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2009年12月15日

DREAMvsSRC対抗戦の第一弾カードが決定!!
『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』記者会見

12月15日(火)、都内ホテルにて記者会見が行われ、12・31『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表された。

DREAMvsSRC対抗戦の第一弾カードが決定だ! この日、発表されたカードは、山本“KID”徳郁vs金原正徳、桜井“マッハ”速人vs郷野聡寛、柴田勝頼vs泉浩、所英男vsマルロン・サンドロ、高谷裕之vs小見川道大、藤田和之vsアリスター・オーフレイムの対抗戦6試合。また、K-1ルールとして西島洋介vsレイ・セフォーの1試合が発表された。

現戦極フェザー級チャンピオンの金原正徳と対戦することとなったKIDは「2年ぶりに大晦日の試合に出られてやる気が出てきたというか、調子も今まで以上によくなっちゃって、すぐにでもやりたい感じです。試合が凄い楽しみっす。今日、ここに来れて、対戦相手もちょっと見られて、ワクワクしています」と意気込み。金原の「チャンピオンより名があるというか、チャンピオンよりチャンピオンらしいKID選手と闘えることを本当に嬉しく思います。けども、(KIDは)チャンピオンじゃないんでね。僕がチャンピオンなので、挑戦するという立場じゃない」との言葉に対し、KIDは「オレにやられても、まだ戦極のチャンピオンだから心配しないで」と返すなど、早くも静かに火花散らしていた。会見に出席した谷川貞治FEG代表によると、今大会出場のオファーを投げかけた際、KIDは「やるんだったら対抗戦やります」と返答。自ら対抗戦に名乗りをあげたKIDが大晦日にどんなファイトを見せてくれるのか注目だ。

また、今年開催されたDREAMフェザー級GP準優勝の高谷裕之は、やはり今年開催された戦極フェザー級GP準優勝の小見川道大と一騎打ち。両選手ともに会見には欠席したが、小見川は「高谷選手という素晴らしいファイターと対戦することができとても光栄に思います。思いっきり打ち合って会場を盛り上げましょう」とメッセージを寄せている。気持ちを前面に出したファイトが魅力の両者。DREAMとSRCを代表するフェザー級ファイター同士の一戦は、片時も目を離せない展開となるだろう。

そして、DREAMフェザー級ベスト4の所英男は、戦極フェザー級GPベスト4、現フェザー級キング・オブ・パンクラシストのマルロン・サンドロと対戦だ。「チャンピオンの次に強い選手」とサンドロを評した所は、「頑張って勝ちたいと思います」と気合い十分。対するサンドロも「私は、母国のために闘うように、戦極チームのために闘います。必ず勝利という結果を出してみせます」と必勝を宣言している。

なお、上記3試合に出場する6選手は全員フェザー級ファイター。DREAMとSRCとではフェザー級の体重規定が異なるため(※DREAMフェザー級=63.0キロ以下/SRCフェザー級=65.0キロ以下)、上記3試合は契約体重となり、KIDvs金原は63.0キロ契約、高谷vs小見川は64.0キロ契約、所vsサンドロは64.0キロで合意した模様だ。

また、ミノワマン戦、石澤常光戦と今年に入り2連勝中の柴田勝頼は、アテネ五輪銀メダリストの泉浩と激突だ。柴田が「(泉のデビュー戦は)柔道のメダリストらしからぬ熱いファイトで素晴らしかったと思います。非常に面白い試合ができると思います」とコメントすれば、泉も「この選手となら殴り合えるだろうなと思いますし、盛り上げられるだろうなと思います」と呼応。激しいぶつかり合いが期待できる一戦だ。なお、この一戦は契約体重なしのフリーウェイトで行われるとのことだ。

そして、総合格闘技界のパイオニア、日本を代表するウェルター級ファイター同士の一戦、桜井“マッハ”速人vs郷野聡寛も実現。マッハが「昔からのお友達」と語ったようにプライベートでも親交のある両者だが、もちろん試合となれば別。両者共に「ボコボコにして、以降、口きいてくれないくらいの試合にしたい」と口を揃え、全力で潰しあうことを誓っていた。

また、会見中に急遽決定したのが、ヘビー級ワンマッチの藤田和之vsアリスター・オーフレイムだ。谷川EPは藤田に、ジェロム・レ・バンナ、チェ・ホンマン、アリスターを対戦相手としてオファー。その返事を待っている状況だったが、会見中に谷川EPの携帯電話が鳴り、藤田から「一番強いアリスターでお願いします」との返事を受け、電撃決定と相成った。DREAM、K-1を股に掛け活躍するアリスターと、日本を代表するヘビー級ファイター、藤田。ヘビー級らしいド迫力な試合になることは間違いない。

いよいよ発表された対抗戦第一弾カード。谷川代表&笹原EPによると、対抗戦カードは「7〜10試合」で調整中で、全対戦カードは18〜19試合になる見込み。出場候補選手として、谷川代表は桜庭和志、田村潔司、青木真也、川尻達也、メルヴィン・マヌーフ、ゲガール・ムサシなど、稲村角雄SRC営業統括本部長は三崎和雄、廣田瑞人、横田一則などの名前をあげている。

以下、会見に出席したファイターのコメント、及び、小見川道大、マルロン・サンドロからのメッセージ。

■金原正徳のコメント
「初代戦極フェザー級チャンピオン、金原です。対抗戦ということで、本当はチャンピオン同士がやれば一番いいのかなと思うんですけど、でも、チャンピオンより名があるというか、チャンピオンよりチャンピオンらしいKID選手と闘えることを本当に嬉しく思います。けども、(KIDは)チャンピオンじゃないんでね。僕がチャンピオンなので、挑戦するという立場じゃなくて、熱い試合を大晦日にできたらいいなと思います。(いつもと違うリングで闘うことについてはどう感じていますか?)大晦日だからとか相手がどうだからとかじゃなくて、結局試合をするのは自分なので、別に関係ないと思います。(KID選手の印象は?)見たまんまだと思います。ガッと来て、ガッと相手を殺すという。獣のように食いちぎるようなイメージがあります」

■山本“KID”徳郁のコメント
「2年ぶりに大晦日の試合に出られてやる気が出てきたというか、調子も今まで以上によくなっちゃって、すぐにでもやりたい感じです、はい。試合が凄い楽しみっす。今日、ここに来れて、対戦相手もちょっと見られて、ワクワクしています。(※金原に向かって)オレにやられても、まだ戦極のチャンピオンだから心配しないで。オレ、1回負けだし(笑)。(金原選手の印象は?)いろいろ試合を見て、凄くバランスがいいと思います。あとはまあ……やってどっちが強いかだけなんで、印象とかは分かんないっす。(今はどんなトレーニングを積んでいるんですか?)秘密です。(プライベートでちょっとショックなことがあったと思うのですが、その影響というのは……?)うるせえ(笑)。いい影響。やっぱ自分が悪かったということに気付いて、『あ〜、家族のところに戻りてえ!』みたいな、そういう恋した中学生、青春真っ只中な感じなので、いいところを見せたいという感じです。(次、負けてしまうと3連敗になってしまいますが?)慣れてはいないけど、過去にも連敗とかあったから、そんなに深刻にならないで、ねっ(笑)。心配しないで。(前の会見で海外に練習に行かれるということでしたが、その後というのは?)あぁ……伊豆に合宿に行きましたねぇ(苦笑)。凄いいいところで、環境もいいし、人もあったかいし、外国に匹敵するところなので、はい」

■郷野聡寛のコメント
「マッハとは修斗で同じ年にデビューして、でもマッハははるか先を走っていて、それこそ“太陽”だった。それに対してオレは“月見草”みたいなもの。でも、ここのところずっと積み重ねてきたものはマッハを越えていてもおかしくないと信じているから、それを確認して、『オレがやってきたことは間違いなかった。マッハを越えていた』という気持ちとともに、新しい年を気持ちよく迎えたい。オレにこてんぱんにやられて、それ以降マッハが口きいてくれないくらいの試合をしてみせたいと思います。楽しみにしていてください。(いつもと違うリングで闘うことについてはどう感じていますか?)皆さんもご存知のように、オレは3年前までPRIDEでやっていて、そのときのスタッフの方が多く関わってらっしゃるので、むしろ今日のほうが居心地がいいというか(笑)、落ち着いてすべてをこなせる感じがするので、今年一番強いオレでマッハにぶつかれると確信しています」

■桜井“マッハ”速人のコメント
「郷野さんとは、今度闘うのにこんなこと言うのはなんですけど、昔からのお友達で、アブダビ(・コンバット)でもセコンドについてもらって、そのおかげで無差別級で2位になれたという経緯もあります。日頃は2人でデートしたり……僕は同性愛者じゃないんですけどね(笑)、服見に行ったり、メシ食いに行ったりしたんですけど、まさか郷野さんと闘うとは夢にも思っていなくて、でも、ファンが見たいカードということで、やるからには絶対に負けれないし、郷野さんをボコボコにして、逆に郷野さんが口きいてくれないくらいの試合になればいいなと思います」

■泉浩のコメント
「この大会に出られることを光栄に思います。選んでくれた方々に恥じない試合をしたいと思います。そして、柔道から総合格闘技に転向したということで、柔道を代表して精一杯闘いたいと思いますし、自分のプライドというものを試合で見せたいと思います。(いつもと違うリングで闘うことについてはどう感じていますか?)僕は第2戦目なので、さほどプレッシャーというのは感じていませんし、闘う場所がどこでも変わりはないと思います。(柴田選手の印象は?)やっぱりプロレスラーというイメージが強いですし、この選手となら殴り合えるだろうなと思いますし、盛り上げられるだろうなと思います」

■柴田勝頼のコメント
「今、非常にワクワクしています。泉選手のデビュー戦は会場で見させていただきました。柔道のメダリストらしからぬ熱いファイトで素晴らしかったと思います。非常に面白い試合ができると思います。ルールとか体重とか泉選手のやりやすいように決めてもらえればいいと思います。より過激に試合ができればと思います」

■所英男のコメント
「“DREAM代表”と名乗らせてもらってとても光栄に思っています。相手は外国人選手の(マルロン・)サンドロ選手ですけども、チャンピオンの次に強い選手だと思っているので、頑張って勝ちたいと思います」

■西島洋介のコメント
「相手がレイ・セフォーということで、倒すか倒されるかの試合をしたいです。頑張りますので応援よろしくお願いします」

■小見川道大からのメッセージ
「本日は会見に出席することができず申し訳ございません。大晦日に向けて現在、合宿中です。今回、対抗戦に出場することができ、そして高谷選手という素晴らしいファイターと対戦することができとても光栄に思います。お互いグランプリ準優勝ということで失うものは何もないと思うので、思いっきり打ち合って会場を盛り上げましょう。12月31日は『小見川道大 くそったれ2009 –完結編-』を、皆さん、見届けてください」

■マルロン・サンドロからのメッセージ
「日本では特別な日だという大晦日に、今回戦極チームの一員として闘えることをとても光栄に感じています。私は、母国のために闘うように、戦極チームのために闘います。この機会を与えてくれた戦極、本当にありがとうございます。必ず勝利という結果を出してみせます」

【『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~』決定対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)vs金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
■DREAMvsSRC対抗戦
桜井“マッハ”速人(マッハ道場)vs郷野聡寛(GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
柴田勝頼(LAUGHTER7)vs泉浩
■DREAMvsSRC対抗戦
所英男(チームZST)vsマルロン・サンドロ(ノヴァ・ウニオン)
■DREAMvsSRC対抗戦
高谷裕之(高谷軍団)vs小見川道大(吉田道場)
■DREAMvsSRC対抗戦
藤田和之vsアリスター・オーフレイム(ゴールデン・グローリー)
■K-1ヘビー級ワンマッチ
西島洋介(AK)vsレイ・セフォー(レイ・セフォー ファイト アカデミー)

【『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~』既報対戦カード】
■SRCヘビー級ワンマッチ
吉田秀彦(吉田道場)vs石井慧
■魔裟斗引退試合/K-1ルール(3分5R延長1R)
魔裟斗(シルバーウルフ)vsアンディ・サワー(シュートボクシング オランダ)
■スーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜 決勝戦
ミノワマン(フリー)vsソクジュ(チーム・クエスト)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール/3年)vs野杁正明(至学館高等学校/1年)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
嶋田翔太(私立西武台高校/3年)vs石田勝希(初芝立命館高等学校/2年)
■K-1甲子園決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA×野杁正明の勝者vs嶋田翔太×石田勝希の勝者
■K-1甲子園リザーブファイト/K-1甲子園ルール
藤鬥嘩裟(勇志国際高校/2年)vs日下部竜也(愛知県立豊田高校/2年)