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2009年6月26日

「桜井選手の打撃は素晴らしい。しかし、私には敵わないでしょう」
マリウス・ザロムスキーインタビュー

7・20『HEIWA DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009決勝戦』(さいたまスーパーアリーナ)で行われるDREAMウェルター級GP決勝ラウンドに臨むマリウス・ザロムスキーにインタビュー。ウェルター級GP制覇に向けての意気込みを語ってもらった。

■「桜井選手と対戦できることを嬉しく思います」

──DREAMウェルター級GP一回戦の池本誠知戦の感想から教えてください。
マリウス ハードな試合でしたけど、非常に楽しかったですね。池本選手はとてもタフなファイターでした。
──試合内容には満足していますか?
マリウス 勝ったことには満足はしていますが、KOできなかったのは心残りです。もう少し時間があれば、ファンのためにも、彼を仕留めることはできたのですが……。
──『DREAM.8』が初来日だったわけですが、日本での試合はやりやすかったですか?
マリウス 非常にやりやすかったですね。日本は好きな国です。それに、ファンもMMAへの理解度が高く、世界で一番のファンだと思います。そういったファンに囲まれた舞台で試合ができたこと、そして7月にまた試合ができることを光栄に思っています。
──『DREAM.10』でのウェルター級GP準決勝の相手は桜井“マッハ”速人選手です。マッハの印象を教えてください。
マリウス 経験もあり、精神的にも強く、非常に素晴らしいファイターだと思います。難しい試合になるとは思いますが、桜井選手と対戦できることを嬉しく思いますね。
──マッハ選手の一回戦、青木真也戦を見た感想を教えてください。
マリウス 青木選手にとっては不運だったと思いますが、桜井選手は物凄く集中していたように見えました。桜井選手は実に無駄のない動きで素早く勝負を決めたと思います。
──マッハ選手と闘う上で一番気を付けなければいけないと思う点はどこですか?
マリウス すべてです。桜井選手は経験豊富で、スタンド、グラウンド、すべてにおいて高いスキルを持つファイターですからね。
──どんな試合になると思いますか?
マリウス それは桜井選手次第です。ですから、ゴングが鳴ったら分かると思います。私としては、狙うのは打撃でのKOです。
──ザロムスキー選手同様、マッハ選手も打撃が得意です。マッハ選手の打撃についてはどう評価されていますか?
マリウス 確かに桜井選手の打撃は素晴らしいと思います。しかし、私には敵わないでしょう。

■「ウェルター級GPで優勝することは、私の夢。その夢を叶える自信はあります」

──もう一つの準決勝はアンドレ・ガウヴァオンvsジェイソン・ハイです。
マリウス ジェイソン選手優位に試合が展開されていくと予想します。ジェイソン選手は高いレスリングテクニックを持っているので、ガウヴァオン選手がテイクダウンするのは難しいと思います。ジェイソン選手がキックで試合を優位に進める可能性が高いと思います。2人ともグッドファイターですが、私としては決勝の相手はどちらでも構いません。
──大会まで1ヶ月を切りましたが、現在のコンディションはいかがですか?
マリウス 万全ですね。7月20日に向け着々と準備が整ってきています。
──マッハ戦に向けて何か特別なトレーニングはしていますか?
マリウス 基本的にいつも通りのトレーニングをしていますが、私も(LONDON SHOOT FIGHTERSの)コーチも桜井選手の試合を見て対策を考えています。
──決勝ラウンドは一日2試合となります。一日2試合をこなすための特別なトレーニングはしていますか?
マリウス 普段どおりのトレーニングで大丈夫です。いつも、一日2試合でも3試合でもできるようにトレーニングしています。まったく問題ないと思います。
──DREAMウェルター級のベルトは、ザロムスキー選手にとってどのような価値がありますか?
マリウス ベルトに書いてある通り、ウェルター級GPで優勝することは、私の“夢(DREAM)”です。その夢を叶える自信はあります。
──改めて、ウェルター級GP決勝ラウンドに向けての意気込みをお願いします!
マリウス ファンのみんなにエキサイティングなKO勝利を見せて、優勝したいと思います。みんながハッピーになるような試合をするので、7月20日は存分にウェルター級GPを楽しんでください。