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2012年12月31日

『DREAM.18＆GLORY4』さいたまSA大会
出場ファイターの試合後のコメントPart.2

熱戦が続く『GSI presents DREAM.18＆GLARY 4 ～大晦日 SPECIAL 2012～』（さいたまスーパーアリーナ）。激闘を終えたファイター達の試合後のコメントをお届けする。

■前田吉朗のコメント「単純に寝技では勝負にならんかったということです」

前田　何も言えません。

──実際にビビアーノ選手の印象を聞かせてください。

前田　印象っていうよりも対峙した時のプレッシャーとかも全然なくて、「俺いけるな」、「怖くない」と思ったんですよね。多分、そう思ったことがなんかダメだったのかな……。さっき流れている映像を見たんですけど、寝たらこれで大丈夫というところを先に回られていたので凄く嫌です。

──後悔が残るというか敗因は考えています？

前田　ちょっと難しいんですけど、たらればになるんですけど、もっと丁寧に試合をせないかんかったと思います。まあ、この時点ではやっぱり相手が強かったということです……。

──初めての大晦日のさいたまスーパーアリーナで気負いとか入れ込みすぎはありましたか？

前田　そういうのは一切なくて、今までDREAMとかPRIDE武士道に出た中では落ち着いていて。嬉しかったんですよ。煽りの映像とかダンサーが踊ったりしているのを見て、「格闘技凄いな」っていう、幸せな気分で入場して、「勝ったら気持ちええな」と思ってたら、最後でまあ悲しいオチがつきましたね（笑）。

──来年はどうしましょう？

前田　最後こうなったんですけど、今年の自分はトータルしたら悪くなかったんですよ。自分は成長したし、大晦日もあって、そこに出たくてやってたんで、そこは自分を評価して。最後落としたのは自分の実力のなさなんでそこをちゃんと考えるというか。終わらないんで、格闘技は。今まで通りやって、続くだけです。

──相手からグラウンドで仕掛けてきたり、動こうという意思は試合の中では感じられました？

前田　最初にバックを取られた時点でまずいと思いながら、結構逃げるタイミングを探っていたんですよ。あの時点では凄いやばいんじゃなくて、このポジション嫌やなっていう感じだったんで。そこから気付いたら全部先にいかれてっていう感じで。

──逃げ場がない？

前田　単純に寝技では勝負にならんかったということです。

■フィル・バローニのコメント「自分自身にがっかりしています」

バローニ　自分自身にがっかりしています。

──マッハ選手の印象はいかがでしたか？

バローニ　非常にタフな選手でした。本当はあんまりタフじゃないかと思っていたんですけど、思っていた上にタフな印象です。

──敗因は？

バローニ　よくわからないんですけど、彼の押しが強くて、私ももっとプッシュしていかなければと思っていました。

──判定については妥当だと思っているのでしょうか？

バローニ　他のファイターに聞いたら、2-1で勝ったんじゃないかと言われました。勝ちたかったですけど、どうしてそのような判断になったのかはわからないです。

──ゲームプランは？

バローニ　彼の上に乗っかって、早くノックアウトしたいと考えていました。レスリングで勝とうと思っていたんですけど、情勢も変わったので、プランを変えながらやっていたということです。

■北岡悟のコメント「完敗だというのが適切だなと思います」

北岡　完敗だったなと思っています。

──敗因はなんだったと思われますか？

北岡　総合的に負けていたと思っています。だから完敗だなと思っています。持っているもののカードの相性だけじゃなくて、カードの枚数だったり、強さだったリが負けていたと思いますし、コンディションは良かったんですけど、それでも負けていたと思いました。リズム的にも合わなかったですし、そういうのも強いと思うし、チャンスがあったのでボクを強いと思ってくれる人もいるかもしれないですけど、あれぐらいしか出せなかったとも言えますし、最初に言ったように完敗です。

──実際に闘ってみて、試合前と印象は違いました？

北岡　You Tubeで試合は観ていたんですよ。イメージしていたものとしては最上級だったと思いますけど、緩急とかも上手だと思いますし、力も抜けているし、身体も柔らかいし、そういう部分での差は感じました。僕自身は持てる力を最大限に上げて挑んでいるつもりなので、それをぶつけてダメだったということは大きい意味があると思っています。だから完敗だと思います。厳密に言うとレスリング技術がないとかMMAとしての立ち技が未熟だと思うんですけど、それを伸ばすことよりも自分の持ち味が出ないことが怖いというのもあるし、そういうのを考えて取り組んできたんですけど、自分が作る強さを最大限に引き上げるということを主眼においてやってきたので、完敗だというのが適切だなと思います。

──ブルックス選手はスタミナを切らす作戦に出ていたと言っていたんですけど、それにハマった感じですか？

北岡　そうかもしれませんね。相手のゲームだったということなのかもしれないし、関節技のチャンスがないまま終わるっていうのも経験しているし、いかなきゃやっている意味はないし、まあ上手ではないけれど、仕方ないなと思っていますね。だから、相手のゲームだったんだと思っています。