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2011年9月24日

『DREAM.17』さいたまスーパーアリーナ大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.8

熱戦が続いた9・24FIGHT FOR JAPAN『DREAM.17』(さいたまスーパーアリーナ)。激闘を終えたファイターの試合後のコメント、そして笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの大会総括をお届けする。
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■ロブ・マックロー「守りしか見せられない試合になった」

──試合を終えた感想をお願いします。
マックロー 非常に早い試合展開になってしまったことで、自分が見せたいモノを見せられないうちに終わってしまいました。ですから、青木選手にとってはいい試合だったと思いますけど、自分としてはいい試合ではなかったです。守りしか見せられない試合になってしまいました。
──青木選手の印象は?
マックロー 非常にグラップルのスキルは高いモノがありまして、下半身が重い選手でしたし、ゲーマーという意味でも試合の展開作りが上手い選手でした。
──鼻のダメージは?
マックロー 鼻は全然大丈夫ですね。鏡を見てこんなにひどいんだと思ったぐらい。見た目ほどひどくありません。キックボクシングを経験してまして、その経験からすぐに鼻が腫れてしまう傾向にあります。
──フィニッシュについて、残り3秒でしたけどフェイスロックの痛みからタップしたという感じですか?
マックロー 最初はアゴのところだったんですけど、クビに来て頸動脈を抑えられるような感じで絞められて、苦しくてダメだと思って、本能的に怖いと思ってタップしたんで。でも、試合が終わってあと3秒だったと気づいて、なんということをやってしまったんだと思いましたね。


■笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの総括

笹原 前半はちょっと全体的に重たい感じだったんですけど、後半休憩明け4試合は一本が続いたので、興行的には帳尻合ったという感じです。それぞれ見どころがある試合もありましたし、思っていたような展開にならなかった試合もあるんですけど。特に後半の試合、リオン選手、川尻選手、青木選手は見事一本勝ち、KO勝ちでしたけど、素晴らしかったと思います。バンタムは日本人は今成選手だけになったんですけど、外国人の新しいスターが生まれてくれると思って見ていました。あとは大晦日に向けて、青木選手がリングで『やれんのか!』をやるって言っていましたけど、言い間違えですね。大会名は未定です。それが昨年通りの『Dynamite!!』なのかDREAMなのか? 9月24日ですので、10月の中盤ぐらいには決めて詳細を発表できればと思います。大晦日はもちろんやります。ここ、さいたまでやります。
──大晦日はバンタム級の準決勝と決勝をやるということなんですけど、他にこんなことをしたいという構想は?
笹原 一つはフェザーですよね。川尻選手、リオン選手がお互いにいい勝ち方をしましたので、高谷選手とやるのか、宮田選手もいますんで、チャンピオンプラス3強という組み合わせですよね。どう組み合わせても面白い。具体的に出てくるのはそのへんですね。青木選手は相手が……。今日の内容を観るとまた強くなっているなっていう感じだったので、また探さないといけないと思いました。
──大晦日の名前が変わる意味は?
笹原 変わると決まったわけではないですよ。大会の名称に関しては未定です。
──変わるかもしれないというのは?
笹原 『Dynamite!!』はK-1の選手がいたり、総合の選手がいたりっていうイメージで捉えているんですけど、もしかしたら総合だけになるかもしれないし、そのへんが未確定ですね。そうなったらDREAMスペシャルなのか『Dynamite!!』になるのかはわかりませんけど、『やれんのか!』はないと思うんですけど、名称は決まっていないです。
──桜庭選手はここのところ負け方が悪いように思いますけど、今後は?
笹原 まあ、本人とも話をしたんですけど、当然やりたいという気持ちは凄く理解できますし、現役に対するこだわりも理解しています。ただ、前回、前々回一本負けした現実もあるので、大晦日まで時間もあるので、本人と一回ゆっくり話をして、しっかりと気持ちも聞きたいと思います。僕らから引退してくださいと言うべきなのかな? とかいろいろ考えるんですけど、多分、ファンの方のご意見とかでも、「やらせるべきじゃない」というのがあると思うし、理解できるんですけど、試合はプロモーターの責任のもとファイターが闘いたいという気持ちがあるなら、そこで組んであげるのも大切なことだと思っています。判断が難しいんですけど、この先のことはちゃんと話をしたいと思います。