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2010年9月5日

青木が五味に一本勝ちしたアウレリオと激突!! リオンがDREAM初参戦!!
9・25『DREAM.16』一部対戦カード発表!!

9月5日(日)、都内ホテルにて記者会見が行われ、9・25『DREAM.16』(日本ガイシホール)の追加対戦カードが発表された。
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発表されたカードは、【ライト級ワンマッチ】青木真也vsマーカス・アウレリオ、【フェザー級ワンマッチ】宮田和幸vsリオン武、【フェザー級ワンマッチ】所英男vsヨアキム・ハンセン、【ライトヘビー級王座決定戦】ゲガール・ムサシvs水野竜也の4試合。記者会見には青木、宮田、リオン、所、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席した。

会見に先立ち笹原EPはカード発表の遅れについて触れ、「カード発表が遅れてしまったことに対し、ファン、関係者、選手の皆様にお詫び申し上げます」と陳謝。そして、「カード調整に時間が掛かり、私を含め我々運営の力不足なのですが、時間が掛かってしまいましたが、とても良いカードが並べられたと思います」と上記4カードを発表すると、さらにもう1カードを本日5日(日)21時より「DREAM CHANNEL」(http://www.youtube.com/user/DREAM)にて発表することを明かした。

7月の『DREAM.15』に続き連続出場となるDREAMライト級王者の青木真也は、「あと3週間ということで、ここでやっと3枚出たのですが、DREAM、日本の格闘技をここから9月25日まで盛り上げていきたいと思います。ファンも僕たちもカードが出なくてやきもきしたんですけど、ここから一気に行きたいと思います」と意気込み。対戦相手のアウレリオについて、06年4月のPRIDE武士道で五味隆典に肩固めで一本勝ちしたことを思い出す日本のファンは多いと思うが、青木自身もそこは意識しており「マーカス・アウレリオを見るときにやっぱり“五味隆典”というフィルターを通して見るお客さんは多いと思うんですけど、そういう見方をされるのもいいんですけど、『僕は僕』という気持ちもあるとともに、やっぱり負けられない。五味選手が今、アメリカで頑張っているので、僕自身も日本でやっていて負けてられないという気持ちは強いです。いつか五味隆典という選手と対峙することがあると僕は思っていますし、そういう部分で9月25日、これから日本を盛り上げていく意味で次の試合は負けられないと強く思っています」と語っていた。笹原EPによると、アウレリオは「青木から最初にタップを奪うのは俺だ」と鼻息も荒い様子。そんなアウレリオの寝技について「非常にタイトでキレイな寝技をする感じです」と印象を語った青木は、「今の日本の格闘技界はネガティブな情報が多いので、とにかく明るくしたいです。一生懸命頑張って名古屋をいい大会にしたい」と語っていた。

また、同大会には前修斗世界ライト級王者のリオン武がDREAM初参戦。「修斗で7年間、キャリアを積みまして、目標である修斗のチャンピオンに2回なり、憧れである佐藤ルミナ選手にも勝つことができました。修斗での目標は達成することができたので、今回新たにDREAMに参戦することになりました。俺が出るからにはDREAMフェザー級の勢力図を変えます。俺の試合は全部面白いので、今まで格闘技を観たことない人も振り向かせたい」と力強く抱負を語った。そして、対戦相手の宮田和幸について「レスリングでオリンピックに出ている選手なので、フィジカルは尋常じゃないと思います」と語ると、「警戒するところはタックル。オリンピックレスラーのタックルは防げないと思うので防がない。ヒザ蹴りを合わせたほうが楽」と宮田のタックルをヒザで迎撃することを予告。すでにDREAMルールに適応するための練習を積んでおり、修斗では認められていないグラウンドでのヒザ蹴りに手応えを得ているようで、「こっちのルールのほうが向いているかも」と自信を見せていた。今後闘ってみたい選手に高谷裕之の名前を挙げたリオン。「高谷選手は強いし、とにかくあのファイトスタイルが好き。高谷選手は今、ベルトを目指しているようなので、いつか闘うタイミングが来たら殴り合ってみたいですね」と意欲を見せていた。

対する宮田も「この階級では正直、負ける気がしません。次も全力で勝ちたいと思います」と自信満々だ。「何回か修斗で試合を見させてもらって、逆転勝ちが多い選手なので気が抜けない。気持ちが強い選手だと思うので、そっちのほうでも負けず、全力で頑張りたいなと思います」とリオンの印象を語ると、タックルにヒザを合わせるというリオンの発言について「合わそうと思って合わせられるもんじゃないでしょ」と一笑。「タックルに行くかどうかも分からないですからね。今はなんでもできる自信がありますから。前に『これからは勝てる相手としかやらない』と言いましたけど、相手は誰でもいいんですよ。だって誰とやっても勝てると思っているから」と自身の勝利に微塵の疑いもない様子だった。

同じくフェザー級ワンマッチで前DREAMライト級王者ヨアキム・ハンセンと激突するのが所英男だ。「ヨアキム・ハンセン選手という強い選手と試合を組んでいただいて、とても嬉しく思っています。自分のやるべきことを全力で頑張りたいと思います」と意気込みを語った所は、ハンセンの印象について「実績も申し分ないですし、何でもできる選手」と評価。『DREAM.14』での西浦“ウィッキー”聡生戦の敗戦から「ここ最近の試合で下がることが多いので、気持ちを強く持ってガンガン前に出るイメージをしています」という所は、「自分でも気持ちを上げていますけど、周りの人に次の相手がハンセン選手だということを言うと『大丈夫なの……?』って言われるので、そう言われるのも頑張ろうって気持ちになります」と苦笑いを浮かべつつ、ハンセン戦に向けモチベーションが上がっていることを明かしていた。

本日夜に「DREAM CHANNEL」で発表される1カードを合わせ、5試合が決定する『DREAM.16』。残りのカードは、「4試合か5試合」(笹原EP)組まれる見込みだ。

【『DREAM.16』決定対戦カード】
■ライト級ワンマッチ
青木真也(日本/パラエストラ東京)vsマーカス・アウレリオ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
■フェザー級ワンマッチ
宮田和幸(日本/BRAVE)vsリオン武(日本/シューティングジム横浜)
■フェザー級ワンマッチ
所英男(日本/チームZST)vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■ライトヘビー級王座決定戦
ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ/レッドデビル・インターナショナル)vs水野竜也(日本/フリー)