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第7試合 フェザー級ワンマッチ(65.0kg契約)


FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント』

第7試合 フェザー級ワンマッチ(65.0kg契約)

1R10分、2R5分

VS2R 5:00
判定 3-0

試合前

日本総合格闘技界を黎明期から支えた宇野のフェザー級転向2戦目。対するは、昨年5月に所英男をTKOし、大晦日には大和哲也とK-1ルールで真っ向勝負を挑み価値あるドローを収めたウィッキーだ。3年間白星から遠ざかる宇野に対し、ウィッキーは本人の前で堂々、世代交代を宣言。宇野が意地を見せるか? それともウィッキーが世代交代を果たすか? いざ、ゴング!!

試合結果詳細

1R、いつものように変則的なかまえを見せるウィッキーは、強烈な左ローを宇野に当てていく。プレッシャーをかけられる宇野は片足タックルにトライするが、ウィッキーはテイクダウンを許さず。だが、宇野はスタンドの状態でバックを取り、チョークを狙いにいく。そして防御に徹するウィッキーをそのままテイクダウンさせるが、ウィッキーはすぐに立ち上がりスタンドへ。ウィッキーの右フックを空振りさせた宇野はカウンターでタックルを決めると、ふたたびテイクダウンに成功。ウィッキーが態勢を入れ替えパウンドを入れる場面も見られるが、宇野は懸命にバックポジションを死守する。残り時間1分、バックからフェイスロックにいった宇野だが、これは極まらず1Rが終了。

2R、ウィッキーのフェイント気味の右ハイが空を切る。宇野が片足タックルからウィッキーをコーナーに押し込むが、ここはブレイク。ウィッキーの右ヒザが宇野のボディにヒットし、グラウンドへ。だが両者立ち上がりスタンド勝負となる。しかし、ここで宇野はすかさずタックルでウィッキーをテイクダウンさせると、バックにまわりチョーク狙いにいくがウィッキーは懸命にディフェンスし極めさせず。残り時間30分、グラウンドで固めにいく宇野にウィッキーはなんとか立ち上がりパンチを狙うが、ここで試合終了のゴングが鳴った。判定は3-0で宇野が勝利をおさめた。

勝利した宇野は自身の2人のお子様と記念撮影。そしてマイクを握り「世代交代的な闘いは、ウィッキー選手に始まったことじゃなくて、川尻選手から始まったことなので、そういった経験も活きたのかなと思います。僕は36歳なんですけど、世代交代はもうちょっと待ってくれって感じです。ここで石田選手に勝ってから3年間、勝てなくて、何回も辞めようと思ったんですけど、諦めずにやってきました。自分を応援してくれてありがとうございます! 被災地にいる自分と同じ30代の人に勇気を与えられたらと思います!」と涙のマイクアピール。

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