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2008年5月1日

「ボクの柔術にはまだまだたくさんの引き出しがある」
ホナウド・ジャカレイインタビュー

『OLYMPIA DREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦』で行われたミドル級トーナメント1回戦でイアン・マーフィーを破り、6月15日(日)に開催の『OLYMPIA DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd ROUND』(横浜アリーナ)での同トーナメント2回戦進出を決めたホナウド・ジャカレイにインタビュー。2nd ROUNDに向けての抱負を語ってもらった。【取材日:2008年4月30日】

■「怖くて不安で緊張しっぱなしだった」

――『DREAM.2』でのイアン・マーフィー戦は見事な一本勝ちでした! 試合を振り返っていかがですか?
ジャカレイ 今回は“とにかく勝つ”という強い思いを持って来日したんだ。その結果、負けることなく、自分のすべてを出して勝つことができた。自分としては満足できる内容だったし、会場に来ていたファンのみんなもそう実感してくれたことを信じているよ。試合内容に関しては、もうちょっと長引くかと思ったんだ。最初はスタンドで勝負しようと思ったんだけど、飛びヒザ蹴りからグラウンドに移行したので、あとはその勢いで自分のリズムで闘おうと思ったんだ。
――ご自身の中で“もう少し早く仕留められた”という思いはありますか?
ジャカレイ いやいや、簡単な試合になるとは思わなかったよ。DREAMに出ている選手は素晴らしい選手ばかりだからね。確かに最初のチャンスで勝負を決めようと思ったけど、相手も相当な意気込みで試合に臨んでいた。1回目のチャンスは逃したけど、2回目のチャンスは冷静に判断して試合を終わらせることができたんだ。
――初のDREAM出場となったわけですけど、緊張はしませんでしたか?
ジャカレイ 正直、試合が始まってから終わるまで、怖くて不安で緊張しっぱなしだった。ただ、その怖いという気持ちは、自分の中では大事なものだと認識しているんだ。その恐怖感というのがアドレナリンを大量に放出してくれるからね。
――2回戦は誰と闘いたいですか?
ジャカレイ ボクはDREAMの一員として参加しているわけだから、主催者が決めてくれた相手と闘うだけだよ。2回戦に進む選手は全員、素晴らしいファイターだと思うし、恐怖を覚える。ただ、1回、自分のペースに引き込めば、誰にでも勝つ自信はある。
――2回戦に向けての準備はいつから?
ジャカレイ もうすでに始めているよ、精神的な部分のね。
――ジャカレイ選手は現役最高の柔術家として評価されています。今回はご自分の柔術を見せられることはできましたか?
ジャカレイ 見せられたと思う。ただ、ボクの柔術にはまだまだたくさんの引き出しがあるよ。今後、それを披露していきたいと思う。
――ジャカレイ選手ご自身のベストファイトを教えてください。
ジャカレイ 2004年のフェルナンド・マルガリータ戦、ホジャー・グレイシー戦、2005年のマルセロ・ガルシア戦。すべて柔術、グラップリングでの試合だったんだけど、この3試合が今までのベストファイトだよ。

■「今回DREAMに出る前、8つのMMAイベントからオファーがあった」

――ジャカレイ選手がDREAMを主戦場に選んだ理由というのは?
ジャカレイ 今回DREAMに出る前、8つのMMAイベントからオファーがあったんだ。その中でなぜDREAMを選んだかというと、まず1つはDREAMが日本でのイベントだということ。もう1つは、DREAMというイベント名が気に入ったからなんだ。自分の夢を叶える舞台の名がDREAM。素晴らしいことだよね。
――なぜ日本のイベントにこだわりをお持ちなのでしょうか?
ジャカレイ MMAイベントを開催する上で、日本は世界でナンバーワンの土壌だと思うんだ。しかし、今のMMAはどこかの国が独占しているような気がする。少しでも日本のMMAの盛り上がりに協力できればと思ってDREAMに参加したんだ。
――日本人選手で闘ってみたい選手はいますか?
ジャカレイ 自分の一番好きな選手は、桜庭選手。素晴らしい偉大なファイターだから、ぜひとも闘ってみたいね。
――今後の目標は?
ジャカレイ もちろん、DREAMミドル級トーナメントに優勝することだよ。そのためにベストを尽くして頑張りたいと思う。
――最後に意気込みをお願いします。
ジャカレイ まず練習から全力を尽くして、一日も欠かさず練習する。そして、試合当日に練習したことを実践すれば、必ずいい結果がついてくると思う。日本のみんなの応援に感謝しています。ベストを尽くします!