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2010年1月1日

『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』さいたまSA大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.5

熱戦が続いた12・31『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』(さいたまスーパーアリーナ)。激闘を終えたファイター達の試合後のコメントをお届けする。
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■郷野聡寛「100%のマッハじゃなかったかなと思います」

——試合を振り返っていかがですか?
郷野 俺は相手が友達だろうと、同じジムの仲間だろうと、試合になれば誰でもやれるし、今日もやれたんだけど、マッハからは淡白さを凄い感じられたというか……。俺の考えすぎかもしれないけど、もしかして青木とやったときのほうのマッハのほうが強えんだろうなっていう感想を今は持ってますね。あそこまで寝技で簡単にいくというのは、100%のマッハじゃなかったかなと思いますね。
——いい形で今年を締めくくれましたが、来年は?
郷野 別にこれといってないんですけどね。今日も別にケガなく終わることができたので、また何日間か休んで、トレーニングを始めて、いつでも試合できるようなコンディションを作って、少しでも強くなって、世間一般で言われている年齢の壁を越えてね、年を取るにつれてどんどん強くなっていくという素敵なベテランを目指したい。そういう一年にしたい。あと、今日は進行が押していてマイクを持たせてもらえなかったんで、チャンスがあったら言いたかったのは、俺はプロ野球の選手になれなかったドロップアウト組だから、「ライバルは誰?」と言われると、プロ野球がライバルなんですよね。格闘技も野球に負けないくらいの注目を集められる業界だと思ってるし、3、4年前なんか凄かったから。だから俺たち、特にこういう舞台に立てる選手はプロ野球選手に負けないものを持ってると思うし、そういうのを世間一般にもっと知らしめたいというか、PRIDE全盛期のような熱が欲しい。これは誰に言っていいのかわからないけど、偉い人たち、抽象的な言い方かもしれないけど、自分の利権や利益を追求するだけでなく、外に向けてこの世界を大きくしていこうと。それをお願いしたいですね。こういう小さな世界でくっついたり、離れたりしても誰も幸せになれないと思うので。
——マッハ選手と最後にスパーリングをされたのはいつ?
郷野 最後にやったのは4、5年前ですね。そのときの記憶は参考にならないと思って闘いました。
——試合後、マッハ選手の顔は見ましたか?
郷野 いや、覚えてないですね。見てないんじゃないかな。
——先ほどの質問からなんですが、日本のMMAが盛り上がっていない原因はなんだと思いますか?
郷野 それは俺にはわからないですね。偉い人たちの中で何かがあったと思うんですけど、それをどこに向けて言ったらいいのかわかんないんでね。
——入場はどれくらいリハーサルをされてたんですか?
郷野 あれはポピュラーな振り付けなんで、実際に始めたのは一昨日ですね。2時間やってほぼできあがりました。入場は過去最高のものが、氣志團のみなさん、スタッフのみなさん、僕は神輿に乗っけてもらっただけなんで、感謝という言葉にならないくらいありがたいですね。最後、パンツを脱ぐところでグダグダになったのが、俺はこういう星のもとに生まれたんだなと(笑)。でも、それがまた俺らしいと思いました。
——今後のマッハ選手との関係は?
郷野 むしろ仲良くなれるんじゃねえかなって俺は思うんだけど。
——二人でお酒を飲んだりとか?
郷野 まあ、そういう時間が来ると思いますね。マッハに誘われたら、俺はいつでもOKですよ。



■桜井“マッハ”速人「いつも知人に負けてしまう。その原因を突き止めたいです」

——試合の感想をお願いします。
桜井 いやぁ、わけわかんないうちに負けちゃいましたね。
——その理由というのは?
桜井 う〜ん、やっぱりちょっとなんでしょうね……。まあ、相手のほうが強かったっていう。それだけですね。
——郷野選手はグラウンドに行った時にいつものマッハらしくない、100パーセントの力じゃなかったと言ってましたが?
桜井 試合は100パーセント出させたほうが負けちゃうんで、そういうもんじゃないですかね? 勝者は相手の力を出させないから勝てる。
——郷野選手は昔からの知人だということなんですが、やりにくさはありましたか?
桜井 試合が始まったらそんなこと言ってられないし、それは試合が始まる前の問題ですね。
——郷野選手にも聞いたんですけど、試合が終わってみて、今後の二人の関係はどうなりますか?
桜井 へ?(笑)。それでなんて言ったんですか?
——今まで以上に仲良くなる、と。
桜井 まあ、仲いい悪いって、別に試合は関係ないと思うんですけどね。やっぱり職業なんで、どんな友達でも、その15分だけはね。そんな質問されるとは思わなかった(笑)。わかんないな。普通ですよ、普通。でも、負けたから悔しいですよ。
——2010年はどういった1年にしますか?
桜井 大晦日ってあまり負けたことがなかったんで、ある意味、新鮮という。こんな新鮮は良くないですけどね。まあ、五味(隆典戦)以来なんで、いつもなんか、知人に負けてしまう。その原因を突き止めたいですね(笑)。わかんないですね、俺も。



■メルヴィン・マヌーフ「今回の勝利は私たちにとって重要でした」

——今、お電話をかけていたのは?
マヌーフ 兄弟に電話していました。
——それは勝利の報告ですか?
マヌーフ そうです。でも、勝ったことを伝えようと思ったのですが、すでに彼は知っていました。
——では、勝利の感想をお願いします。
マヌーフ 今回の勝利は私たちにとって重要でした。ジムがなくなって、トレーニングをするのに厳しい環境となってしまいました。いろいろな場所や国でトレーニングをしてきましたが、このような状況にあって勝利したことをジムのオーナーに伝えたいですね。これからは新しいジムを持って、より強くなりたいです。
——ジムが燃えてしまって、今回の試合はトレーニングが厳しかったと思いますが、どのようなゲーム運びを考えていたんですか?
マヌーフ ジムの現状ではグラウンドの技を磨くのは厳しいです。ですから、立ち技を練習し、そこに飛びヒザを追加したのです。あと、15分の試合を想定してトレーニングしていましたけど、実際にゲームはそれほど長くならなかったですけどね。
——関節技へのトレーニングは?
マヌーフ いろいろと学習しています。来年はさらにグラウンドの技を磨きたいし、極められないような練習をつんできたいですね。
——STRIKEFORCEのスコット・コーカー氏がメディアに対して、来年の1月30日にあなたとロビー・ローラーと試合を組みたいと言っていました。ジムがない現状では難しいかもしれませんが、1月30日はどうするのですか?
マヌーフ もし、その試合があるとするなら、私のチームが試合の準備をするために体制を整えてくれると思います。ただ、ロビーはグラップラーですが、現状ではグラウンドのトレーニングをするのは難しいです。もし、この試合があるとするなら、できるだけ準備をして、臨みたいと思います。