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2009年10月6日

10・6『DREAM.11』横浜アリーナ大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.6

熱戦が続いた10・6『HEIWA DREAM.11 フェザー級グランプリ2009決勝戦』(横浜アリーナ)。激闘を終えたファイター達の試合後のコメント、そして笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの大会総括をお届けする。
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■高谷裕之「僕自身はいい試合ができたと思う」

──決勝戦自体はいい試合でしたが、ご自身としては手ごたえはありましたか?
高谷 僕自身はいい試合ができたと思うし、まあ、判定のことはしょうがないっていうか、今ここで言ってもかっこ悪いことだから、何も言うことはないです。
──所選手との準決勝はいかがでしたか?
高谷 一発いいのをもらっちゃったのが反省点で、あとは予想通りの展開だったと思います。
──試合後には所選手と会話をしたということですが、どんなことを話されましたか?
高谷 まあ、辞める辞めないとかっていうのを煽りVでもやってたし、同い年だから、もうちょっと頑張ろうよって話はしましたね。
──準決勝での疲れもあったと思うのですが、決勝戦でその影響というのは?
高谷 準決勝でちょっと痛いところが出たくらいで、決勝のほうがちょっと温まって調子が良かった気がしますけど、最後はやっぱり疲れましたね。
──ビビアーノ選手がスタンドでも、グラウンドでも積極的に来たと思うのですが、展開としてはやりにくいとかっていうのはありましたか?
高谷 タックルは結構切れてたと思うので、展開的には一発もらったのと、ポジションでバックを取られたのが反省点ですね。
──今回の結果を受けて手ごたえを感じたのか、それともまだまだなのか、どうですか?
高谷 手ごたえはだいぶ感じました。内容的にそんなに恥ずかしい試合はしていないと思います。

■笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの総括

笹原 ビビアーノ選手はケガで、額を縫っているということで、私が先にお話しします。まず、フェザー級GP、見事な優勝だったと思います。開幕戦から振り返ると、開幕戦はフェザー級らしさが見せられなかったところがあったと思いますが、準決勝、決勝戦と本当の醍醐味が見せられたんじゃないかと思います。所選手もそうですし、高谷選手も紙一重だったと思います。最後は総合力でビビアーノ選手がベルトを巻いたんじゃないかと思います。ただ、僅差の結果だったと思いますので、このフェザー級を磨いていければと思います。あとは青木真也選手ですね。残り4分57秒で一本極めたんですけど、多分技術じゃない何かがあったからこそ、最後極められたというふうに思います。ボクの感想なんですけど、桜庭対ヘンゾ・グレイシー戦を思い出しました。彼が強いだけじゃなくて、別のモノを持っているんじゃないかと改めて思いました。本当にチャンピオンになって、心からおめでとうと言いたいです。DREAMでは初めての日本人のチャンピオンなんですけど、私も認定証を読んでいる時、万感に迫るものがありました。本当に良かったです。ただ、本当にのんびりしていられるのは今日だけ。さっき川尻選手と話したんですけど、すぐ動くと言っていましたので、年末に向けて新たな闘いが始まるんじゃないでしょうか。スーパーハルクトーナメント、今大会でベストバウトじゃないかと思ったミノワマン選手の試合です。素晴らしい試合を見せてくれました。ハルクトーナメントの本当の醍醐味を見せてくれたと思います。あとはほとんどが一本、KO勝ちでしたので、明日視聴率が出ますけど、その数字に期待したいと思います。
──桜庭選手についてですけど、大阪出場は本人は明日までに決めると言っていました。
笹原 全くケガもしていないですし、明日の一夜明け会見に来なければ問答無用で大阪に出てもらいます。このあと、まさか酒を飲んではめをはずすようなことはないと思うので、大阪出陣を発表できれば。半分ぐらい冗談で言っていますけど、半分ぐらいは本気です。
──ビビアーノ選手の防衛戦は?
笹原 年明けにでもできればというふうに思っています。いまのところで言うと、トップコンテンダーは高谷選手。そのまますんなりリマッチになるのか、別の選手とやってもらうのかわかりませんが、来年の早い段階でタイトルマッチをやりたいと思います。
──桜庭選手の大阪出場ですけど、今日の試合を見る前と見たあとで気持ちは変わりませんか?
笹原 見る前は何が起こるかわからないので心配はあったんですけど、今日試合をしていただいて、ケガもなかったようなので、ぜひ出ていただきたいなと。試合が終わった後に話をしたんですけど、おめでとうの前に「大阪、お願いします」と伝えています。
──そのときの反応は?
笹原 「え!」っていう感じでした。
──青木選手はしばらく休みたいと言ってましたけど、予定は?
笹原 大阪ではあり得ないので、一番可能性があるのは大晦日。当初からそういう話はしていんたですが、もう一度。チャンピオン・青木真也、挑戦者・川尻達也ということでやるのであれば関係者含めて話をして、正式に発表できればと思います。