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2011年7月16日

『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』有明コロシアム大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.3

熱戦が続いた『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』(有明コロシアム)。激闘を終えたファイター達の試合後のコメントをお届けする。
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■大沢ケンジ「意外に試合で使える寝技を持っているな」

──試合を終えた感想をお願いします。
大沢 本当にホッとしたというか。今までしばらく自分から寝技に行くことがなかったんで、自分でも「意外に試合で使える寝技を持っているな」と思いました(笑)。
──藤原選手の印象は?
大沢 藤原選手の印象というか、自分の最初のプランでは打撃で勝負しようかなと思っていたんですけど、1Rに組んだ時に自分と寝技に差があるなと思って、そこから展開を変えて、寝技で勝負しました。思ったよりも寝技の差があったのかなと思いましたね。
──世界大会に向けての抱負をお願いします。
大沢 フィニッシュできる選手にいつかなれるように頑張ります(笑)。
──足首にテーピングを巻いていましたけど、状態は良くなかったんですか?
大沢 状態は全然良くなかったですね。凄く緊張しました。
──最後の1分半ぐらいは自分の判定勝ちを確信して、敢えてやらせていたんですか?
大沢 そうですね。ちょっと疲れちゃっていて、あまり寝技でフィニッシュできる技がないので、どうしようかなと思って、ちょっとずるいですけど、上にいて勝ったかなというのはありましたね。


■藤原敬典「何もさせてもらえなかったです」

──試合を振り返ってみていかがでしたでしょうか?
藤原 とにかく大沢選手はうまかったですね。何もさせてもらえなかったです。
──作戦はあったけど、封じ込められてしまったと?
藤原 そうですね。ここまでしつこくテイクダウンに来ると思っていなかったという自分の甘さがあったかなと。作戦通りにやらせてもらえなかったですね。想定以上にテイクダウンを狙ってきたので。
──今後どういった課題を持って取り組んでいきますか?
藤原 やっぱり見てもらった通り、自分の闘いができていない。自分の闘いというのは、打撃を見せるところにあると思うんですけど、結局それを封じ込められているようだと話にならないので、もっとタックルを切るとかそういうところに専念して、自分の打撃ができるような形にしていかないと、この先どうしようもないなと。改善点はそこですかね。
──テイクダウンをされて、下になってからどうやって立ち上がろうと思っていましたか?
藤原 行けるのであれば一本を狙って、足関も途中まで形にいっていたので、あれは作戦のうちだったんですが…。でも、抑え込む形というのが想定以上にうまくて、そこで作戦が崩れちゃったのはあると思います。


■川尻達也「パウンドでKOできたから気持ちいいです」

──試合を振り返ってみていかがでしたか?
川尻 やっぱり組んじゃったかなって(笑)。夏の有明だから殴ってKOしたかったんですけど、チキンなので楽なほうに。組んだら勝てると思っていたから、楽なほうに行っちゃったかな。でも、パウンドでKOできたから気持ちいいですね。久々に殴って終わらせられたかな。
──スタンドの打撃でKOすることにこだわった?
川尻 そうですね。やっぱり夏の有明なんで、殴って勝たないと。数年前に殴られて負けているんで。メレンデスに負けて、最近は打撃も試合で出せていなかったので、“川尻は打撃ができねえんじゃねえか説”が上がったらムカつくんで。打撃ができるところもそろそろ見せたかったんですけど、やっぱり組んじゃいましたね。叩き付けたときに相手よりも俺のほうが首が痛くて、ビックリしました。一瞬しびれて、ひとりDDTをやっちゃいましたね。
──対戦相手については闘ってみていかがでしたか?
川尻 足が利いていてパスがしづらかったんですけど、映像を見た感じだと古い寝技というか、下になったときに立つとか、今のMMAの技術がない選手だと思っていたので、組んだら問題なく勝てるなっていうのはありました。想像通りですね。下からパウンドの対処ができていないというか、ちょっと雑なところがあったので、その通りになったのかなと。
──今回いい形で勝利できましたが、今後の目標は?
川尻 今後の目標は、追って発表します(笑)。今は言いたくないです。自分のなかでやるべきこと、やりたいことは確実にあるので、また明日から一歩一歩、歩みを進めたいと思います。