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報道陣が集まる前からすでに黙々とベンチプレスなどのウェイトトレーニングを行っていたミノワマン。これまでのミノワマンの公開練習と言えば、多摩川土手で行われる奇想天外な特訓が恒例となっていたが、今回は敢えて普段の練習でも取り入れているウェイトトレーニングを報道陣に公開することとなった。これに関して、「ちょっと地味ですが」と謙遜するミノワマンであったが、その言葉とは裏腹に、様々なトレーニング機器を使っての超ハードメニューを次から次へとこなしていく姿は、まさにスーパーハルクそのもの。トレーニング終盤になって筋肉の疲労がピークに達したのか、気合いとともに「ウオォーッ!!」と雄叫びを上げ始めたミノワマンだったが、トレーナーの「おい、超人だろ!!」という言葉に火が着くと、火事場のクソ力を発揮して与えられたメニューをすべてこなしてみせたのであった。

ウェイトトレーニングが終わると、続いてはシャドーを披露したミノワマン。始めはパンチやタックルなどの基本動作を確認しながらシャドーをしていたミノワマンであったが、ここで唐突に中国拳法のひとつである蛇拳の構えを見せると、流れるような動きを披露。さらに、ミノワマンは、傍らに置いてあったペットボトルの水をガブ飲みすると、まるで忘年会帰りの酔っぱらったサラリーマンのように千鳥足でフラフラと動き始め、これまた中国拳法のひとつである酔拳を見せたのだった。

公開練習終了後、囲み会見に応じたミノワマンは、ソクジュとの決勝戦に向けての対策について質問が飛ぶと、「いくつかありますけど、口では公開できない」と具体的な内容についてのコメントは拒否。しかし、ミノワマンは「ヒントは、ジェロニモvsキン肉マン、もしくはジェロニモvsニューアシュラマン」と、漫画『キン肉マン』の中で登場する2つの対決に秘密が隠されていることを明かし、「相手は雰囲気からしてジェロニモに似ているので、理想を言えば、僕はニューアシュラマンまでいきたいですけど、なかなか6本の腕は難しいので、2本でキン肉マンということで」とソクジュ対策への自信を見せた。

また、公開練習の最後に披露した蛇拳＆酔拳に関して、ミノワマンは「ジャッキー・チェンの映画にある、『蛇拳』『酔拳』『少林寺木人拳』『笑拳』を見たんですけど、『酔拳』に出てくる老師が“何事も基本が大事だ”ということをおっしゃっていて、それに凄い衝撃を受けました」とコメント。なんでも、ミノワマンは、今年9月のある夜、なかなか寝付けないためにパソコンでYouTubeを見ていたら、偶然にもジャッキー映画にヒット。これをきっかけにジャッキーが繰り出すカンフー殺法の虜になったようだ。するとここで、「実際に試合でも酔拳は出てくるのか？」という記者からの質問に、ミノワマンは「おそらくお酒は禁止ですよね？　たぶん尿検査とかで出てしまうと思うんで」と飲酒ファイトはもちろん否定。これには報道陣からも笑いが漏れた。

さらに、公開練習でのシャドー中になんの予告もなしに披露した、素早く横に動きながら両手を前に突き出す動作に関しては、実は大人気対戦格闘ゲーム『ストリートファイター2』に登場する主役キャラクターの「リュウ」の動き＆リュウの必殺技である波動拳の動作であったことが、ミノワマン自らの説明によって判明。この動きに関して、ミノワマンは「横スクロールのステップが凄く速いんですよ。あと、細かい動きもいいですよね。あれを自分にも得られたらなと」とコメント。はたして、リュウの動きからヒントを得たミノワマンの必殺コンボが、大晦日に炸裂するのか!?

今年5月の『DREAM.9』で開幕したスーパーハルクトーナメントも、大晦日『FieLDS Dynamite!!』という大舞台でついにファイナルを迎える。改めてソクジュとの決戦に向け、「異次元の、スーパーヘブンの感覚を見ている人に感じさせたいです」と熱い意気込みを語ったミノワマン。『FieLDS Dynamite!!』では、他にも注目カードが目白押しとなっているが、これに関してミノワマンは「自分に出せないところは他の人に任せて、自分の世界をすべて出し切るだけだと思います。プロレスラーとして心に引っかかる試合をやっていきたい」と超人対決に闘志を燃やした。『ミノワマン第15話、“本気の巻”』!!　決戦のゴングまで、あと8日!!

◎協力：エンドウズジム 武蔵小杉センター

【『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ2009～』対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
山本“KID”徳郁（日本/KRAZY BEE）vs金原正徳（日本/パラエストラ八王子/チームZST）
■DREAMvsSRC対抗戦
所英男（日本/チームZST）vsマルロン・サンドロ（ブラジル/ノヴァ・ウニオン）
■DREAMvsSRC対抗戦
高谷裕之（日本/高谷軍団）vs小見川道大（日本/吉田道場）
■DREAMvsSRC対抗戦
川尻達也（日本/T-BLOOD）vs横田一則（日本/GRABAKA）
■DREAMvsSRC対抗戦
青木真也（日本/パラエストラ東京）vs廣田瑞人（日本/フリー）
■DREAMvsSRC対抗戦
桜井“マッハ”速人（日本/マッハ道場）vs郷野聡寛（日本/GRABAKA）
■DREAMvsSRC対抗戦
柴田勝頼（日本/LAUGHTER7）vs泉浩（日本/プレシオス）
■DREAMvsSRC対抗戦
アリスター・オーフレイム（オランダ/ゴールデン・グローリー）vs藤田和之（日本/藤田事務所）
■スーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜 決勝戦
ミノワマン（日本/フリー）vsソクジュ（カメルーン/チーム・クエスト）
■SRCヘビー級ワンマッチ
吉田秀彦（日本/吉田道場）vs石井慧（日本）
■魔裟斗引退試合/K-1ルール（3分5R延長1R）
魔裟斗（日本/シルバーウルフ）vsアンディ・サワー（オランダ/シュートボクシング オランダ）
■K-1ヘビー級ワンマッチ
西島洋介（日本/AK）vsレイ・セフォー（ニュージーランド/レイ・セフォー ファイト アカデミー）
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA（セントジョーンズインターナショナルハイスクール/3年）vs野杁正明（至学館高等学校/1年）
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
嶋田翔太（私立西武台高校/3年）vs石田勝希（初芝立命館高等学校/2年）
■K-1甲子園決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA×野杁正明の勝者vs嶋田翔太×石田勝希の勝者
■K-1甲子園リザーブファイト/K-1甲子園ルール
藤鬥嘩裟（勇志国際高校/2年）vs日下部竜也（愛知県立豊田高校/2年）

関連選手：

青木　真也、アリスター・オーフレイム、アンディ・オロゴン、アントニオ・バヌエロス、アンドリュース・ナカハラ、アンドレ・ジダ、池本　誠知、石井　慧、石田　光洋、泉　浩、今成　正和、イマニー・リー、ヴィラミー・シケリム、宇野　薫、エイブル・カラム、エディ・アルバレス、エメリヤーエンコ・ヒョードル、大沢　ケンジ、大塚　隆史、大山　峻護、小見川　道大、金原　正徳、川口　雄介、川尻　達也、カール・アモーゾ、菊野　克紀、キコ・ロペス、北岡　悟、キム・ジョンマン、京太郎、ギルバート・メレンデス、KJ・ヌーン、ゲガール・ムサシ、ゲーリー・グッドリッジ、コール・エスコベド、桜井“マッハ”速人、桜庭　和志、柴田　勝頼、昇侍、白井　祐矢、ジェイク・オブライエン、J.Z.カルバン、ジェイソン・ハイ、ジェイソン“メイヘム”ミラー、ジェラルド・ハリス、ジェロム・レ・バンナ、ジェームス・トンプソン、ジミー・アンブリッツ、ジョシュ・トムソン、ジョシュ・バーネット、ジョン・ヨンサム、ジョー・ウォーレン、鈴川　真一、ソクジュ、高谷　裕之、ダレン・ウエノヤマ、チェイス・ビービ、長南　亮、DJ.taiki、所　英男、トレヴァー・プラングリー、ドリュー・フィケット、中村　和裕、中村　大介、中村　優作、長島☆自演乙☆雄一郎、西浦“ウィッキー”聡生、ニック・ディアス、ハレック・グレイシー、バル・ハーン、パーキー、廣田　瑞人、弘中　邦佳、ビビアーノ・フェルナンデス、福田　力、藤原　敬典、古木　克明、ブルーノ・カルバーリョ、ホドルフォ・マルケス・ディニス、ボブ・サップ、前田　吉朗、松本　晃市郎、マリウス・ザロムスキー、マーカス・アウレリオ、三崎　和雄、水野　竜也、光岡　映二、ミノワマン、宮田　和幸、メルヴィン・マヌーフ、山崎　剛、大和　哲也、山本　篤、山本“KID”徳郁、ヤン・カブラル、ユサップ・サーデュラエフ、ヨアキム・ハンセン、横田　一則、リオン　武、ロブ・マックロー、渡辺　一久

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