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2011年5月13日

「闘うことで夢を売る人間が逃げてちゃダメです」
所英男インタビュー

5・29 FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』（さいたまスーパーアリーナ）で開催のバンタム級日本トーナメントに出場する所英男に、同トーナメントに向けての意気込みを語ってもらった。【取材日：2011年4月20日】

■「前田さんと一回やってみたいという気持ちはありました」

──バンタム級日本トーナメントの組み合わせが決まったわけですけど、まずは抽選会の感想から聞かせてください。
所　凄く緊張しました。控え室でいろいろ考えていたら、凄く緊張してきちゃって、はい。
──控え室でどんなことを考えていたんですか？
所　いやぁ、なんか……、「簡単に相手の選ばれたらいやだなぁ……」とか（笑）。
──所選手のトーナメント枠を選ぶ順番は3番目でした。1番目の今成正和選手は第3試合の赤コーナーに、2番目の前田吉朗選手は第2試合の赤コーナーに入って、「さあ、自分の順番」というときはどんなことを考えていたんですか？
所　とりあえず誰も入っていなかったら“D（第2試合・青コーナー）”に行こうと思っていたんですけど、その前に前田さんが“C”に入ったのでどうしようかと思ったんですけど……、なんか分からないですけど、自分の中でパッと「あそこだ」と決まりました。
──以前から前田選手と闘ってみたいという気持ちがあったんですか？
所　そうですね。前田さんは素晴らしい試合をする選手と思っていたので、前から一回やってみたいなという気持ちはあって、そういうのが重なって今回、はい。こっちのブロックのもう一つの山には山本篤選手もいますし、ダレン（・ウエノヤマ）選手もいますし、凄くいいブロックだなと思います。
──準決勝では山本篤選手と闘いたいですか？
所　やりたいですね。やっぱり一回負けているというのと、ほんとに悔しい思いをしたので……、凄く悔しい思いをしたので、いつかやり返したいという気持ちはありますね。そこで勝って、決勝で今成さんとやれたら最高です。
──「悔しい」という言葉に実感がこもっていますね。
所　篤選手のおかげでボクシングの合宿とかでも頑張れたというのがあるので、篤選手には感謝しています、はい。

■「一気に世界チャンピオンになれるチャンスなので気合いが入ります」

──所選手にとって今回の日本トーナメントはどのような意味がありますか？
所　トーナメントは気合いが入るというか、チャンスですからね。ワンマッチと比べてもトーナメントというのはチャンスが大きいですから。3回勝てば日本チャンピオンで、もう3回勝てば世界チャンピオンになれるという、一気に世界チャンピオンになれるチャンスなので気合いが入ります。生ききってやろうという気持ちです。
──DREAM旗揚げ以降、日本人選手を相手にしたときの戦績が2勝5敗とあまり芳しくありません。
所　そうですね。逃げてちゃダメなので、勝って道を開いていきたいです。
──抽選会では前田選手に対して「パンクラスで連勝されていて凄く目障りだったので、挑戦したいと思います」という発言もありました。
所　まあ、言葉が出てこなかったので、言われたことをそのまま言っただけと言いますか、はい。
──でも、言われたとき、ちょっとムッとしていましたよね？
所　「目障り」と言われたので、まあ……嫌ですよね。「目障り」って。まあ、嫌ですよ。
──この試合は名勝負の予感がするんですけど、伝わる試合というか、そういう意味ではいい相手だなと思いませんか？
所　間違いなくそうですね。いい試合には絶対になると思うので、それを見てちょっとでも勇気づけられる人がいれば嬉しいですね。その上で勝てば最高です。
──抽選会のときも気合い入った表情をされていましたし、強豪の前田選手の隣に自分から入っていきましたし、いつも以上に向かっていく姿勢というのを感じます。
所　いろいろ頑張らなければいけないときですからね。個人的な話だと自分のジムをやるというのもありますし、結婚したというのもありますけど、やっぱり3月11日にあのような大震災があって、僕たちのような闘うことで夢を売る人間は絶対に逃げちゃダメだなと思って、はい。
──「闘うことで夢を売る人間は逃げちゃダメ」。いい言葉ですね。それを震災後に感じたと。
所　そうですね。頑張らないと。今、頑張りたくても、頑張れない状況にある人も多いですから。今回のバンタム級トーナメントは凄い選手が集まっているので、みんないい試合するので、それで少しでも勇気づけられたら嬉しいです。

【FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』対戦カード】
■バンタム級（-61キロ）日本トーナメント1回戦第1試合
ダレン・ウエノヤマ（アメリカ/ハウフグレイシー柔術アカデミー）vs山本篤（日本/KRAZY BEE）
■バンタム級（-61キロ）日本トーナメント1回戦第2試合
前田吉朗（日本/パンクラス稲垣組）vs所英男（日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス）
■バンタム級（-61キロ）日本トーナメント1回戦第3試合
今成正和（日本/チーム・ローケン）vs藤原敬典（日本/秋本道場ジャングルジャンクション・チームZST）
■バンタム級（-61キロ）日本トーナメント1回戦第4試合
大沢ケンジ（日本/和術慧舟會 HEARTS）vs大塚隆史（日本/AACC）
■バンタム級（-61キロ）日本トーナメント準決勝
1回戦第1試合の勝者vs1回戦第2試合の勝者
■バンタム級（-61キロ）日本トーナメント準決勝
1回戦第3試合の勝者vs1回戦第4試合の勝者
■フェザー級（-65キロ）ワンマッチ
宇野薫（日本/UCS）、西浦“ウィッキー”聡生（日本/STGY）
■フェザー級（-65キロ）ワンマッチ
石田光洋（日本/T-BLOOD）vsヨアキム・ハンセン（ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA）
■フェザー級（-65キロ）ワンマッチ
リオン武（日本/シューティングジム横浜）vs松本晃市郎（日本/今田道場）
■ライト級（-70キロ）ワンマッチ
菊野克紀（日本/ALLIANCE）vs中村大介（日本/U-FILE CAMP.com）

【FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』ワンマッチ参戦選手】
青木真也（日本/パラエストラ東京）

FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』
◎日時/2011年5月29日（日）開場15:00 開始16:00
◎場所/さいたまスーパーアリーナ
◎主催/（株）FEG、（株）リアルエンターテインメント
◎協力/さいたまスーパーアリーナ
◎チケット料金/全席指定・消費税込（※1歳より入場券が必要です）
・VIP（ビップ）＝100,000円
・RRS（ロイヤルリングサイド）＝22,000円
・スタンドS＝10,000円
・スタンドA＝5,000円
◎チケット発売スケジュール/
・DREAM webメンバーズサイト先行予約＝4月16日（土）10:00〜24:00
・DREAM携帯サイト先行予約＝4月16日（土）13:00〜24:00
・特別先行電話予約＝4月17日（日）10:00〜18:00
・DREAM webサイト先行予約＝4月17日（日）10:00〜24:00
・一斉発売＝4月24日（日）10:00〜

◎チケット発売所/
・DREAM webサイト（http://www.dreamofficial.com/）
・DREAM携帯サイト（iモード　Yahoo!ケータイ　EZweb）
・イープラス（http://eplus.jp/battle/） ※パソコン＆携帯
・チケットぴあ（電話0570-02-9999 ＜Pｺｰﾄﾞ=594-790＞）
・ローソンチケット（電話0570-084-003　＜Lｺｰﾄﾞ=38170＞）
・CNプレイガイド（電話0570-08-9999）
・レッスル池袋店（電話03-3989-0056）（http://www.wrestle.jp/）
・書泉ブックマート（電話03-3294-0011）（http://www.shosen.co.jp/）
・フィットネスショップ格闘技（電話03-3265-4646）（http://www.fs-kakuto.com/）
・チケット＆トラベルT-1（電話03-5275-2778）（http://www.t-1.jp/tk/）
・後楽園ホール（電話03-5800-9999）（http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/）
・さいたまスーパーアリーナ（電話048-600-3037）（http://www.saitama-arena.co.jp/）
・公武堂（電話052-241-2511）（http://www.koubudo.co.jp/）
・バトルロイヤル（電話03-3556-3223）（http://www.battleroyal.jp/）
・新日本プロモーション（http://www.shinnichi-pro.co.jp/）
◎お問合わせ/DREAM事務局03—5775—5065