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■「DREAMで一番強いヤツがビビアーノって選手で、そいつと試合がしたいです」

──DREAM初参戦が決定しました。率直な今の心境から聞かせてください。
小見川　日本のMMAが不況だって言われている中で勝って盛り上げたい。それが今の気持ちです。
──DREAM参戦を決めた理由というのは？
小見川　強い選手、もちろん今回対戦する韓国の選手も強いと思うんですけど、名前のある強豪選手と試合したいというのがあって、今目の前にあるDREAMという大会に出て、「不況だ」とか言ってるヤツに「クソッタレ！」と言えるような試合、「違うんだぞ」というところを見せたいと思って、今回出場を決めました。
──「違うんだぞ」というのは？
小見川　他の選手と俺とでは違うんだぞということですね。
──日本のフェザー級では俺が最強だと。
小見川　もっと上なんじゃねえかっていうのはありますけどね。自信というのが今あるんで。
──DREAMの印象についてはいかがでしょう？
小見川　俺の階級にしてみても結構いい選手が揃っているなと思って見てました。HERO'SだったりPRIDEだったりの選手が出ていて活躍しているってことで、日本の総合格闘技というのはDREAMにあるんじゃねえかなっていうのはありましたね。
──総合格闘家・小見川道大の目標というのは？
小見川　全世界統一フェザー級チャンピオンになることですね、はい。
──それはDREAMのチャンピオンになった後、世界で闘うというのも視野に入っていると？
小見川　入っています。世界中の強いヤツを追い求めていきます。
──まずはDREAM王座奪取ですね。
小見川　そうですね。本当なら今回すぐにでもやりたかったんですけどね。やりたいですね。
──となると、DREAMで闘いたい選手というのは……。
小見川　ビビアーノ（・フェルナンデス）。DREAMで一番ですから。DREAMで一番強いヤツがビビアーノって選手で、そいつと試合がしたいです。
──ビビアーノ選手との試合は楽しみです。実際に対戦をイメージしたりとかは？
小見川　ビビアーノの光を消して、俺の光を放つって感じですね。戦極でやってたときからの俺の“ネオ柔道”ってスタイルを貫けば、まあ普通に勝てるのかなと思います。
──日本人選手ではどうですか？
小見川　あまりいないですね。みんないい選手だとは思うんですけど……正直、俺はもっと上にいるし、もっと上に行きたいし。
──それはDREAMフェザー級GP準優勝の高谷裕之選手を倒していることが大きいですか？
小見川　高谷選手もこの前の試合とかでもKOで勝って強い選手だと思いますけど、もう一回やりたいかって言ったらそんなに興味ないし。目指すところはビビアーノですね。
──昨年大晦日の高谷戦を振り返ってみていかがですか？
小見川　俺の場合、相手が強ければ強いほど燃え上がるものがあるんですけど、その相手の強さの中に自分のスタイルをどう組み込むかという、要は相手がどうこうよりも自分次第なんですよね。それで、あのときはうまいこと組み込めたのかなという。問題を出されて自分の頭で解くのと一緒で、あのときはうまく解けたという感じですね。

■「今までどおり、『クソッタレ！』で、ぶっ飛ばします」

──DREAM参戦に際し、師匠である吉田秀彦さんにはどんなところを見せたいですか？
小見川　「強いだろ？　俺」ってところを。吉田先輩は柔道の時からずっと知ってるんですけど、いつも吉田先輩が言っていたのは「勝負は勝たなければ意味がない。なにがなんでも勝て」ということなんですね。勝負に対してのこだわりというか、泥臭くてもいいから勝てと。そこを見せたいですね。
──今回の相手は、DREAM初参戦、韓国のジョン・ヨンサム選手ですが、現在ジョン選手についてどのくらい情報があるのでしょうか？
小見川　まったくないです。どんな選手かも知らないです。多分、映像とかもないと思うので、そこがまず今回の問題ですよね。映像もなしでどんな選手かも分からないというのが一番怖いですし、一番の問題なんですけど、そんときそんときで臨機応変に闘って、打撃でも寝技でもすべての局面で俺が制したいなと思っています。そんな状況なんですけど、なんとしても勝たなければいけないので、はい。今までどおり、「クソッタレ！」で、ぶっ飛ばします。
──改めてDREAM参戦に向けての意気込みを聞かせてください。
小見川　DREAM、日本の格闘技界を盛り上げられるように頑張りたいと思います。

【『DREAM.15』対戦カード】
■DREAMライト級タイトルマッチ
青木真也（王者/日本/パラエストラ東京）vs川尻達也（挑戦者/日本/T-BLOOD）
■ライトヘビー級王座挑戦者決定戦
メルヴィン・マヌーフ（オランダ/ショー・タイム）vs水野竜也（日本/U-FILE CAMP.com）
■ライトヘビー級王座挑戦者決定戦
ゲガール・ムサシ（オランダ/チーム・ムサシ/レッドデビル・インターナショナル）vsジェイク・オブライエン（アメリカ/インテグレイテッド・ファイティング・アカデミー）
■ミドル級ワンマッチ
中村和裕（日本/吉田道場）vsカール・アモーゾ（フランス/チーム・アモーゾ）
■ライト級ワンマッチ
J.Z.カルバン（ブラジル/アメリカン・トップチーム）vs菊野克紀（日本/ALLIANCE）
■フェザー級ワンマッチ
小見川道大（日本/吉田道場）vsジョン・ヨンサム（韓国/CMA KOREA/冠岳BJJ所属）
■フェザー級ワンマッチ
石田光洋（日本/T-BLOOD）vsDJ.taiki（日本/フリー）

関連選手：

青木　真也、アリスター・オーフレイム、アンディ・オロゴン、アントニオ・バヌエロス、アンドリュース・ナカハラ、池本　誠知、石井　慧、石田　光洋、泉　浩、今成　正和、ヴィラミー・シケリム、宇野　薫、エイブル・カラム、エディ・アルバレス、エメリヤーエンコ・ヒョードル、大沢　ケンジ、大塚　隆史、大山　峻護、小見川　道大、川口　雄介、川尻　達也、カール・アモーゾ、菊野　克紀、北岡　悟、京太郎、KJ・ヌーン、ゲガール・ムサシ、コール・エスコベド、桜井“マッハ”速人、桜庭　和志、柴田　勝頼、昇侍、白井　祐矢、ジェイク・オブライエン、J.Z.カルバン、ジェイソン・ハイ、ジェイソン“メイヘム”ミラー、ジェラルド・ハリス、ジェロム・レ・バンナ、ジェームス・トンプソン、ジョシュ・トムソン、ジョン・ヨンサム、鈴川　真一、高谷　裕之、ダレン・ウエノヤマ、チェイス・ビービ、長南　亮、DJ.taiki、所　英男、トレヴァー・プラングリー、ドリュー・フィケット、中村　和裕、中村　大介、中村　優作、長島☆自演乙☆雄一郎、西浦“ウィッキー”聡生、バル・ハーン、パーキー、廣田　瑞人、ビビアーノ・フェルナンデス、福田　力、藤原　敬典、古木　克明、ブルーノ・カルバーリョ、ホドルフォ・マルケス・ディニス、ボブ・サップ、前田　吉朗、松本　晃市郎、マリウス・ザロムスキー、マーカス・アウレリオ、水野　竜也、光岡　映二、ミノワマン、宮田　和幸、メルヴィン・マヌーフ、山崎　剛、大和　哲也、山本　篤、ヤン・カブラル、ユサップ・サーデュラエフ、ヨアキム・ハンセン、リオン　武、ロブ・マックロー、渡辺　一久

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