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2009年12月26日

「30代からは自己管理をしっかりしないと落ちていく。マッハはそのタイプ」
仰天入場パフォーマンスも示唆!? 郷野聡寛が公開練習!!

12月26日(土)、都内・GRABAKAジムにて、12・31『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』(さいたまスーパーアリーナ)で行われるDREAMvsSRC対抗戦、桜井“マッハ”速人戦に臨む郷野聡寛が公開練習を行った。

公開練習開始定刻前よりサウナスーツを着込み、グラウンドの動きを中心に黙々とトレーニングを行っていた郷野。定刻となると何度もタックルの打ち込みを繰り返し、たっぷりと汗をかいていた。大会まで5日。計量4日前となるだけに、「単調で申し訳ないけど、せっかく動くなら効率的にと思って」と減量も兼ねて公開練習を行ったことを説明すると、「あと4キロなんで、(減量に)苦しむこともないでしょう」と順調に調整が行えていることに笑顔。黙々とこなすトレーニング中にもカメラに向かってピースサインを送るなど、心身ともに良好な様子をうかがわせた。

22日には異様な緊張感漂う記者会見も行われ、大晦日に向け互いの看板を懸けた対抗戦ムードが漂う中、この一戦のみ、郷野が「マッハとは10年の付き合い」と語るように、対抗戦とはまた違った空気を漂わせている。しかし、“SENGOKU”とネームの入ったタオルで汗を拭った郷野は、「『一人だけ対抗戦の意識がない』なんて言われていますよね(笑)。でも、マッハと遊ぶようになったのは97〜98年頃かな。同じ年にデビューしてアイツは修斗のスターだったけど、そんなアイツに対して、オレにも感情がないわけではなかった。“ねたみ”“ひがみ”“嫉妬”ですよ。遊ぶようになっても、そのような感情は持ってましたね。みんな対抗戦に燃えているけど、そんな対抗戦意識よりも、オレには長い期間の蓄積がある。オレのほうが意識は強いですよ」と今回の一戦に向けてのモチベーションの高さを語ると、さらに「アイツは生まれ持ったモノを磨いていった。オレはコツコツやっていくしかなかった。でも、野球でもそうらしいんですけど、才能でやれるのは20代までらしいんですね。30代からは自己管理とかをしっかりやっていかないと落ちていく。マッハはきっとそのタイプだと思うんですよ。オレには“ひがみ”が原動力となって積み重ねてきたモノがある。できるだけ酒も呑まず、暴飲暴食も避け、日頃から節制をしてきた。その頃、『マッハは絶対に遊んでいるはずだ!』と思ってね。アイツとまじわって、オレが上に行っててもおかしくないし、それを実証するためにも勝ちたい。他の対抗戦よりも重いですよ」と続け、30代半ばとなった両者には差があると強調。そして、「PRIDEのために体重を増やしはじめた頃からおかしくなった」とマッハは下降線を辿っていると指摘すると、「オレは維持してきた。今回の試合で、さらに伸びていると信じたい」と決意に満ちた表情を浮かべていた。

また、郷野と言えば派手な入場パフォーマンスにも注目が集まるが、「考えている最中なんですよね。会場には何人入るんでしたっけ? 45,000人!? オレのは忘年会の宴会芸ですからね(笑)。まあ、他力本願でやってみます。無理なようであれば、静かに入っていきます……」と自信なさげな様子。しかし、囲み取材前にSRC広報から「いろいろご本人、考えているようですので、入場に関する深い質問はご遠慮ください」とアナウンスがあったように、何やら度肝を抜くパフォーマンスを準備中のようで、郷野は「プランどおりにいけば、『紅白』級だと思いますよ」と語っていた。

囲み取材では、22日の会見で同じGRABAKA所属の横田一則のコメントに対し、青木真也が「もう黙れよ!」と一喝したことについても質問が飛んだ。これに対し郷野は「会見の内容を見てないんですけど、横田の喋りは長かったんですか? あっ、長かった。ならばそれ、青木の正解ですよ。どっちが正しいかって言われたら、青木に一票入れます(笑)」と同門をかばうことなくキッパリ。「横田は話しは長いし、しかもつまんないんですよ。『寒いのは頭だけにしとけ』って感じですよね。お前もそうだろって感じですが(笑)」と語ると、報道陣は大爆笑だった。

会見の最後に「立っても寝ても『こりゃ、郷野のほうが強いな』と思われるような試合にしたいです。判定でも、しっかりコントロールした内容で勝ちたい。ラッキーパンチで勝っても嬉しくないですからね。負けたら人生で一番、二番のツライ時期が来る。勝負ですね。集大成です」と語った郷野。「マッハが勝てなかったクラウスレイ(・グレイシー)に勝ったとき」にマッハと並んだと確信したという郷野は、2009年大晦日に“マッハ越え”を達成することができるか!?

【『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~』対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
山本“KID”徳郁(日本/KRAZY BEE)vs金原正徳(日本/パラエストラ八王子/チームZST)
■DREAMvsSRC対抗戦
所英男(日本/チームZST)vsマルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
■DREAMvsSRC対抗戦
高谷裕之(日本/高谷軍団)vs小見川道大(日本/吉田道場)
■DREAMvsSRC対抗戦
川尻達也(日本/T-BLOOD)vs横田一則(日本/GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
青木真也(日本/パラエストラ東京)vs廣田瑞人(日本/フリー)
■DREAMvsSRC対抗戦
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vs郷野聡寛(日本/GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショー・タイム)vs三崎和雄(日本/フリー)
■DREAMvsSRC対抗戦
柴田勝頼(日本/LAUGHTER7)vs泉浩(日本/プレシオス)
■DREAMvsSRC対抗戦
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)vs藤田和之(日本/藤田事務所)
■スーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜 決勝戦
ミノワマン(日本/フリー)vsソクジュ(カメルーン/チーム・クエスト)
■雷電杯
吉田秀彦(日本/吉田道場)vs石井慧(日本/アイダッシュ)
■魔裟斗引退試合/K-1ルール(3分5R延長1R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)vsアンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
■K-1ヘビー級ワンマッチ
西島洋介(日本/AK)vsレイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォー ファイト アカデミー)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール/3年)vs野杁正明(至学館高等学校/1年)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
嶋田翔太(私立西武台高校/3年)vs石田勝希(初芝立命館高等学校/2年)
■K-1甲子園決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA×野杁正明の勝者vs嶋田翔太×石田勝希の勝者
■K-1甲子園リザーブファイト/K-1甲子園ルール
藤鬥嘩裟(勇志国際高校/2年)vs日下部竜也(愛知県立豊田高校/2年)