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第4試合/K-1 ミドル級71.0kg以下 ※延長3分1Rあり


FieLDS Dynamite!!

第4試合/K-1 ミドル級71.0kg以下 ※延長3分1Rあり

3分3R

VS3R 3:00
判定2-0

試合前

2008年のMAX世界大会のファイナリストのアルトゥール・キシェンコと第3位の佐藤嘉洋が、ここで激突する。二人は、ともに世界王者の魔裟斗からダウンを奪い、あと一歩まで追い込んだばかり。世界大会が行われる前には、「決勝戦で会おう」と佐藤がキシェンコと約束したエピソードもあるため、今回、ここで組まれたのは運命を感じているという。“美しき死神”のキシェンコと“無限スナイパー”の佐藤の対決は、ハイレベルな闘いが展開されそうだ。

試合結果詳細

1R、お互いにローキックの蹴り合いでスタート。前蹴りで様子を探る二人。静かな立ち上がりとなる。キシェンコはローキック。佐藤は左ローキックをヒットさせる。キシェンコは、左フックを繰り出す。佐藤は右ローキック。さらに佐藤が前へ出ると、キシェンコがバックブロー。それでも佐藤は、接近して左ローキックをキシェンコの奥足へ当てていく。足を殺して、パンチで勝負をかけるのが狙いか。だがキシェンコは、左ストレート、右フック、アッパーと連続技につなげる。佐藤はこれをじっと耐えて、左ローキックを蹴り続けた。
1R採点:10:10(三者とも)

2R、佐藤は相変わらず左ローキック一本。キシェンコは、フックでダメージを与えにかかる。佐藤は右ローキックを蹴りながら、最後は左ローキックへとつなげる。蹴られながらも、キシェンコは左フック、右フックを次々に繰り出していく。佐藤はローキックで足を止めにかかる。キシェンコは、パンチでダウンを奪いにいく。まさに意地の張り合いだ。中盤、キシェンコの左フックがヒットして佐藤の顔がのけ反る場面も。さらにアッパーが決まる。右ストレートが入る。劣勢に立たされた佐藤だが、ひたすら左ローキックを直撃させる。後半は、この攻撃をキシェンコが嫌がるシーンもあった。
2R採点:10(キシェンコ):9、10(キシェンコ):9、9:9

3R、2Rをとられた佐藤は、パンチで勝負に出る。佐藤の右フックがヒット。ローキックを入れつつ、さらに右ストレート。キシェンコは、左フックを返す。佐藤は、冷静に左ローキックで試合を組み立てに行く。一発、二発と左ローキックがキシェンコにダメージを与えていっているような印象もあるが、決定的な場面はない。キシェンコは、パンチを中心に試合を組み立て、佐藤よりも分かりやすくダメージを与えていっているようにも見える。とくにキシェンコの左ボディブローは有効で、激しい音が会場に響いた。勝負は判定へ。僅差でキシェンコが判定勝利を奪った。
3R合計:30(キシェンコ):29、29:29、29(キシェンコ):28

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