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ウィッキーはこの日、シューティングジム横浜の盟友、現修斗世界ライト級王者のリオン武と2分1Rのスパーリングを公開した。『DREAM.14』の翌日、5月30日にはリオンもプロ修斗JCBホール大会で挑戦者・日沖発を迎えて修斗世界ライト級王座防衛戦を控えているとあって、練習前は笑顔で談笑をかわしつつも、スパーが始まれば両者とも真剣な眼差し。スパー後、リオンは「所選手は修斗の絶対王者のペケーニョ（アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ）を倒しているので、ウィッキーには修斗代表として所選手に勝ってほしい。お互いKOで勝ってうまい酒を呑みたいと思います」とウィッキーにエールを送っていた。

大会開催まで一週間を切って、緊張感に加え減量も重なる時期だが、ウィッキーは終始、リラックスした様子。「調整は順調に行ってます。疲れてはいますけど、怪我もないし、順調ですね」と問題なく仕上がっていることを報告すると、「（海外修行に行った）アメリカでデッカイ90キロくらいの黒人とかにいつもやられていたら、いつのまにか（体が）大きくなっていました。アメリカで3キロくらい増えて、日本に帰ってきたときは77キロあったので、（DREAMフェザー級規定体重63キロまで）14キロあったんですけど、最初頑張ったので今68キロくらいで、あと5キロです」と減量も順調に進んでいることを明かしていた。

今回の対戦相手は「自分がまだアマチュアのとき、格闘技を始めて半年くらいのときに（所が）ここへ出稽古に来て、寝技の練習をしたことあります。力はそんなに強くなかったと思うんですけど、足関とかはうまかった」と語る所英男だ。改めて「相変わらずよく動く選手だな思いますね。あと、トリッキーな動きもするので、そこが危ないポイントかな？」と所の印象を語ったウィッキーは、「いくつか狙っている技はあります」と所戦用の秘策があることを告白。「いつもどおりフックしか出ないかもしれないけど、狙ってるのはあります。打撃？　オレは打撃しかしません」とその秘策は打撃であることをにおわせていた。

昨年10月より、DREAMでジャッジも務めるマット・ヒューム氏のもとで海外武者修行を積んできたアメリカでは、フィジカルアップの他にも、「タックルを切るのと立つのがうまくなった。“際”がだいぶよくなったと思います」とのこと。所がグラウンド勝負に来ることも予測し、「倒されても多分、立てると思います」と自信を見せていた。

今大会はDREAMホワイトケージで行われるが、「ケージよりも、5分3Rというほうがオレにとっては大きいです」と、通常の1R10分・2R5分ではなく、5分3Rで行われることのほうが重要だとコメント。「オレは、持久力系ではなく、瞬発力系の筋肉なので、（時間が）長いとキツイ。試合時間は2分でもいいくらいです（笑）。短期勝負ですね。相手は長く闘いたいだろうけど」と、その理由を語り、速攻勝負を仕掛けることを明かしていた。

ちなみに、写真でウィッキーが持っている画は、“ケージと自分”をテーマに描いたもの。「DREAMはビビアーノ（・フェルナンデス）とかジョー・ウォーレンとかイヤな相手ばかり連れてくるので、そんなところで闘っている自分と、それを楽しんで観てるファンとか真剣に観ているファンとかを描きました」とのことだ。

DREAMチャンネル（http://www.youtube.com/user/DREAM）にアップされているDREAM.14/プロモーションビデオ第2弾（http://www.youtube.com/watch?v=KQc65CxCwls）では「スターを変えないと、KIDさんから」と語っているが、「あれは一年前に言ったものなんですけどね（笑）」と笑顔を見せたウィッキー。「結局、KIDさんは負けちゃって、オレもスターにはなれなかったけど、この一年努力してきたし、スターになるチャンス。今回は、自分にはメリットしかない。相手はデメリットしかない」と、知名度のある所を破って、スター街道を邁進する所存だ。決戦まで6日。独特なファイトスタイルでファンを魅了する格闘猿が、“おいしい相手”所撃破を目指す!!

【『DREAM.14』対戦カード】
■ワンマッチ
ミノワマン（日本/フリー）vsX
■DREAMミドル級ワンマッチ
桜庭和志（日本/ Laughter7）vsハレック・グレイシー（ブラジル/グレイシー柔術）
■DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人（日本/マッハ道場）vsニック・ディアス（アメリカ/シーザー・グレイシー柔術）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
高谷裕之（日本/高谷軍団）vsヨアキム・ハンセン（ノルウェー/フロントライン・アカデミー）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
山本“KID”徳郁（日本/KRAZY BEE）vsキコ・ロペス（アメリカ/チーム・クエスト）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
所英男（日本/チームZST）vs西浦“ウィッキー”聡生（日本/STGY）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
宮田和幸（日本/Brave）vs大塚隆史（日本/AACC）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
前田吉朗（日本/パンクラス稲垣組）vs大沢ケンジ（日本/和術慧舟會A-3）

関連選手：

青木　真也、アリスター・オーフレイム、アンディ・オロゴン、アントニオ・バヌエロス、アンドリュース・ナカハラ、池本　誠知、石井　慧、石田　光洋、泉　浩、今成　正和、イマニー・リー、ヴィラミー・シケリム、宇野　薫、エイブル・カラム、エディ・アルバレス、エメリヤーエンコ・ヒョードル、大沢　ケンジ、大塚　隆史、大山　峻護、小見川　道大、川口　雄介、川尻　達也、カール・アモーゾ、菊野　克紀、キコ・ロペス、北岡　悟、京太郎、KJ・ヌーン、ゲガール・ムサシ、コール・エスコベド、桜井“マッハ”速人、桜庭　和志、柴田　勝頼、昇侍、白井　祐矢、ジェイク・オブライエン、J.Z.カルバン、ジェイソン・ハイ、ジェイソン“メイヘム”ミラー、ジェラルド・ハリス、ジェロム・レ・バンナ、ジェームス・トンプソン、ジョシュ・トムソン、ジョン・ヨンサム、ジョー・ウォーレン、鈴川　真一、高谷　裕之、ダレン・ウエノヤマ、チェイス・ビービ、長南　亮、DJ.taiki、所　英男、トレヴァー・プラングリー、ドリュー・フィケット、中村　和裕、中村　大介、中村　優作、長島☆自演乙☆雄一郎、西浦“ウィッキー”聡生、ニック・ディアス、ハレック・グレイシー、バル・ハーン、パーキー、廣田　瑞人、ビビアーノ・フェルナンデス、福田　力、藤原　敬典、古木　克明、ブルーノ・カルバーリョ、ホドルフォ・マルケス・ディニス、ボブ・サップ、前田　吉朗、松本　晃市郎、マリウス・ザロムスキー、マーカス・アウレリオ、水野　竜也、光岡　映二、ミノワマン、宮田　和幸、メルヴィン・マヌーフ、山崎　剛、大和　哲也、山本　篤、山本“KID”徳郁、ヤン・カブラル、ユサップ・サーデュラエフ、ヨアキム・ハンセン、リオン　武、ロブ・マックロー、渡辺　一久

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