HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦
試合前
フェザー級GPの開幕を告げるのは大塚隆史vsビビアーノ・フェルナンデスの一戦。優勝候補の一角である柔術王者ビビアーノは「僕は生まれながらのチャンピオン」と自信満々。対する大塚は「DREAMは一番安い席でも7000円。最低でも7000円ぶんの試合を見せる」と独自のプロ意識を見せる。優勝候補が順当に勝ち上がるのか、それとも、日本人出場メンバー中もっとも若い大塚が大番狂わせを起こすのか……。
試合結果詳細
1R、まずはビビアーノが右ロー。大塚はパンチを返しつつタックルを見舞うが、ビビアーノはこれをかわして逆にタックル。テイクダウンに成功すると、ハーフからコツコツとパウンド。足で突き放す大塚だが、そこからビビアーノは豪快にパウンドを連打。ここでやや動きが止まるとブレイクが入り、レフェリーが「フィニッシュにつながらない攻撃」としてイエローカードを提示する。再開後、足をすくってまたもテイクダウンするビビアーノ。ここもブレイクとなり、スタンドでの攻防となるが、大塚は鼻血から出血しており苦しげな表情も見せる。それでもパンチで先手を取った大塚は、何度か組みつかれるもこらえ続けてみせる。
2R、距離を取りながら右ロー、ハイキックを見せる大塚。しかしビビアーノは絶妙のタイミングでタックルを決めると即座にバックを奪い、チョークの態勢へ。立ち上がって逃れた大塚だが、再度、出血チェック。再開すると、一瞬の隙を突いたビビアーノのヒザ蹴りがヒットし、大塚は崩れ落ちる。ダメージの残る大塚に、ビビアーノは二度にわたってテイクダウン成功し、上になった状態で試合終了。判定は3-0。ビビアーノが巧みな試合運びで勝利を収めた。