンデス保持のストライクフォース世界ライト級王座に挑戦する青木真也についても言及。「“金網”“アメリカ”というのは青木君にとって初めての経験だと思いますが、そういう環境の違いというのはあまり影響しないタイプだと思うので、普通に闘えば普通に青木君が勝つと思います」と青木勝利を予想すると、「青木君がDREAMとストライクフォースの2本のベルトを持てば、僕らDREAMライト級の選手は2本のベルトを持つタイトルホルダーと闘えることになりますしね」とニヤリ。そして、かつて05年11月にプロ修斗のリングで闘い敗れている青木との再戦に、「あのときと比べて、打撃は上回っているし、寝技でも次やれば勝てると思います。修斗で闘って以降、ずっと日本で闘っている青木君と違って、僕は海外で揉まれてきた経験があります。今青木君とやればいい試合になると思うし、多分勝てる」と色気を見せていた。

「菊野さんを倒せば、日本人で青木君、川尻選手、その次に位置する。今回勝って、トップ戦線に絡んでいきたいです」。昨年、ウェルター級からライト級に階級を変え無敗を誇る弘中にとって、今回の菊野戦はビッグチャンス。三日月蹴りを攻略し、DREAMライト級トップ戦線参入をアピールすることはできるか!? 決戦は一週間後だ!!

【『DREAM.13』対戦カード】
■DREAMフェザー級タイトルマッチ
ビビアーノ・フェルナンデス(王者/ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)vsヨアキム・ハンセン(挑戦者/ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)vsコール・エスコベド(アメリカ/Pacific Martial Arts)
■DREAMライト級ワンマッチ
菊野克紀(日本/ALLIANCE)vs弘中邦佳(日本/マスタージャパン)
■DREAMライト級ワンマッチ
KJ・ヌーン(アメリカ/シティ・ボクシング)vsアンドレ・ジダ(ブラジル/EVOLUCAO-THAI)
■DREAMウェルター級ワンマッチ
長南亮(日本/ Team M.A.D.)vsアンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
■DREAM無差別級ワンマッチ
ミノワマン(日本/フリー)vsジミー・アンブリッツ(アメリカ/トッド・メディーナ・フリースタイル柔術アカデミー)
■DREAMヘビー級ワンマッチ
ジョシュ・バーネット(アメリカ)vsX