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2011年6月11日

笹原EPの7・16『DREAM JAPAN GP FINAL』見どころ解説④【高谷裕之vs宮田和幸】

笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの7・16FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』(有明コロシアム)見どころ解説、パート4! 今回はDREAMフェザー級タイトルマッチ、高谷裕之vs宮田和幸だ!

■怪物が遂に覚醒

──宮田選手はフェザー級転向後、6戦全勝。挑戦者として誰も文句はないですよね。
笹原 6連勝はすごいですよね。それ以外にも、昨年7月のK-1 MAXでの渡辺一久戦(K-1ルール)の勝利もありますから、正確には7連勝中。宮田選手の活躍を見ていると、小見川選手とすごく感じが似ている気がするんですよ。小見川選手もMMAに転向した当初はバックボーンの柔道とMMAがなかなかフィットしなかったですけど、宮田選手もMMAに来た当初はバックボーンのレスリングとMMAがうまく噛み合っていませんでした。でも、経験を積んで、適正体重を見つけて、そして今、ようやく花開いているという。怪物が遂に覚醒したという感じがしますよね。
──フェザー級転向後の宮田選手からは、「この階級では負ける気がしない」とか、自信満々の言葉しか出てきません。
笹原 本心なんでしょうね。強がって言っている感じはまったくしないですから。あと、私が聞いたのは、スタンドの練習では同じ階級のキックボクサーとスパーリングすることもあるそうなんですけど、本職のキックボクサーを相手にしてもパワーで全然、圧せると。ゴチャゴチャッとなったときも、パワーでコーナーに押しこんで殴って優勢に立ってしまうそうです。フィジカルは間違いなくこの階級では一番。下手すればライト級を飛び越えて、ウェルター級の中に混じっても遜色ないくらいのフィジカルだと思います。

■ストライクフォースでの敗戦の影響

──一方、チャンピオンの高谷選手ですが、4月のストライクフォースではロバート・ペラルタ選手に判定負けを喫してしまいました。
笹原 負けたことに対しては、当然本人もショックでしょうし、反省もしていると思うんですけど、それ以上に周囲の関係者がショックを感じているんです。去年一年の熱く盛り上がったフェザー級戦線のストーリーが一気にチャラになってしまったわけですから、関係者としてもショックですよね。その反応を見て高谷選手は「俺はそんなにデカい敗戦を喫してしまったんだ……」ということを実感したと思います。DREAMのチャンピオンという称号を持って海外で闘って敗戦してしまったことに対する影響度の大きさ。それがベルトの重さということなんですけど、それを今、高谷選手は肌身に感じていると思います。ですから、高谷選手がそのストライクフォースでの敗戦をどうプラスに変えられているか? そこが今回のひとつのポイントになると思います。ここで這い上がってもう一度ベルトの価値を高めようと決意して防衛戦に臨むのか、それとも敗戦を引きずったまま臨むのか。それってほんとに死ぬほど練習して、「やっぱり俺はやれる」という自信を取り戻すしかないと思うんですよね。今、それをやっている最中だと思うんですけど、7月のタイトルマッチまでに完全に自信を取り戻した100%の高谷裕之に近づけるかどうか? ひょっとしたら100%に持っていけたとしても、宮田選手の勢いとフィジカルを打ち破ることはできないかもしれません。100%以上、110%、120%の高谷選手に仕上げられるかだと思います。

■殺人ジャーマンの封印は解かれるか?

──そのくらい今の宮田選手の勢いはすごいと。
笹原 単なる6連勝じゃないですからね。DREAMではDJ.taiki選手、大塚隆史選手、リオン武選手、宇野薫選手と闘って勝利しています。テイクダウンしてグラウンドで圧力を掛け続けるという必勝パターン。「俺にはこれしかない」と言わんばかりのあの徹底的な戦法をされるとやっかいですよ。宮田選手は「ベルトを取るまではあの闘い方で行く」と言っていますから、次の高谷戦でもおそらく同様の戦法を採るでしょうね。あと、殺人ジャーマンの存在も不気味です。
──いつも宮田選手が試合で出しているジャーマンではなく、あまりにも危険なため師匠の前田日明さんから使用を許されていないという殺人ジャーマンですね。
笹原 宮田選手にとってはキャリア初のタイトルマッチですからね。この大一番に際し、前田さんからGOサインは出るのか? 殺人ジャーマンの封印が解かれるのかにも注目です。

★★★★★DREAMフェザー級タイトルマッチが行われる7・16『DREAM JAPAN GP FINAL』チケット一斉発売は6月12日(日)10時から!!★★★★★

【FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』対戦カード】
■バンタム級(-61キロ)日本トーナメント決勝戦
所英男(日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)vs今成正和(日本/チーム・ローケン)
■バンタム級(-61キロ)日本トーナメント3位決定戦
山本篤(日本/KRAZY BEE)vs大沢ケンジ(日本/和術慧舟會 HEARTS)
■DREAMライトヘビー級(-93キロ)タイトルマッチ
ゲガール・ムサシ(王者/オランダ/チーム・ムサシ)vs泉浩(挑戦者/日本/プレシオス)
■DREAMフェザー級(-65キロ)タイトルマッチ
高谷裕之(王者/日本/高谷軍団)vs宮田和幸(挑戦者/日本/BRAVE)
■ライト級(-70キロ)ワンマッチ
川尻達也(日本/T-BLOOD)vsヴィラミー・シケリム(ブラジル/ノヴァウニオン)

FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』
◎日時/2011年7月16日(土)開場16:00 開始17:00(予定)
◎場所/有明コロシアム
◎主催/(株)FEG、(株)リアルエンターテインメント
◎チケット料金/全席指定・消費税込
・VIP(ビップ)=100,000円【特典:専用入場ゲート・グッズ付】
・RRS(ロイヤルリングサイド)=22,000円
・スタンドS=10,000円
・スタンドA=5,000円
(※1歳より入場券が必要です)
◎チケット発売スケジュール/
・一斉発売=6月12日(日)10:00〜
◎チケット発売所/
・DREAM webサイト(http://www.dreamofficial.com/
・DREAM携帯サイト(iモード Yahoo!ケータイ EZweb)
・イープラス(http://eplus.jp/battle/) ※パソコン&携帯
・チケットぴあ(電話0570-02-9999 <Pコード=594-790>)
・ローソンチケット(電話0570-084-003 <Lコード=38170>)
・CNプレイガイド(電話0570-08-9999)
・レッスル池袋店(電話03-3989-0056)(http://www.wrestle.jp/
・書泉ブックマート(電話03-3294-0011)(http://www.shosen.co.jp/
・フィットネスショップ格闘技(電話03-3265-4646)(http://www.fs-kakuto.com/
・チケット&トラベルT-1(電話03-5275-2778)(http://www.t-1.jp/tk/
・後楽園ホール(電話03-5800-9999)(http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/
・公武堂(電話052-241-2511)(http://www.koubudo.co.jp/
・バトルロイヤル(電話03-3556-3223)(http://www.battleroyal.jp/
・Laughter7(電話03-6807-1770)(http://www.laughter7.com/
・新日本プロモーション(http://www.shinnichi-pro.co.jp/
◎お問合わせ/DREAM事務局03—5775—5065