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M-1チャレンジ日本大会が遂に開催！　M-1チャレンジとは、世界8ヵ国、10チームが参加し、AとB、2つのグループに分かれて総当たりリーグ戦を行う、世界初のMMA国別対抗戦。各チーム階級別の5選手（70キロ、76キロ、84キロ、93キロ、93キロ超）同士が闘い勝敗を競う、まさに総合格闘技のワールドカップだ。4月に行われたロシア大会では完全アウェイの中、見事ロシア代表を下し、1勝をあげている日本代表。今回はオランダ代表と激突した。

先鋒・70キロ級日本代表として出場したのは、5月の『DREAM.3』でチョン・ブギョンをKOに下した中村大介。ボグダン・クリステアと対戦した中村は、1R、クリステアの打撃を軽やかなスウェーでかわすと、カウンターのジャブを的確に当て試合を優位に進める。2Rになると中村は、飛びつき腕十字にヒザ十字、アンクルホールドに腕十字と、次々と技を仕掛けクリステアを圧倒。クリステアの驚異的な粘りで一本勝ちこそ逃したものの、3-0の判定勝ちを収めた。

中村の勝利でさい先の良いスタートを切った日本代表だったが、続く4試合はすべて敗れ、1-4で日本は惨敗……。悔しさ残る結果となった。日本代表総監督を務める佐伯繁DREAM広報は大会終了後、「みんないい試合をしていただけに、かなり悔しいです」と悔し顔。8月28日に予定される韓国大会での韓国代表戦に向け、「次、勝たないと絶望的ですからね。今まで一緒にやってきたので複雑ですが、チーム編成も考えたいと思います。とにかく気持ちを切り替えて、次の韓国戦に全力を尽くしたいと思います」と意気込んでいた。

また、同大会のメインイベント、スペシャルワンマッチに登場したのは、3月の『DREAM.1』でミルコ・クロコップと対戦した水野竜也。水野は中西良行と対戦し、中西の右ストレートで腰を落とす場面もあったが、ジャブとローキックで落ち着いた試合運びを見せると、最後は左右のフックからのパウンドでTKO勝ちを収めた。

『DEEP M-1チャレンジ5 in JAPAN』試合結果

■第1試合／国別対抗戦 アメリカvsフランス 70キロ以下
○デビッド・ガードナー（アメリカ）［1R3分16秒、TKO］サミュエル・ジュード（フランス）×

■第2試合／国別対抗戦 アメリカvsフランス国別対抗戦 76キロ以下
○ジェイク・エレンバーガー（アメリカ）［2R判定、2-0］ファルーク・“パコ”・レイクビア（フランス）×

■第3試合／国別対抗戦 アメリカvsフランス国別対抗戦 84キロ以下
○カール・“サイコ”・アモーゾ（フランス）［2R41秒、TKO］マイク・ドルシェ（アメリカ）×

■第4試合／国別対抗戦 アメリカvsフランス国別対抗戦 93キロ以下
○クリスチャン・ムプンボ（フランス）［1R32秒、TKO］バリー・ゲーリー（アメリカ）×

■第5試合／国別対抗戦 アメリカvsフランス国別対抗戦 93キロ以上
○マリック・ンディアエ（フランス）［1R3分54秒、アームロック］ジェームズ・ジャック（アメリカ）×

■第6試合／スペシャルワンマッチ 70キロ以下
○井上誠午（和術慧舟會GODS）［2R判定、2-0］MIKE（BLUEDOG GYM）×

■第7試合／スペシャルワンマッチ 70キロ以下
○伊藤有起（ALLIANCE）［2R判定、2-0］青木隆明（禅道会）×

■第8試合／国別対抗戦 日本vsオランダ 70キロ以下
○中村大介（日本/U-FILE CAMP）［2R判定、3-0］ボグダン・クリステア（オランダ）×

■第9試合／国別対抗戦 日本vsオランダ 76キロ以下
○ロマーノ・デロス・レイエス（オランダ）［2R判定、2-0］濱村健（日本/CMA京都成蹊館）×

■第10試合／国別対抗戦 日本vsオランダ 84キロ以下
○ジェイソン・ジョーンズ（オランダ）［2R2分03秒、TKO］渡辺悠太（日本/ALLIANCE）×

■第11試合／国別対抗戦 日本vsオランダ 93キロ以下
○カミール・ウユグン（オランダ）［1R4分52秒、TKO］桜木裕司（日本/掣圏会館）×

■第12試合／国別対抗戦 日本vsオランダ 93キロ以上
○ジェシー・ギブス（オランダ）［1R1分34秒、KO］藤井克久（日本/CORE）

■第13試合／スペシャルワンマッチ 93キロ以下
○水野竜也（U-FILE CAMP）［1R4分13秒、KO］中西良行（PRB）×