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2010年10月1日

「最高のケンカができると思います」(菊野)
10・24『DEEP50』DEEPライト級王座戦、菊野克紀vs帯谷信弘決定!!

10月1日(金)、都内・DEEPオフィシャルジムIMPACTにて、10・24『DEEP50 IMPACT』(JCBホール)に関する記者会見が行われ、DEEPライト級タイトルマッチ、菊野克紀vs帯谷信弘の一戦が発表された。

DEEPナンバーシリーズ50回目の記念興行、10・24『DEEP50 IMPACT』(JCBホール)にDREAMでも活躍する菊野克紀が出場。帯谷信弘を挑戦者に迎え、DEEPライト級王座初防衛戦を行うこととなった。

佐伯繁DEEP代表が、「格闘技ファンに自信を持ってオススメするカード。この2人が闘うことで100%ハズレはない。必ずや衝撃的な試合になります。ご期待ください」と胸を張るこのカード。その一戦に臨む両者は、

「プロとしてデビューしたのもDEEPで、チャンピオンにさせてもらったのもDEEP。DEEPに育ててもらった選手という自負があります。そのDEEPの記念大会に、帯谷選手という熱い試合をする魅力的な選手と闘えることが嬉しいですし、心から勝ちたいと思っています。防衛戦ということですが守りに入ることなく、潰すつもりで全力で闘います。帯谷選手は僕がデビューした頃からトップで活躍されていた選手。ピンチになっても諦めずに最後は勝つ、物凄い破壊力を持った怖い選手。非常に殴り合い甲斐がありますし、壊し甲斐があります。回ってとか下がってとかじゃなく、真っ向からぶつかりたい気持ちです」(菊野)

「DEEP10年目の記念大会ということですが、僕も19歳から総合格闘技を始めて、今年で10年目。このタイミングで菊野選手という素晴らしい選手とタイトルマッチができることが嬉しいです。菊野選手は空手、柔道、武道をベースにした選手で、人格も武道家っぽく、人としても優れていると感じます。選手としては空手ベースで蹴りが得意な選手。体も頑丈そうなので、ぶっ壊し甲斐があるので楽しみです。ベルトですか? 欲しいです。ただ、一回獲っているので、ベルトに対してはそこまで固執することはないです。今回はお祭りの中のお祭り。いつも以上に相手をぶっ壊して、ファンを喜ばせたい」(帯谷)

と熱すぎるコメント。互いに相手のことを挑発したりけなすこともなく、むしろ尊敬の念さえ感じるのだが、両者の闘志で会見場はピリピリとした異様な緊張感に。この雰囲気を察知した佐伯代表が「相手がいる前でこれ以上は喋りにくいでしょうから」と一度会見を締め、両者を囲み取材に誘導。改めて、両者がこの一戦に向けての思いを語った。

撮影時に帯谷と向かい合い「ちょっと空気が違いましたよね。オスとしての戦闘意欲を駆り立てられるというか、理屈抜きでオスとしてどっちが強いのか比べたいと思いました」と感じた菊野は、「相性ですか? モロにいいんじゃないですかね。パワーやスピードが劣っているとは思わないんですけど、あの『絶対に諦めない』という精神力は非常にやっかい。ちょっとでも油断したら噛み付かれる。この一戦に関しては作戦とかは考えたくないですね。最高のケンカができると思います」と闘争本能を大いに刺激されたことを告白。

先月に長崎で「合気道、ヨガ、剣術もされている先生に呼吸や精神の置き方などを教わりました。武道や武術というのは殺し合いの中から生まれたものですから、0.1秒反応が遅れただけでやられてしまう。そういった中で生まれた呼吸の仕方、精神の置き方を感じさせてもらって、武道、武術でMMAの試合に勝つ手応えを感じました」とさらなる成長を遂げたことを明かすと、今回の一戦に勝利し「大晦日ですか? もちろん出たいです。前回のカルバン戦(『DREAM.15』)に負けて一歩下がってしまいましたから、ここは勝たないと話になりませんからね。全国ネット放送も魅力です。そのためにも勝ち方も問われると思いますが、帯谷選手とやれば面白い試合になると思います」と大晦日『Dynamite!!』参戦をアピールする狙いだ。

一方の帯谷は現在、所属する木口道場、国士舘大学でレスリング、キックとボクシングそれぞれのジムで練習を重ね、さらに1年ほど前から武心塾にて「(菊野と)いつかやることになると思っていたので」と空手に対する“慣れ”を掴んでいるという。「前蹴りとか蹴りへの慣れが必要だと思ったんです。空手は蹴りも速いし、総合格闘技に向いていると思うんですけど、それを感じようと。前蹴りの捌き方とか、そういうのをやっちゃうから、みんな負けちゃったと思うんです。オフェンスのほうが大事だという意識ですね」と空手の技に対する対策ではなくあくまで“慣れ”であることを強調すると、菊野の得意技、三日月蹴りについては「僕みたいなタイプは蹴りやすいと思いますし、正直、もらうと思うんですよ。でも、腹だから耐えればいい。苦しかったら、ボクシングじゃないんだから寝ちゃえばいいんですよ。寝ないからみんな負けたんだと思います」と指摘。

そして、「菊野選手はすごく強くて、尊敬しています。人柄も真っ直ぐで、卑怯な反則もしないので、気持ちの試合ができると思います。少しでも気持ちが引いたら押されて、またそれを戻してという。厳しい試合になると思いますが、そういうのは大好物ですから。だから、逆に言うと簡単には終わらせたくない。菊野選手は優等生で、僕は劣等生。負けないのは“根性”くらい。ただ、それだけで勝っちゃいますから。最近の選手は大人しいか技術に走るかのどっちか。僕はドン・フライvs高山(善廣)が好きですから。ドヤンチャで行きますよ。無茶を押し切ります。それがないと盛り上がらないし、草食男子が増えたと言われる中、総合を始めようなんて思わないでしょう? 僕と菊野選手がリング上で向かい合えば言葉は要りませんよ」と熱すぎる思いを発していた。

それぞれ囲み取材を終える際、「今日、会っただけで気合いが入りました」(菊野)、「楽しみにしていてください。すんごいのやりますから」(帯谷)と、報道陣に向かってこの一戦が楽しみでしょうがないという笑みを浮かべた両者。危険な香り漂うDEEPライト級タイトルマッチ。これは絶対に見逃せない!!

なお、この日の会見で佐伯代表は、同大会がPPV生放送されることを発表。チケットの伸びも好調で、「今日発表して、来週また2カード発表したら、時間の問題だと思います」と売り切れも間近であることを明かしていた。

『DEEP50 IMPACT 〜10年目の奇跡〜』
◎日時:2010年10月24日(日) 14時開場 15時開始
◎会場:東京・JCBホール
◎チケット料金:VIP(1列・記念グッズ付き)=25,000円(★売り切れ)、SRS席(2列、3列・記念グッズ付き)=15,000円、アリーナA席=10,000円、アリーナB席=8,000円、パノラマ席(第1バルコニー)=10,000円、S席(第2バルコニー)=8,000円、A席(第3バルコニー)=6,000円(★売り切れ) ※当日券は500円UP
※当日は別途ドリンク代(500円)がかかります。
◎問い合わせ・チケット販売所:DEEP事務局(電話052-339-0303)
【追加対戦カード】
■DEEPライト級タイトルマッチ
菊野克紀(ALLIANCE)vs帯谷信弘(木口道場)
【決定済み対戦カード】
■DEEPウェルター級タイトルマッチ
白井祐矢(TeamM.A.D)vs岩瀬茂俊(T-BLOOD)
■青木真也(パラエストラ東京)vsヨックタイ・シスオー(ヨックタイジム)
■今成正和(Team-ROKEN)vsDJ.taiki(フリー)
■長南亮(TeamM.A.D)vsチャ・ジョンファン(CMA KOREA/冠岳BJJ)
■大塚隆史(AACC)vs前田吉朗(パンクラス稲垣組)
■昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)vs長倉立尚(吉田道場)
■野地竜太(TEAM GARO)vs長尾浩志「ジャイアント・バボ」(infection.G.C)
■門馬秀貴(Brightness MONMA DOJO)vs山本宜久(フリー)
■中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)vs和田竜光(吉田道場)
■寺田功(ALLIANCE)vs中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)
【出場予定選手】
菊田早苗(GRABAKA)、菊野克紀(ALLIANCE)、その他