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2009年12月26日

目指すは日本格闘技界の“鉄人”!!　マッハが公開練習で豪語!!
「DREAMのほうがレベルが高い？　ぶっちゃけそうでしょ」

12月26日（土）、都内・マッハ道場巣鴨支部にて、12・31『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』（さいたまスーパーアリーナ）で行われるDREAMvsSRC対抗戦、郷野聡寛戦に臨む桜井“マッハ”速人が公開練習を行った。
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減量期間に突入したこともあって、この日の公開練習では、先日の12・19『DEEP CAGE IMPACT』にてお笑い芸人のKICK☆から1RTKO勝ち（※キックルール）を収めた愛弟子・原田ヨシキを相手に、軽めのスパーリングを行ったマッハ。今年7月に行われた『DREAM.10』ウェルター級GP決勝ラウンドでは減量に苦しんだマッハだが、11月からパーソナルトレーナーを付け体調管理に努めてきた成果もあり、減量スタート時の体重が以前と比べて6キロも減。「だいぶラクですね」と体調の良さをアピールした。

公開練習終了後の囲み取材では、修斗で同時期（96年）にデビューし、過去には共通のトレーナーのもとで一緒に指導を受けたこともあってプライベートでも親交のある今回の対戦相手、郷野について、マッハは「オレぐらいの身長で一つ上の階級でやってたからテクニックと技量もあるし、あそこまでやれるんだから彼は凄いですよ。ただ、気持ちは強くないと思うけど（笑）」と笑顔でコメント。また、「PRIDEの83キロの階級で、普通にぶつかり合えてまともに闘える日本人選手はあまりいなかったと思うんですけど、その中で外国人相手に、『口と技で翻弄する』って彼は言ってたけど、本当にそれができる人間なんでね。闘いにおいては凄く現実的な人間ですよね。（ゲガール・）ムサシにも勝ってますし。まあ、今だったら勝てないと思いますけど（笑）」と盟友の高い力量を分析してみせた。

この日は、その郷野も公開練習を行っているが、その中で郷野の口から飛び出した「“ねたみ”“ひがみ”“嫉妬”」発言をマスコミから伝え聞いたマッハは、「ホントかよ!?　そんなんだったら、人にどこどこ行こうなんて言わないでしょ。でも、そうだったらある意味怖いな（笑）。二人っきりになってどっかに連れて行かれちゃうのかな？　いろんな先を想像しちゃうね。海に沈められたりとか」と豪快に笑い飛ばすと、「でもまあ、お互いにプロなんで試合が始まっちゃえば関係ないですよ。青木のときにも言ったけど、『人間力』で勝ちたい」と必勝を誓った。さらに、郷野との試合展開についての質問が飛ぶと、マッハは「まあ、相手がやることはわかりますよ。彼が試合を作るって感じじゃないですよね。彼はディフェンシブながらも、スキを見て攻めてるんですよ。なので、試合を作るのはオレなんだろうなって気がします。彼が試合を作るっていう感じではないですよね」と冷静に語ると、「例えて言うなら、綺麗なチョウチョが飛んでいるとすると、彼はそれについてくる虫みたいなものですよね」と独特の言い回しでマッハワールドを炸裂させ、これには報道陣も爆笑。しかし、マッハは「『あっ、虫だ！』って言ってて、その虫がちょっとでも光ってたら、チョウチョの綺麗さが消されて、みんなその虫のほうを見ちゃうんですよね。そういうようなイメージですよ。しかも、たった15分しかないんであっという間じゃないですか。だから、そのうちにチョウチョが消えちゃって、印象に残ってたのは虫だった、みたいな。だから、チョウチョの飛び方にもよりますよね」と相手の光を消す郷野のファイトスタイルに警戒心を強めた。

また、カードが続々と発表され、互いの看板を懸けた対抗意識が高まりつつあるDREAMvsSRCの対抗戦について、マッハは「広く見られる余裕はないですよね。オレは自分のことだけに真っ当すれば」と郷野との対戦に集中することを強調。ここで、「DREAMのほうがレベルが高いという意識はある？」という質問に対して、マッハは「ぶっちゃけそうでしょ」とキッパリ。しかし、「どっちのレベルが高いとかよりも、みんなでいい作品を作って、お客さんを感動させれればね。日本の少ない格闘技の中で、DREAMだけ、戦極だけっていう言い方はしたくないですよね。まあ、どっちがレベルが高いかって言ったら、オレはDREAMのほうがレベルが高いと信じてますけど、だから戦極が上回れないとかじゃなくて、お互いに切磋琢磨していいものを見せれればいいんじゃないかなと思います」とベテランらしい言葉で締めた。

そして、マッハと言えば、最近はサイクル専門誌からの取材を受けたり、専門サイトでブログを執筆するなど大の自転車好きでも知られているが、「自転車で体重を落として、将来は70キロで有終の美を飾ろうと思ってます。もしかしたら、65キロになるんじゃないかな（笑）」と仰天発言。これほどのジョークが飛ぶほど、今回は体調管理がうまくできているようで、マッハは「体調管理をバッチリやって、酒もやめてね。まあ、これはウソですけど（笑）。でもまあ、46歳くらいまで世界のトップを走っていきたいですよね。ランディ・クートゥアもやってる中で、軽量級でもそういう示しがつけられれば、日本の格闘技界ももっと繁栄するんじゃないかな。何歳までやれるかっていうのは、自分にとっても挑戦です」と日本格闘技界の“鉄人”を目指すことをアピールした。それもあってか、マッハは不摂生しないライフスタイルに変えつつあることを明かし、「結論は、周りとの付き合い方を考えていかないとね。それと、オレに酒を飲ませるなと。オレは飲むと酒乱になっちゃうから（笑）」とやはり最後もマッハワールドを炸裂させて会見を締めくくった。

偶然にも、公開練習で郷野が「30代からは自己管理とかをしっかりやっていかないと落ちていく。マッハはきっとそのタイプだと思うんですよ」という指摘を見事に覆す格好となった、この日の囲み会見。果たして、鉄人宣言をしたマッハが、郷野との盟友対決を制することができるのか!?

【『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ2009～』対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
山本“KID”徳郁(日本/KRAZY BEE)vs金原正徳(日本/パラエストラ八王子/チームZST)
■DREAMvsSRC対抗戦
所英男(日本/チームZST)vsマルロン･サンドロ(ブラジル/ノヴァ･ウニオン)
■DREAMvsSRC対抗戦
高谷裕之(日本/高谷軍団)vs小見川道大(日本/吉田道場)
■DREAMvsSRC対抗戦
川尻達也(日本/T-BLOOD)vs横田一則(日本/GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
青木真也(日本/パラエストラ東京)vs廣田瑞人(日本/フリー)
■DREAMvsSRC対抗戦
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vs郷野聡寛(日本/GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
メルヴィン･マヌーフ(オランダ/ショー･タイム)vs三崎和雄(日本/フリー)
■DREAMvsSRC対抗戦
柴田勝頼(日本/LAUGHTER7)vs泉浩(日本/プレシオス)
■DREAMvsSRC対抗戦
アリスター･オーフレイム(オランダ/ゴールデン･グローリー)vs藤田和之(日本/藤田事務所)
■スーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜 決勝戦
ミノワマン(日本/フリー)vsソクジュ(カメルーン/チーム･クエスト)
■雷電杯
吉田秀彦(日本/吉田道場)vs石井慧(日本/アイダッシュ)
■魔裟斗引退試合/K-1ルール(3分5R延長1R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)vsアンディ･サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
■K-1ヘビー級ワンマッチ
西島洋介(日本/AK)vsレイ･セフォー(ニュージーランド/レイ･セフォー ファイト アカデミー)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール/3年)vs野杁正明(至学館高等学校/1年)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
嶋田翔太(私立西武台高校/3年)vs石田勝希(初芝立命館高等学校/2年)
■K-1甲子園決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA×野杁正明の勝者vs嶋田翔太×石田勝希の勝者
■K-1甲子園リザーブファイト/K-1甲子園ルール
藤鬥嘩裟(勇志国際高校/2年)vs日下部竜也(愛知県立豊田高校/2年)