ホーム>

ニュース


2008年4月28日

4・29『DREAM.2』さいたまSA大会直前!!
出場ファイターに意気込みを聞く! PART.5

いよいよ2日後に迫った4・29『OLYMPIA DREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)に出場するファイター(田村潔司は欠席)に、現在の心境、試合への豊富、対戦相手の印象などを聞いた。【取材日:2008年4月27日】

■デニス・カーン「アキヤマにリベンジをして優勝をすることが理想だ」

「試合は去年の10月以来(秋山成勲戦)となる。今の気持ちは、この長い間ずっと試合がしたかったのでワクワクしている。DREAMに参加することができて嬉しく思っている。自分のファイティングスタイルは変わってないが、すべてにおいて良くなっている。経験がつまれてきているし、柔術、レスリング、キック、ボクシングを学ぶ時間が長くなった。そしてメンタル面も強くなった。相手のムサシはいい選手で、相手としてもいい選手だ。お互い攻撃的でいい試合になると思う。PRIDEで闘っていた頃のことは自分の人生でいい思い出。だが、それも過去のことで、今はDREAMで新しい闘いをやっていくことに意義を感じている。自分にとって生易しい試合は期待していない。だから今回の試合も特別なものではない。自分が勝つ。このトーナメントには非常に優れた選手、新しい選手がいる。ユン、ガレシックがいい選手なのはご存知の通りだ。それとアキヤマが参加するかどうかわからないが、参加してもらってぜひ再戦したいと思っている。日本人ファイターのタムラ、フナキはレジェンドだ。ふたりのパンクラス、リングスでの試合は観ていた。そんな選手と闘う機会があるかもしれないというのは楽しみだ。自分達が今ここにいるのはそういった選手が前の時代を築いてきたおかげだと思っているから。このトーナメントはPRIDEと同じ形式だ。自分には向いていると思う。アキヤマにリベンジをして優勝をすることが理想だ。もし、アキヤマが2回戦から出てきても俺は問題だと思わない。ただ、他の選手は不公平だと思うだろうね。とにかく今回はアグレッシブな試合をして、そして勝ちたい」

■アンドリュース・ナカハラ「ブラジリアンキックはMMAでも有効だと思います」

「(MMA初挑戦となりますが、一番重点を置いて練習した部分は?)本格的なMMAの練習は半年前から始めました。ですが、それよりも前にキックボクシングの練習はしてきましたし、柔術のコーチを付けて練習もしてきました。私の師匠である(フランシスコ・)フィリォ先輩とも練習をしてきましたので、万全の練習をしてきたと感じています。(今まで極真の選手が対外試合に挑むときはK-1やキックの試合が多かったんですけど、ナカハラ選手はなぜMMAに?)私の体重は84キロ。K-1で闘うには少し私の体重は軽いですからね。それに、MMAは昔から見ていて大好きだったんですよ。DREAMが私の活躍する場所になるのではないかと思っています。まずはリングに上がってファンを魅了したいです。試合は打撃で勝負を付けたいですが、結果はその次と考えています。もちろん勝つ自信はありますよ。とにかく練習してきたことを出そうと思っています。(今回の桜庭戦が決まってどう思いましたか?)まず、このようなビッグチャンスをもらえたことが嬉しかったです。そして相手が桜庭選手ということで、大きなモチベーション、練習の励みになったことは間違いありません。(KO勝利もある?)もちろんサプライズが起こることもあるでしょう。何事も不可能ではありませんからね。(極真で学んだ精神。これはMMAの試合のどこで活かされると思いますか?)セルフコントロールというか、すべての緊張をほぐす意味で、極真の精神は役に立つと思います。もちろん、極真でMMAに挑戦する一番最初の選手だという自覚はありますし、MMAで大きな成果を残したいと思います。しかしそれに緊張することなく、相手に集中したいと思います。(極真ブラジル支部の磯部師範からはどんなアドバイスを?)磯部師範はいつも電話を掛けてくれます。『極真の代表として最高のガッツを見せてくれ!』と言われています。(ブラジリアンキックはMMAでも通用すると思いますか?)有効だと思います。試合の流れでタイミングが合えば非常に有効な技だと考えます。(桜庭に一言お願いします!)まずは闘うチャンスをいただいたことを、桜庭選手に感謝したいと思います。幸運を祈っています。お互い頑張りましょう。(ファンへ一言お願いします!)桜庭選手は有名ですが、その声援を少し私にも分けてください(笑)」

※フランシスコ・フィリォのコメント「アンドリュースの長所は、精神面が充実していること。技も高度だし、特に蹴り技は特筆すべき点だと思います。MMAの試合でも勝負を決める一つのポイントとなるでしょう。今回のチャンスは、松井(章圭:極真会館)館長がチャンスくれたこと。MMAという場で、極真の神髄をいかに見るかが重要。これは極真の新たな挑戦なんです。日本、ブラジル、いや、世界中の極真の選手が注目していることです。(ナカハラ選手の初陣は桜庭選手ですが?)まずは対戦を受けてくれた桜庭選手に感謝します。今回の一戦は、極真にとってこれ以上ない絶好の機会だと思います。その絶好の機会を成功に導く存在がアンドリュースなのです。どうやって極真の哲学をMMAの世界で見せられるか? 改めて言いますが、これは極真にとって大きな挑戦なのです。試合の勝敗に関しては神のみぞ知ることです。どのような結果になっても受け入れる。それが格闘家の生き方なのです」

■桜庭和志「どうせなら意識をなくす技でKOしてほしいです(笑)」

「またかさぶたをやっちゃって……、その不安が……(笑)。相手の情報は空手の試合しかないですね。もう、いつもの感じで、リングの上に立ってから考えるしかないですね。どうやって寝かそうかなぁとか。まあ、試合が始まってから考えます。(やはり勝負はグラウンドで?)総合格闘技なので、そのときに思いついたことを試したいと思います。空中戦とか……(笑)。まあ、プロレス、極真関係なく、僕とナカハラ選手でいい試合ができるように頑張ります。(実際に見てみたナカハラ選手の印象は?)突きが痛そうですよね。空手家対策は特にしていないですけど、向こうのペースに引き込まれたらやられちゃうと思うので、こっちのペースに引き込む用にしたいですね。あのぉ……、KOするにしても、頼むからローキックでのKOは勘弁してほしいですね(笑)。どうせなら意識をなくす技でKOしてほしいです(笑)。(DREAMでどんな夢を叶えたいと?)夢っていうのは、自分の中では寝てるときの夢しかないんですよね。これから選手とスタッフみんなでいい物を作っていこうと、一人一人そういう自覚を持ってやらなければいけないと思います。(久々のさいたまスーパーアリーナでの試合についてはどう思いますか?)あの空間は特別ですね。試合が楽しみです。横浜アリーナだったり大阪ドームだったり東京ドームだったり、それぞれ盛り上がりは違いますけど、さいたまはいい感じなんですよね。作りがやっぱり(声援が)こもる作りというか、お客さんの盛り上がりを直接感じられる。お客さんの熱がドッと来ますからね。(今回はトーナメントですが?)えっ!? ……トーナメントに出られる選手、みんな頑張ってください(笑)。(ナカハラ選手に一言お願いします!)トドヴェン!(ファンへ一言お願いします!)また一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします」