ホーム>

ニュース


2008年6月16日

ミドル級ファイナリストが揃って決意表明
青木はDREAM3戦目での“初体験”を告白

6月16日(月)、都内・ホテル イースト21にて、6・15『OLYMPIA DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd ROUND』(横浜アリーナ)の一夜明け会見が行われた。

桜庭和志のKO負けという衝撃的結末となった『DREAM.4』から一夜明けたこの日の会見。出席したのは、笹原イベントプロデューサーとミドル級GPのファイナルに勝ち進んだホナウド・ジャカレイ、メルヴィン・マヌーフ、ゲガール・ムサシ、ゼルグ“弁慶”ガレシックの4人、そしてライト級GP最後の決勝大会進出者となった青木真也。

まずは笹原EPが大会を総括。「ミドル級の4選手は、実力が拮抗した選手が残ったと思います。4人とも優勝候補と言えるでしょう。日本人選手がいなくなってしまったのは残念ですが、それが現実、格闘技の厳しさだと思います」とミドル級GPについて語ると、永田克彦に芸術的なサブミッションで一本勝ちした青木に対しては「“びびってたじろいだ”というのが本音。凄いという言葉しか思い浮かばない。青木選手はリング上での挨拶も含め皆勤賞。このまま大黒柱になってもらいたい」と絶賛した。

笹原EPによれば、昨日の試合で桜庭和志が右腕の尺骨を骨折。他にも試合前からのヒザのケガなどもあり、病院で検査を行なっているという。ただし本人の気力はまったく衰えておらず。「悔しい気持ちが強いようです。本人はケガが治ればすぐにでも試合をしたいんじゃないか」と笹原EP。投げられた際の“かばい手”でヒジを負傷した金泰泳は、骨折こそしていないものの靭帯損傷の疑いがあるという。

ミドル級GPのファイナリストたちは、一様に昨日のイベントの雰囲気を語っていた。とりわけ観客の反応のよさを感じたようで、ファイターもその“熱”によって後押しされたようだ。他のファイターの印象について聞かれると、各ファイターは「誰もが強い。誰と闘っても勝てるように準備しなければいけない」と異口同音にコメント。笹原EPと同様、選手自身も“全員が優勝候補”であることを強く意識しているようだ。

また、青木は会見に出席するため、昨夜はこのホテルに宿泊。「DREAM皆勤賞ですが、ホテルに泊めてもらったのは今回が初めて。笹原社長の気持ちに感謝してます。その気持ちに応えて、7月21日にはベルトを巻きたい」と“初体験”を語った青木。準決勝で対戦する宇野薫の印象を聞かれると「オシャレですね。ボクとは対極にあるんじゃないか」。あらためて“選手としての”印象を聞かれると「オシャレですね。横ノリな感じがします」と答え、対抗意識をうかがわせる場面も。

これでライト級、ミドル級ともに決勝大会進出者が決定した2大トーナメント。7月(ライト級)、9月(ミドル級)の大会で、ついに王者が決まる!