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2010年9月24日

「ミノワマン選手が超人だったら、僕はジェロニモです」
石井慧インタビュー

9・25『DREAM.16』(日本ガイシホール)にて行われるDREAM無差別級ワンマッチ、ミノワマン戦に臨む石井慧にインタビュー。『DREAM.16』への電撃参戦が決定した直後の石井に意気込みを聞いた。【取材日:2010年9月22日】

■「今は懸命にカンフーの練習をしています(笑)」

──遂に国内第2戦目が決定しました! ファンにとっては待ちに待ったという感じだと思うのですが、石井選手ご自身は今、どんな気持ちですか?
石井 ファンの皆さんには一日でも早く自分の試合を観ていただきたいと思っていたので、そういう場面が早く来て良かったと思います。
──5月のニュージーランドでの試合、6月のハワイでの試合と、着実に進化している印象を受けます。
石井 やっぱり全部やらないといけないと思っていて、それが試合ごとに良くなってきているので、どんどんステップアップしていきたいと思っています。
──海外での試合も経験されて、日本では今回で2試合目ですけど、MMAに慣れてきているという感じはありますか?
石井 少しずつ慣れてきたかなと思いますけど、でも、まだまだ。もうちょっとです。
──まだ不安な部分もある?
石井 不安はありますよ。不安要素を挙げたらキリがないです。
──今回、日本での試合を決めた理由というのは?
石井 日本でやりたいというのもありましたし、(昨年大晦日に)負けた印象を覆すためにもまずは勝たないといけないですし、あとはお金の面もあります(笑)。
──その昨年大晦日『Dynamite!!』でのデビュー戦から9ヵ月経ちましたが、改めてあの頃を振り返っていかがですか?
石井 やっぱりプロの洗礼を受けて、凄く落ち込んでいましたよね。そこから立ち直った自分に拍手を送りたいです。
──昨年の大晦日からここが一番進化したという点はどこでしょうか?
石井 試合慣れというか、テンパらなくなってきたし、間合いとかそういうところですね。
──9ヵ月ぶりの日本での試合でどんな試合を見せたいですか?
石井 自分の練習してきたことを出すのが一番だと思うんですよね、やっぱり。そうじゃないとせっかく頑張ってきたのに意味がないですからね。相手のことを考えてもわからないですから。ミノワマン選手のDVDを観たところで、今はどんなふうに変わっているのかも知らないですし。相手が何をして来るのかということではなく、自分が何をできるのかということを考えて、今は懸命にカンフーの練習をしています(笑)。

■「次は感性でやっていきたいです」

──今回の対戦相手はミノワマン選手です。
石井 試合経験もすごく豊富ですし、強い選手なんで恐れています。
──ミノワマン選手に「石井選手はどんなイメージですか?」と聞いたら、「柔道超人」だとおっしゃっていました。
石井 ミノワマン選手が超人だったら、僕はジェロニモですよ。凡人です(笑)。1パーセントが足りないんですよね。
──超人に勝ったら、さらにその上を行ったということになりますね。
石井 そうですね。パーフェクト超人ですよ。ネプチューンマンになるってことですからね。でも、超人になりたいと願うジェロニモ。そういうことです。
──先ほどの会見の中でミノワマン選手が石井選手のことを「第1回超人オリンピックのラーメンマン」に例えられていましたけど、あれはミノワマン選手曰く、あの頃のラーメンマンはまだ正義超人ではなく残虐超人の心を持っていた時期で、石井選手にもそこに共通点があるということだそうです。
石井 残虐超人ですか? で、なんで彼が正義超人なんですか?(笑)。まだモンゴルマンにはなってないと。じゃあ、それ(残虐超人)で行っていいっていうことですよね、向こうは。だったら、栓抜きを隠し持ってるのもアリだ(笑)。
──そんなミノワマン選手との一戦はどういった闘いになるでしょう?
石井 そのときの感性に任せて、ですね。今作戦を練っても何もできないし、そういうレベルにも達していないと思うので、次は感性でやっていきたいです。
──作戦は立てない?
石井 今はあまり立てないほうがいいんじゃないかと思っています。
──試合のテーマについて記者会見では「試合までに考えておきます」とおっしゃっていましたが、考えられました?
石井 え〜、“露出魔”でお願いします(笑)。相手に迷惑をかけるぐらいさらけ出すということですよ。コート一枚で行っちゃうかもしれないですね。ファールカップとか着けないで(笑)。

【『DREAM.16』対戦カード】
■無差別級ワンマッチ
ミノワマン(日本/フリー)vs石井慧(日本/アイダッシュ)
■ライトヘビー級王座決定戦
ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ)vs水野竜也(日本/フリー)
■ミドル級ワンマッチ
桜庭和志(日本/LAUGHTER7)vsジェイソン“メイヘム”ミラー(アメリカ/チーム・メイヘム・ミラー)
■ライト級ワンマッチ
青木真也(日本/パラエストラ東京)vsマーカス・アウレリオ(ブラジル/エリート・ミックスド・ファイターズ)
■フェザー級ワンマッチ
高谷裕之(日本/高谷軍団)vsチェイス・ビービ(アメリカ/HITスクワッド)
■フェザー級ワンマッチ
小見川道大(日本/吉田道場)vsコール・エスコベド(アメリカ/Pacific Martial Arts)
■フェザー級ワンマッチ
石田光洋(日本/T-BLOOD)vs西浦“ウィッキー”聡生(日本/STGY)
■フェザー級ワンマッチ
宮田和幸(日本/BRAVE)vsリオン武(日本/シューティングジム横浜)
■フェザー級ワンマッチ
所英男(日本/チームZST)vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA)