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2009年7月21日

次回『DREAM.11』でハンセンvs青木のライト級王座戦実現濃厚!
ウェルター級王者ザロムスキーの初防衛戦は来年か!? 『DREAM.10』一夜明け会見

『HEIWA DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009決勝戦』から一夜明けた7月20日(火)、都内ホテルにて一夜明け記者会見が行なわれた。
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この日の会見に出席したのは、DREAMウェルター級GP決勝ラウンドを制し見事初代DREAMウェルター級王者となったマリウス・ザロムスキー、そしてそれぞれワンマッチに勝利した青木真也と菊野克紀の3選手。激闘から一夜明けた心境を語るとともに、今後の抱負を語った。

昨日、桜井“マッハ”速人、ジェイソン・ハイを破りDREAMウェルター級王者となったザロムスキーは、決勝戦のハイ戦を振り返り、「試合前はリラックスしていて、勝ったらその喜びを叫ぼうと思っていました。でも、倒れたハイ選手がなかなか立ち上がることができず心配になってしまい、叫ぶことはできませんでした。大事に至らなくてよかったです」とコメント。そして、「昨日のことが現実でないような気がします」と、DREAM王者となった実感がまだないことを告白した。昨夜はコーチらとともに食事をし、早めに寝たというザロムスキー。今朝は7時に起き「日記に昨日の試合で良かった点、悪かった点を記しました」とのことで、「日記の内容ですか? 秘密です(笑)。引退したら発表しようかと思います。強くなるための一環となっていることは間違いありません」と笑顔を見せていた。今後待ち受ける防衛戦については、「何度も勝ち続けたいと思います」と意欲十分。会見に出席した笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーは、「ザロムスキー選手は文句なしの優勝でしたね。心からおめでとうと言いたいです。チャンピオンになってこれから防衛戦を重ねていくと思いますが、どんな局面でも倒しに行くという姿勢を崩さないでほしいと思います」とこれからもアグレッシブなスタイルを貫いていってほしい旨をザロムスキーに伝えると、初防衛戦の時期については「まだ決めていませんが、時期的に来年が妥当だと思います」と語った。


また、ビトー“シャオリン”ヒベイロとのライト級ワンマッチに勝利した青木は、「試合自体は硬い試合というか、ブーイングを浴びる試合になってしまったんですけど、それは競技者としてではなくて、プロの選手として素直に申し訳なかったなと思います。“大黒柱”と言うことを口に出すからには、もっとアグレッシブで、世界で一番強くて、世界で一番面白いファイターにならなければいけないなと再確認しました」とコメント。「でも、ここまで差を付けてしっかり勝つことできて、やっぱりオレ強いんだとも再確認できました。DREAM、日本の格闘技を思いっきり盛り上げていきたいなと思います」と、難敵シャオリンを判定フルマークで破ったことにより、さらに自信を深めたことを明かした。この日の青木は、昨日の試合で着用したキックパンツを履いて出席。「昨日、しょっぱい試合をしたくせにガストに食事に行ったんですけど、そこでカレーうどんをこぼされてしまったんです。ファミレスの中でパンツ一丁でした(笑)」と、その理由について笑顔で語っていた。笹原EPによると、青木の次戦は10・6『HEIWA DREAM.11 フェザー級グランプリ2009決勝戦』(横浜アリーナ)でのライト級タイトルマッチ、ヨアキム・ハンセン戦で「ほぼ間違いない」とのこと。正式決定次第、会見を行って発表される模様だ。

そして、DREAM初参戦ながらアンドレ・ジダを相手に見事なKO勝利を収めた菊野は、「夢だった舞台で、最高の結果が出せたことが嬉しいです」と現在の心境をコメント。昨夜放送されたTBSの大会中継で自身の試合をチェックしたようで、「ジダ選手のストレートをおでこで受けて凄い衝撃だったんですけど、(改めて試合映像を見て)危なかったなと思いました」と振り返ると、「ボクの型に対して、ジダ選手は入ってこられないようでした。ジダ選手があんなふうに距離を取るとは思っていなかったので、うまく圧力を掛けられたんだと思います。自分のやってきたことが通用する自信が持てたので、これからますます頑張って、ボクもタイトルに絡めるように頑張っていきたいと思います」とさらなるDREAMでの活躍を誓っていた。そんな菊野の当面の目標は、大晦日大会への出場。「大晦日出たいです! 格闘技を知らない人でも大晦日の格闘技と言えば分かってくれますからね。そのために必要なら10月も出ますし、10月に出るつもりで練習していきたいと思います」と、大晦日参戦を視野に入れつつ、『DREAM.11』への出場にも意欲を見せた。また、DREAMで闘ってみたい選手について問われると、これまでも語ってきたとおり、青木真也の名前を口にした菊野。「対戦ですか? ボクとしては、実力、実績ともに青木選手とやるのはまだ早いと思っています。それに青木選手がボクと闘うメリットはまだありませんからね。ですから、ボクもそれなりの実績を積み上げて、青木選手に振り向いてもらえるように、一番いいときに闘えるように頑張っていきたいと思います」と、念願の青木戦に向け実績を作り上げていく所存だ。

今後のDREAM、そして大晦日大会を占う意味でも、次大会10・6『DREAM.11』(横浜アリーナ)はキーとなるイベントになりそうだ。実現濃厚とされるヨアキム・ハンセンvs青木真也のライト級タイトルマッチや、大晦日出場へのステップとするため参戦に名乗りを挙げた菊野克紀。昨日リング上で秋のDREAM出場を明言した桜庭和志も、「本人との話し合いによるが、順当に考えて10月頭でしょう」(笹原EP)とのこと。5月の『DREAM.9』でノーコンテストとなっているホナウド・ジャカレイvsジェイソン“メイヘム”ミラーのミドル級タイトルマッチも、「ああいう結果で終わっていますから、なるべく早くやりたいと思っています」と笹原EPは語っており、『DREAM.11』での実現の可能性もゼロではない。10・6『DREAM.11』、11月に関西地方での開催を予定する『DREAM.12』、そして大晦日へと続く、DREAMの2009年下半期。今後の動向に注目だ!!