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2011年8月27日

菊野、DEEP王座2度目の防衛に失敗! 松本は引退をTKO勝利で飾る!
FIGHT FOR JAPAN『10th Anniversary DEEP55 IMPACT』試合結果

8月26日(金)、都内・後楽園ホールにて、FIGHT FOR JAPAN『10th Anniversary DEEP55 IMPACT』が開催された。

大会のメインイベントには、DREAMでも活躍する菊野克紀が登場。自身の保持するDEEPライト級王座を懸け、元SRCライト級王者の廣田瑞人と激突した。廣田は一昨年大晦日『Dynamite!!』の青木真也戦以来、1年8ヵ月ぶりの試合となる。1R、菊野は右フックで廣田をグラつかせる場面を作るも、廣田は態勢を立て直し追撃を許さず。菊野は三日月蹴りを狙うが、試合後に「蹴りの距離は避けたかった」と語ったように廣田は前へ前へと進み距離を潰す。そして、カウンターのフックが待っていようと前へ出続けた廣田が、フック、スーパーマンパンチで菊野を攻め立て、最後は首相撲からのヒザ蹴りも見せ、5-0の判定勝利。菊野は同王座2度目の防衛に失敗した。

そして、セミファイナルには5月の『DREAM JAPAN GP』に出場したDEEPフェザー級王者・松本晃市郎が、DEEPで8戦8勝8KOをあげている吉田道場の長倉立尚を挑戦者に迎え、同王座初防衛戦。松本はこの試合を最後に現役生活にピリオドを打ち、かつて目指していたお笑い芸人の道を再度進むことが決定している。1Rは互いの打撃を警戒し合う両者だったが、2Rになると左フックから連打を見せた松本に対し長倉も応戦し、激しい打ち合いに。そして、左アッパーからの右フックをクリーンヒットさせた松本が、粘る長倉にフックを連打したところで、長倉陣営はタオルを投入。松本が初防衛に成功するとともに、ラストマッチを見事なTKO勝利で飾った。勝った松本は目に涙を浮かべながら「もう格闘家として復帰することはないですけど、また違って形で僕の大好きなDEEPに戻ってきたいと思います。それがもう一つの目標です。お笑いは僕の夢なので、暖かく見守ってもらえれば嬉しいです。今までありがとうございました」とマイク。会場から大きな拍手を受け、最後のリングを後にした。

【FIGHT FOR JAPAN『10th Anniversary DEEP55 IMPACT』試合結果】
■第1試合/71kg以下・女子特別ルール(パウンド有り)(5分2R)
◯アマンダ・ルーカス(The Skrap Pack)[1R4分37秒、TKO ※タオル投入]篠原光(ヨックタイジム)×
■第2試合/62kg以下(5分2R)
×堀友彦(フリー)[判定0-2]釜谷真(Team TOURI)◯
■第3試合/93kg以下(5分2R)
×井上俊介(吉田道場)[1R27秒、KO]悠羽輝(TEAM TACKLER)◯
■第4試合/77.1kg以下(5分2R)
×北崎鎮(空手道禅道会)[2R3分36秒、チョークスリーパー]宮澤元樹(和術慧舟會K太郎道場)◯
■第5試合/93kg以下(5分2R)
◯野地竜太(TEAM GARO)[1R2分56秒、TKO ※タオル投入]森川修次(チーム・クラウド)×
■第6試合/62kg以下(5分3R)
×DJ.taiki(フリー)[判定0-2]和田竜光(吉田道場)◯
■第7試合/DEEPミドル級王者査定試合・83.9kg以下(5分3R)
◯桜井隆多(R-BLOOD)[2R3分4秒、TKO]柴田勝頼(LAUGHTER7)×
■第8試合/DEEPメガトン級タイトルマッチ・無差別(5分3R)
×田澤和久(THUG LIFE香和)[1R1分29秒、アームロック]どすこい羅頭魔勢(フリー)◯
※羅頭魔勢が新王者に。
■第9試合/DEEPフェザー級タイトルマッチ・65.8kg以下(5分3R)
◯松本晃市郎(今田道場)[2R2分48秒、TKO ※タオル投入]長倉立尚(吉田道場)×
※松本が初防衛に成功。
■第10試合/DEEPライト級タイトルマッチ・70.3kg以下(5分3R)
×菊野克紀(ALLIANCE)[判定0-5]廣田瑞人(CAVE)◯
※廣田が新王者に。