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2008年3月9日

「自分の100%を出せれば、結果はついてくるんで」
桜井“マッハ”速人インタビュー

3・15『HEIWA DREAM.1 LIGHT WEIGHT GRANDPRIX 2008 1st ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)、ウェルター級ワンマッチで門馬秀貴と激突する桜井“マッハ”速人。ウェルター級王座決定戦の前哨戦とも言える一戦を前に、マッハが意気込みを語った。

■「俺ももっと門馬選手のことを聞いとけばよかった(笑)」

──門馬秀貴選手との一戦が決定しました。今の率直な感想を教えてください。
マッハ やるだけです。一回目の大会ということで、プレッシャーじゃないですけど、ワクワクした気持ちですね。それ以外はありません。
──やはり一回目の大会というのは気分的に違いますか?
マッハ まだ大会を体感していないので分からないんですけど、特別なものだというふうには感じてます。
──やっと落ち着ける場所ができたと感じますか?
マッハ そうですね。やっぱり落ち着ける場所はリングの上なんで。
──門馬選手の印象を教えてください。
マッハ まあ、オールラウンドの選手ですよね。
──門馬選手の試合をご覧になったことはありますか?
マッハ ないんですよ。激やせして70キロ級の試合に出たことがありましたよね? その時のフィニッシュシーン、殴られて止められちゃったVは見たことあるかな? 元々、あまり人の試合は見ないんですよ。HERO'Sも見たことなかったし。
──これまで門馬選手とは交流はありましたか?
マッハ 日本人同士なんで会場であったりもしますからね。あとはまあ、彼の道場生がウチ(マッハ道場)に練習に来てたりとか。そんな感じですね。
──練習はいつもマッハ道場で?
マッハ そうです。巣鴨と茨城の道場で。
──今はどんな練習を?
マッハ 昔から自己流でやっているんですけど、打撃も寝技も全部やってますよ。あとは門馬君のところの道場生と(笑)。
──それはマッハ選手にとっては……?(笑)。
マッハ いやぁ~、よくないですよね、こうなってしまっては(笑)。でも、決まってからは来てないんで。
──マッハ選手の情報が漏れてしまう不安はありますよね。
マッハ 向こうは言っているでしょうねぇ(笑)。「マッハ選手はこうでこうで、こうやってくるよー!」って。情報が“いろはにほへと”でしょう(笑)。俺ももっと門馬選手のことを聞いとけばよかった(笑)。やると思わなかったですからねぇ、門馬選手と。でも、彼も困っていました。本当によくウチに練習に来てくれるので。

■「これからはより的確にいろんなことができると思います」

──記者会見を見る限り、門馬選手は相当気合いが入っているように見えたんですが、下から追いかけられている危機感のようなものは感じますか?
マッハ ないですね。試合で自分を出すだけですから。自分の100%を出せれば、結果はついてくるんで。
──マッハ選手は試合を臨むにあたって、対策とか作戦というのは立てるんですか?
マッハ 前に吉田道場のトレーナーをしていた石井(大輔)君がマッハ道場の専属トレーナーになってくれて、彼がいろいろ作戦とか立ててくれるんですよ。
──かつてパンクラスで活躍された方ですね。
マッハ 僕はあんまり作戦とか立てるタイプじゃないんで、これからは練習でも試合でもより的確にいろんなことができると思います。
──大会名がDREAMなんですけど、現在のマッハ選手の夢はなんですか?
マッハ 夢!?(笑)。夢ねぇ……。夢っていっぱいあるけど、そういうふうに聞かれると……なんだろうなぁ?(笑)。昔はチャンピオンだと思ってたんですけど、なっちゃうと“そんなもんかぁ……”っていうのがあったし。夢はあるんですけど、それが目標に変わっちゃうというか。まあ、そういうふうになんなきゃいけないんでしょうけど……。「夢は?」と聞かれると難しいですね(笑)。
──それでは今後の目標としては?
マッハ 目標としては、次の試合をKOで勝つことですね。あと、チャンピオンになること。ベルトを巻きたいですね。それが夢でもありますし。でも、とりあえずは次の試合。いい試合をして勝ちを目指しますんで、よろしくお願いします。