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第11試合 -ヘビー級(93.1kg以上)ワンマッチ-


OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦

第11試合 -ヘビー級(93.1kg以上)ワンマッチ-

1R10分、2R5分

VS1R 6:09
ノーコンテスト(ローブロー)

試合前

DREAM.1以来、ミルコ・クロコップが久々の登場を果たす。一時はケガで欠場したこともあるミルコだが、今大会に向けてオランダで特訓。レミー・ボンヤスキーらと激しいスパーリングを重ねてきたという。会見では対戦相手が欠場となったハリトーノフとのダブルヘッダーを志願するなど、絶好調であることをうかがわせる。対するアリスターは、DREAMで連勝中。自らアピールしたミルコ戦実現だけにモチベーションは最高潮。「新しい時代の扉を開く」と世代交代を宣言してみせた。


両者が入場すると、ヒョードルが花束を贈呈。ミルコと抱擁をかわすと大歓声が起こる。

試合結果詳細

1R、お互いフェイントをかけあう緊張感あふれる展開。軽い打撃を繰り出し合う中、アリスターは首相撲でミルコを転がし、上になってパウンドを顔面、ボディに打ち分ける。ここでブレイクがかかり、ミルコの左目尻の出血にドクターチェック。同じ体勢で再開すると、アリスターはしつこくパウンド。ミルコが下から蹴りで突き放したところでブレイク、ミルコは得意の左ハイを放つが、アリスターはこれに耐えてテイクダウンし、パウンド。ここで再度ドクターチェックが入る。試合は再開されるが、ミルコの出血が止まらず3度目のチェック。スタンドで再開すると、アリスターは組みついてヒザ蹴りをボディに放つ。しかしこれがローブローとなり、一時試合は中断する。2分間のインターバルの後、試合は再開。アリスターは組みついてボディ、顔面へヒザ。ミルコは右の目尻からも出血してしまう。しかしヒザの中の一発がまたも金的に入り、アリスターには2枚目のイエローカード。インターバル中のミルコはグッタリとした状態。ドクターの判断により試合がストップされ、島田ルールディレクターから「意図的な反則ではないため」ノーコンテストの裁定が発表された。試合後、マイクを握ったアリスターは「コンバンワ、サイタマ! ごめんなさい、こういう試合になってしまって……。ミスを犯してしまいました。クロコップをKO、したくて一生懸命練習してきました。私はDREAMのナンバーワンになりたいです。そのためには誰とでも闘います。DREAMナンバーワンだと言うことを次の試合で証明します」とコメントした。

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