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2009年12月22日

「全勝で潰してやりたいと思います」
ピリピリムードの記者会見! 青木真也、川尻達也がSRCとの対抗戦に出陣だ!!

12月22日(火)、都内ホテルにて記者会見が行われ、12・31『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード、青木真也vs廣田瑞人、川尻達也vs横田一則の2試合が発表された。記者会見には、青木、廣田、川尻、横田、高谷裕之、小見川道大が出席した。
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DREAMが世界に誇る二大ライト級ファイターがSRCとの対抗戦に出陣だ!! DREAMライト級トップコンテンダーの川尻達也は、戦極ライト級王座次期挑戦権も獲得している横田一則と激突。そして、DREAMライト級チャンピオン青木真也は、戦極ライト級チャンピオン廣田瑞人と王者同士の一騎打ちに臨む。

異様な緊張感に包まれた会見だった。ピリピリムードで登壇した青木と川尻は、それぞれの相手との2ショット撮影を拒否し、険しい顔つきで着席。川尻に対する横田の挑発的なコメントの最中に青木が「もういいよ。黙れよ、お前!」と一喝する一幕もあった。青木は「ほんとはね、今年の大晦日はボクと川尻選手のタイトルマッチが決まっていて、ボクもOKを出していたし、川尻選手もやってくれると。そして、2人で今年のDREAMの総決算をしようということになっていたんですけど……まあ、こういう形になって……なんて言うんだろうな、ボクの気持ちというか、笹原さん然りスタッフ然り、そこに泥を塗ったってことは、ボクの中でそれが一番許せなくて、この人たちが『刺しにいけ』と言うんだったら、ボクは刺しにいきます」と語ると、「すべて全勝で潰してやりたいと思います」とSRC壊滅を宣言。川尻は「対抗戦だかなんだか知らないけど、そんなの興味もないし、やる気もないし、別にいい試合するつもりもない。ただ当日にリングの上で相手の息の根を止めるだけです」と不気味なほど静かな口ぶりで意気込みを語り、会見後の記念撮影に応じることなく、会見場を後にした。

SRC側も黙ってはいない。青木の「全勝で潰してやりたい」との発言に対し、廣田は「その言葉を返すだけです。SRCの全勝です」と返すと、「(青木は)オレのことを知らないようなので、ガツンとぶっ飛ばしてやろうかなと思います」と意欲。横田も「正直、おいしいって言ったら変ですけど、ここで勝ってオレの知名度を上げていきたい。モチベーションは確実にオレのほうが上」と闘志を漲らせていた。

また、この日の会見には、大晦日の対抗戦で激突するDREAM代表の高谷裕之とSRC代表の小見川道大も出席。「(高谷は)一番強い日本人選手だと思っています。当日は激しく打ち合いましょう」と語る小見川に対し、高谷も「要はDREAMvs戦極のケンカだと思うので、思いっきり小見川選手をぶっ倒したいと思います」と呼応。真っ向勝負の激しい打撃戦が期待できそうだ。

なお、DREAMvsSRC対抗戦のルールに関しては、試合時間は5分3Rで、SRCでは認められる「踏みつけ」はなし。レフェリーは双方のイベントから起用され、細かいジャッジの基準などは両イベントのルールディレクター同士の協議の上、決定される模様だ。

これで8試合が決定したDREAMvsSRCの対抗戦だが、谷川貞治FEG代表によると、残りは「1〜2試合になると思います」とのこと。また、谷川代表は桜庭和志の出場に関して、「試合ができるコンディションではないようです。桜庭選手本人は『出なきゃ』という自覚がありますが、ドクターストップです。試合が決定してからのキャンセルではないので、具体的にどの箇所を怪我したというのは言えませんが、大晦日に向けての激しいスパーで2カ所、怪我をしたそうです」とコメント。桜庭の大晦日参戦は難しいことを明かしていた。

以下、会見に出席したファイターのコメント。

■小見川道大のコメント
「はじめまして、吉田道場の小見川道大です。DREAMとの対抗戦ということで、高谷選手と(の対戦が)決まりました。(高谷は、)ボクの中でも、DREAMの中でも、一番強い日本人選手だと思っています。その選手と闘えることを嬉しく思います。今からヨダレがこぼれそうなくらいワクワクしています。当日は激しく打ち合いましょう。(相手に言っておきたいことはありますか?)戦極でずっとやってきて、『くそったれ劇場』の最終回の相手が高谷選手なので、願ったり叶ったりと思っています。ボクは準備できているので、試合当日、激しくいい試合をしましょう」

■高谷裕之のコメント
「対抗戦ということで小見川選手との試合が決まったんですけど、要はDREAMvs戦極のケンカだと思うので、思いっきり小見川選手をぶっ倒したいと思います。(『DREAM.11』のときに客席のほうでトラブルがあったと思うんですけど、その件に関して高谷選手のお考えを聞かせてください)選手はルールを守ってリングで闘っているので、観客のお客さん、ファンの皆さんもルールを守って観戦してほしいなと思います。じゃないと、ボク達にも、大会関係者の方にも迷惑が掛かっちゃうので、そのへんはお願いしたいです。さっきは『要は、DREAMvs戦極のケンカ』と言ったんですけど、ケンカのほうはボクと小見川選手に任せてもらって、観客の方は静かに見てほしいです。(相手に言っておきたいことはありますか?)思いっきりやりましょうということだけですね」

■横田一則のコメント
「こんにちは、GRABAKAの横田です。何個か話したいことがあるんですけど、まず、『やっと決まったなぁ』という感じですね。なんか対戦者がゴネてたみたいなので。対抗戦と決まったんだったらパッと気持ちを切り替えて、早く言ってほしかったですね。正直、チケットを注文するのに困っていたので。やっと決まったからこれで気合いも入って、あとはやるだけだなという感じですね。それと、昔に『川尻選手と石田選手に勝つよりも、五味選手に勝たないと意味がない』という発言をしたんですけど、それは正直、五味選手に2人とも負けているんで、五味選手に勝たないと意味がないということで言ったことなんですけど、今は川尻選手も魔裟斗選手とやって知名度も上がっているし、実力もあって、オレは勝ってますけど知名度は低いんで、正直、おいしいって言ったら変ですけど、ここで勝ってオレの知名度を上げていきたい。モチベーションは確実にオレのほうが上なんで、そこを見せていきたいと思います。あと、もう一つ、(川尻は)去年の大晦日で武田(幸三)選手とやって、魔裟斗選手ともK-1ルールでやっていますけども、まあ、K-1ルールでやったら確実にオレのほうが強いんで……(※ここで青木が「もういいよ。黙れよ、お前!」と一喝)。うるせえな。正直、オレが魔裟斗選手とやったら、もっとできた。オレだったらもっと善戦できる自信もあったので、それを今度の試合で見せたいと思います。ただ、相手は多分、テイクダウンで来ると思うんで、そこをいかに凌いでスタンドで勝負できるかだと思うので、応援よろしくお願いします。(相手に言っておきたいことはありますか?)相手のことはリスペクトしているんで、あとはモチベーション上げてもらって、いい試合をして、そして最後、自分がマイクパフォーマンスできるように頑張りたいと思います」

■川尻達也のコメント
「え〜……そうですね、う〜ん……まあ、今年も濃い大晦日を過ごして、いい正月を迎えたいと思います。オレはファンやスタッフに『川尻、やれんのか!?』って言われたらやるだけなんで、いい正月を迎えられるよう精一杯頑張りたいと思います。(今回、青木選手とのタイトルマッチが組まれるんじゃないかという中で対抗戦に決まりましたけど、そのことについてはどう感じていますか?)対抗戦だかなんだか知らないけど、そんなの興味もないし、やる気もないし、別にいい試合するつもりもない。ただ当日にリングの上で相手の息の根を止めるだけです。(相手に言っておきたいことはありますか?)なし」

■廣田瑞人のコメント
「廣田瑞人です。対抗戦で青木選手と決まったんですけど、オレのことを知らないようなので、ガツンとぶっ飛ばしてやろうかなと思います。よろしくお願いします。(青木選手から「全勝で潰してやりたい」との言葉がありましたが、その発言については?)まあ、その言葉を返すだけです。SRCの全勝です。(相手に言っておきたいことはありますか?)ぶっ飛ばします。それだけです。(DREAMというイベントの印象は?)う〜ん、そうっすねぇ……6チャンネル。以上っす」

■青木真也のコメント
「ほんとはね、今年の大晦日はボクと川尻選手のタイトルマッチが決まっていて、ボクもOKを出していたし、川尻選手もやってくれると。そして、2人で今年のDREAMの総決算をしようということになっていたんですけど……まあ、こういう形になって……なんて言うんだろうな、ボクの気持ちというか、笹原さん然りスタッフ然り、そこに泥を塗ったってことは、ボクの中でそれが一番許せなくて、この人たちが『刺しにいけ』と言うんだったら、ボクは刺しにいきます。大晦日、楽しみにしてください。(試合9日前に正式に決まったということで、モチベーションはキッチリ上がっていますでしょうか?)ボク自身、これを生業にしているプロ選手ですから、まったく問題ありません。本当に誰よりも自分を育ててくれたというか、自分の親の面子を潰したってことはボクの中で許すことができないことなんで、申し訳ないけど、すべて全勝で潰してやりたいと思います。(相手に言っておきたいことはありますか?)さくっと勝って、『いや〜、やっぱDREAMって楽しいね』ってことを再確認してもらえるように頑張ります。(SRCというイベントの印象は?)ボクからすると、『國保広報と北岡選手と五味選手のいない戦極ってどうなの!?』みたいな感じですね。まあ、ボクにとっては凄く大事な仕事なので、一生懸命12月31日に頑張って、餅代を稼ぎたいと思います」

【『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~』決定対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
青木真也(日本/パラエストラ東京)vs廣田瑞人(日本/フリー)
■DREAMvsSRC対抗戦
川尻達也(日本/T-BLOOD)vs横田一則(日本/GRABAKA)

【『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~』既報対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
山本“KID”徳郁(日本/KRAZY BEE)vs金原正徳(日本/パラエストラ八王子/チームZST)
■DREAMvsSRC対抗戦
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vs郷野聡寛(日本/GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
柴田勝頼(日本/LAUGHTER7)vs泉浩(日本/プレシオス)
■DREAMvsSRC対抗戦
所英男(日本/チームZST)vsマルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
■DREAMvsSRC対抗戦
高谷裕之(日本/高谷軍団)vs小見川道大(日本/吉田道場)
■DREAMvsSRC対抗戦
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)vs藤田和之(日本/藤田事務所)
■SRCヘビー級ワンマッチ
吉田秀彦(日本/吉田道場)vs石井慧(日本)
■スーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜 決勝戦
ミノワマン(日本/フリー)vsソクジュ(カメルーン/チーム・クエスト)
■魔裟斗引退試合/K-1ルール(3分5R延長1R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)vsアンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
■K-1ヘビー級ワンマッチ
西島洋介(日本/AK)vsレイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォー ファイト アカデミー)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール/3年)vs野杁正明(至学館高等学校/1年)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
嶋田翔太(私立西武台高校/3年)vs石田勝希(初芝立命館高等学校/2年)
■K-1甲子園決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA×野杁正明の勝者vs嶋田翔太×石田勝希の勝者
■K-1甲子園リザーブファイト/K-1甲子園ルール
藤鬥嘩裟(勇志国際高校/2年)vs日下部竜也(愛知県立豊田高校/2年)