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2010年3月14日

「総合の恐ろしさを教えてやる」
長南亮インタビュー

3・22『DREAM.13』(横浜アリーナ)にて行われるDREAMウェルター級ワンマッチ、アンドリュース・ナカハラ戦に臨む長南亮にインタビュー。DREAM参戦発表記者会見から4週間。ナカハラ戦が決定した心境を聞いてみた。【取材日:2010年2月25日】

■「試練を味わうにはちょうどいい頃なんじゃないかな」

──3・22『DREAM.13』(横浜アリーナ)での対戦相手が決定しました。
長南 まあ、前回会見をやったとき(※1月28日)にはほぼ相手は決まってたんで、それからずっと追い込んできているので、また明日から試合に向けて引き続き頑張っていくって感じです。
──対戦相手はアンドリュース・ナカハラ選手です。
長南 ここ2試合、いい勝ち方をしてきてるみたいなんで、勢いに乗ってるとは思うんですけど、まだ3戦で、次は4戦目で分からないところが多いんですよね。そこを自分が試したいというのもあるし、逆に勢いに乗ってるところで、自分が総合の恐ろしさを教えてやるっていう気持ちもありますし、そういう感じです。
──ナカハラ選手でオファーを受けたときは、どう思われましたか?
長南 まあ、いいオファーだなと。前回のインタビューでも言いましたけど、温かい言葉を受けている反面、そういう強い相手を当ててくれるってことは、やっぱり自分のことを分かってらっしゃるというか、雑魚を倒して喜ぶような人間じゃないってことは、今までのPRIDEの流れからも分かってくれているんだなと。ほんと望むところですよね。彼って若いですよね。今、何歳なんですか?
──26歳ですね(※3月12日で27歳)。
長南 まあ、試練を味わうにはちょうどいい頃なんじゃないかなと思いますね。厳しい展開になっても、どういう展開になっても、「勝つのは俺だ」っていう気持ちで挑みたいと思います。
──先ほど、「次は4戦目で分からないところが多い」とおっしゃっていましたが、関係者からは「非常に高いポテンシャルを持っている」という意見をよく聞きます。
長南 そうですね。でも、今は「どんどん強くなっている」って評判が高いみたいですけど、「じゃあ、ここはどうなんだ?」っていうのは分からないじゃないですか。ひょっとしたら強いのかもしれないし、ひょっとしたらそこはあんまりできないっていう部分もあるかもしれない。まあ、いろいろ試したいなと。自分が彼のここ3戦を見た感じでは、みんな打撃を嫌がって寝技に持って行こうとするような闘い方なんですよね。自分は彼の得意な打撃でもいいし、やり合える自信もある。さらに総合に至っては、自分のほうが二周りも三周りも全然上だと思ってるんで、全局面で勝負するつもりですから、もちろん打撃でも闘おうと思っています。
──ナカハラ選手の打撃についてはどんな印象ですか?
長南 蹴りは速い。ただ、総合においてはその打撃を食らって倒れた人間はまだいないんですよね。みんなその前にビビっちゃってる。そこはどんどん中に、打撃の中に入っていこうかなと思ってます。
──ナカハラ選手は極真の世界ウェイト制王者にもなっています。
長南 自分も高校時代は(極真を)やってましたけど、県大会3位ぐらいだったんです(笑)。世界王者ともなればすごい差もあるし、過去の自分からすれば神のような存在だったかもしれないですけど、でも、こっちのフィールドになったら話は違いますから。総合で自分が黒帯だったら、あっちは黄帯ぐらいじゃないんですか。経験とか、そういう部分で勝負したいですよね。

■「日本のほうがストライキングコーチは優秀」

──これから試合までどういったところに重点を置いて練習していく予定ですか?
長南 今までUFCに挑戦するときとかは全部をまんべんなくやるような練習スタイルでやってきたんですけど、今回はちょっと偏ったタイプの相手で、相手のやることっていうのがだいたい分かるんで、そういう部分はちょっと楽かなと。作戦も練りやすいし、プランも組みやすい。かといって、そういう作戦部分は楽かもしれないけど、やってる練習はすごくきついのをどんどんやってます。攻撃力を上げながらやっていこうかなと思ってますね。UFCとかアメリカの試合は競り合いっていう感じですけど、日本はちょっと違うんですよ。日本のイベントは、インパクトが大事だと思うので、もうちょっと破壊力を上げようかなと。若干前に戻したようなスタイル、プラス、今まで経験したところは腐らせないようにしてという感じで。スタイル的には、ケージではなくリングっていうのもありますし、過去PRIDEに出てた頃のような感じに若干戻そうかなと。経験という部分では、アメリカでやってきたことをまだ日本では見せてないので、そういうところも交えていきたいと思ってます。
──前回インタビューさせていただいたときは、アメリカにも練習に行こうかというお話をされていましたが?
長南 今回は、相手がレスリング強いわけでもないし、そういう部分はあまり気にしなくてもいいかなと。若干打ち合う気でいるんで、そう考えたときに、日本だけでやることにしました。なんでもかんでもアメリカが一番いいっていうわけではないですからね。打撃は日本のほうがいいですから。やっぱりキックボクシングとか空手の歴史が日本にはあるので、日本のほうがストライキングコーチは優秀なんですよね。これも今後、対戦相手に照らし合わせながら、いろいろ考えてやります。
──打撃はどちらで練習されているんですか?
長南 今まで同様、RIKIXです。そこではキックのルールでガンガンやってます。昨日も新日本キックのチャンピオンの松本(哉朗)さんとスパーをやってきましたし、だから、打ち合いは怖くもなんともないという感じです。
──どういった長南選手が見られるのかすごい楽しみです。
長南 あとは空気に飲まれないように。日本のアリーナとかで試合をするのは久しぶりですからね。まあ、そこらへんもMGM(グランド)で試合してるんで、全然大丈夫だと思います。
──最後に、DREAMデビュー戦に向けて意気込みをお願いします。
長南 さっきも言ったとおり、アンドリュース選手には今回、総合の厳しさを叩き込んでやろうかなと思ってます。応援よろしくお願いいたします。

【『DREAM.13』対戦カード】
■DREAMフェザー級タイトルマッチ
ビビアーノ・フェルナンデス(王者/ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)vsヨアキム・ハンセン(挑戦者/ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)vsコール・エスコベド(アメリカ/Pacific Martial Arts)
■DREAMライト級ワンマッチ
菊野克紀(日本/ALLIANCE)vs弘中邦佳(日本/マスタージャパン)
■DREAMライト級ワンマッチ
KJ・ヌーン(アメリカ/シティ・ボクシング)vsアンドレ・ジダ(ブラジル/EVOLUCAO-THAI)
■DREAMウェルター級ワンマッチ
長南亮(日本/ Team M.A.D.)vsアンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
■DREAM無差別級ワンマッチ
ミノワマン(日本/フリー)vsジミー・アンブリッツ(アメリカ/トッド・メディーナ・フリースタイル柔術アカデミー)
■DREAMヘビー級ワンマッチ
ジョシュ・バーネット(アメリカ)vsX