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2012年6月16日

北岡が菊野に判定勝利!!
中村は激闘を制して第7代DEEPライト級王座戴冠!

6月15日(金)、都内・後楽園ホールにて『DEEP58』が行われた。

メインイベントは菊野×北岡の日本人ライト級対決。超満員の後楽園ホールに北岡と菊野が入場すると緊張感が漂った。1R開始早々北岡がタックル。菊野の足をつかみグラウンドへ。立ち上がろうとする菊野を北岡がコントロールするが、菊野が立ち上がってコーナーに押し込み再びスタンドからスタート。2R、タックルに入ろうとする北岡だが、菊野が押し戻す。菊野は三日月蹴りをヒットさせるが、北岡のタックルを菊野が受け止め、コーナーへ押し込む展開。3R序盤、北岡がスイープに成功して上からパンチを見舞いフロントチョークの体勢。菊野はこれを外すも、再びグラウンドの展開に。終盤、サイドからヒザを入れてアームロックを狙う北岡。立とうとする菊野を押さえ込み、フロントチョークを極めようとしたところで終了のゴング。判定3-0で北岡が大一番を制した。試合後にマイクを持った北岡は「なめんじゃねーぞ!これが初代戦極ライト級王者の強さです。俺はさいたまスーパーアリーナで青木真也や五味隆典と戦ってきた男です。なめんじゃねーぞ!日本の格闘技面白いでしょ!DREAMもDEEPもパンクラスも、日本の総合格闘技、最高です! また明日生きるぞ!」とマイクを叩き付け、アピールした。


セミファイナルは第7代DEEPライト級王者決定戦。1R、中村はスタンドでプレッシャーをかけ、岸本はテイクダウンを狙っていく。終了間際に中村はアキレス腱固めからヒザを狙うも極めきれず、岸本はそれをかわしてパンチを打ち込み1R終了のゴング。2R序盤、中村がジャブをヒットさせるなどスタンドの展開。中村は岸本のタックルを潰して腕十字に持ち込んだが岸本はこれを脱出。終盤下になった中村だったが腕十字を狙いに行く。3R、消耗の激しい両者だが、岸本がテイクダウン。しかし中村が上になって更に腕十字を狙う。背後からのスリーパーは岸本にかわされるが、下から腕十字の体制に。中村がパンチを打ち込み三角締めを狙うも岸本がこれを防ぎ、足関節を狙う中村に岸本はパウンドを落としていく。判定は5-0で中村が完勝。見事第7代DEEPライト級王座戴冠を果たした。
DJ.taikiは第8試合で釜谷真と対戦。1Rは両者攻め手を欠く手数の少ない展開だったが、DJが2R終盤に左フックでフラッシュダウンを奪い猛攻。3Rでは両者一歩も譲らぬ激闘を展開。場内は大きな拍手に包まれた。判定は1-0のドロー。第5試合では、一年半振りにDEEPのリングに登場したパーキーがR-BLOODの梅田と対戦。1Rからテイクダウンを奪われ、パンチの連打を浴びるなど大苦戦。3-0の判定負けを喫した。
第7試合終了後には、次回以降の大会へ出場が決まっている選手がリングイン。8・18DEEP後楽園大会で和田竜光(吉田道場)を相手にDEEPバンタム級王座防衛戦に臨む前田吉朗は「交通費を使い込んで」欠席しDEEP佐伯繁代表がコメントを代読。「ギャラ総取りマッチ」を要求した。和田は「(ギャラについては)考えさせてもらいます。」とかわし、「いっぱい練習して新しい時代を作るので、8月応援よろしくお願いします」と挨拶した。また、6・23ONE FCマレーシア大会でレナード・ババルと対戦する水野竜也は「強い相手ですが、DREAMに出ている選手として負けられないと思っています。日本のファンの皆さんのために頑張ってきます」とアピール。同じくレアンドロ・イッサとの対戦が決まっている今成正和は「これに勝ってまた日本で試合したいんで、頑張ります」と話した。


【『DEEP58』試合結果】
■第11試合/ライト級(5分3R)
×菊野克紀(ALIANCE) [3R判定0-3] 北岡悟(LOTUS)○
■第10試合/DEEPライト級王者決定戦(5分3R)
○中村大介(U-FILE CAMP) [3R判定5-0] 岸本泰昭(総合格闘技道場コブラ会)×
■第9試合/フェザー級(5分3R)
○長倉立尚(吉田道場) [1R3分30秒、TKO] 門脇英基(和術慧舟會東京本部)×
■第8試合/バンタム級(5分3R)
△DJ.taiki(フリー) [3R判定1-0ドロー] 釜谷真(Team TOURI)
■ベルナール・アッカ(フリー)引退エキシビション(2分3R)&セレモニー
ベルナール・アッカ(フリー) vs. X (当日発表)
■第7試合/フェザー級(5分2R)
○北田俊亮(パラエストラ千葉) [2R2分20秒、フロントチョーク] 津田勝憲(総合格闘技津田沼道場)×
■第6試合/ウェルター級(5分2R)
×伊藤有起(ALLIANCE) [2R判定0-3] 寒川直喜(バンゲリングベイ)○
■第5試合/ライト級(5分2R)
×パーキー(CMA KOREA) [2R判定0-3] 梅田恒介(R-BLOOD)○
■第4試合/ウェルター級(5分2R)
△岩瀬茂俊(T-BLOOD) [2R判定1-0ドロー] 九十九優作(和術慧舟會横浜道場)△
■第3試合/バンタム級(5分2R)
×堀友彦(フリー) [1R3分58秒、TKO] 原田ヨシキ(マッハ道場)○
■第2試合/ライト級(5分2R)
○永瀬功(GRABAKA) [2R判定3-0] 秀虎(AK)×
■第1試合/ライト級(5分2R)
○川崎泰裕(R-BLOOD) [2R判定2-1] 大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)×