ホーム>

ニュース


2009年4月21日

「あれ以上ないくらいの試合運びでした」
ジェイソン・ハイインタビュー

『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』で行われたウェルター級GP1回戦で白井祐矢を破り、7・20『DREAM.10』(さいたまスーパーアリーナ)で行われる同GPファイナルラウンドへの進出を決めたジェイソン・ハイ。ファイナルラウンドに向けての抱負を語った。【取材日:2009年4月6日】

■「非常にカルチャーショックを受けたました」

──DREAMウェルター級GPファイナルラウンド進出おめでとうございます!
ハイ サンキュー! ドウモ、アリガトウゴザイマス(笑)。
──日本語、お上手ですね(笑)。昨夜は何をしてすごされたんですか?
ハイ 大会後のレセプションに参加してから、仲間達とビールを飲んでエンジョイしました(笑)。日本の料理も食べましたよ。
──何を食べたんですか?
ハイ スシを食べたんですけど、アメリカで食べたものとちょっと違っていてビックリしたんですが、とてもおいしかったです。あとですね、今回宿泊したホテルの向かいにうどん屋さんがあったんですけど、そこでもビックリしたことがあったんです!
──ほう! 何にビックリしたんですか?
ハイ それがですね、そこは食券を買って食べ物が出てくるというシステムのところだったんです。私は初めての経験だったので非常にカルチャーショックを受けました(笑)。
──確かに、アメリカではそういうシステムのお店はあまりありませんよね(笑)。
ハイ ええ。だから、私はお店に入ったら、カウンターに座ってじーっと待っていたんですよ。店員の方のチラチラこっちを見る視線を感じながら(笑)。
──ハッハハハハ! 見るでしょうね(笑)。
ハイ そうしたら店員の方が販売機を指差したので、「いや……、機械から出てくるものを食べたいんじゃないんだけどなぁ……」と思ってじっとしていたんですけど、ずっと指差しているんですよね。「おかしいな……?」と思って販売機まで行ってみたらメニューと写真がついていて、「あぁ、そういうことか!」と(笑)。いやぁ、初めての体験でした(笑)。
──異文化に触れるいい機会でしたね(笑)。さて、『DREAM.8』の白井祐矢戦は見事な勝利でした。
ハイ あれ以上ないくらいの試合運びでした。これから行うすべての試合がああいうふうになってくれたら幸せですね(笑)。
──試合前はどんな作戦で行こうと思っていたんですか?
ハイ リラックスして冷静に。あまり考えすぎず気持ちを楽に、心を無にして、ゴングが鳴ったら相手に立ち向かうということが戦術でした。タフな試合になるというのはいつも試合前に思っていることなので、そのタフな試合に精神力を合わせて準備を整えました。
──見事なラッシュでしたね。
ハイ あのコンビネーションはずっと練習していたものです。一発目は外したんですけど、左がヒットしました。実はまだ打った左の拳が痛いくらいです。
──闘ってみた白井選手の印象は?
ハイ 白井選手はこれまでミドル級で試合をしていたと聞きました。しかし、特別身体が強いということはあまり感じなかったので、彼にとってはウェルター級、76キロが自然なのかもしれないなと思いました。
──一番の勝因は何だと思われますか?
ハイ 多分、最初から仕掛けようという攻撃性があったことだと思います。

■「対戦相手? どうしても選べと言われたら、桜井選手、ガウヴァオン選手」

──他のウェルター級GP一回戦の試合で印象に残っているのは?
ハイ 桜井(“マッハ”速人)選手と(アンドレ・)ガウヴァオン選手の試合です。もう1試合もいい試合だったんですけど、やはり決着がついたという意味で、その2人の試合が印象に残りました。強い選手が残っていますので、次のファイナルラウンドは絶対に成功すると思いますよ。
──7・20『DREAM.10』(さいたまスーパーアリーナ)でのファイナルラウンドで闘ってみたい相手はいますか?
ハイ 対戦相手を選ぶのは好きではないんですが、どうしても選べと言われたら、桜井選手、もしくはガウヴァオン選手ですかね。ただ、自分から対戦相手を選ぶというよりも、主催者、ファンが選んだ選手と試合をしたいです。
──マッハ選手の印象は?
ハイ MMAのレジェンドファイターの一人ですよね。とても尊敬しています。戦績も非常に豊富で、有名な選手とも闘っています。桜井選手のような長いキャリアを持った選手と同じトーナメントに参加できて光栄ですね。
──それでは最後にファイナルラウンドに向けての意気込みをお願いします。
ハイ 今の目標は、勝って、アメリカにベルトを持って帰ること。そのために全力を尽くします。応援よろしくお願いします。