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山本は1R序盤からテイクダウンを奪うとマウントを奪取。このまま山本ペースで試合は進むかと思いきや、カンはリバーサルを成功させ、下から腕十字、バックを奪うとチョークを狙い、一歩も引かぬ姿勢を見せる。しかし、山本はこれを凌ぐと再びサイドポジションを奪い、カンの顔面目掛け鉄槌。さらにマウントを奪うとパウンドだ。2Rになると山本が主導権を握る。山本は度々テイクダウンを成功させ、カンの下からのサブミッションをキッチリガードするとパウンドを投下。無名ながらも強豪ぶりを見せつけたカンを相手に3-0の判定勝利を収めた山本は、セコンドについた師匠、山本“KID”徳郁らと喜びを分かち合った。勝利した山本は試合後、「連敗していたので、絶対に勝たないといけないと思っていました。相手の情報がなくて怖かった部分もあるのですが、勝ててホッとしています」と安堵の表情。年内の試合について問われると、「デカい舞台のほうが調子いいんですけどね（笑）。でも、今は試合を重ねていきたいと思っているので、いろいろ試合していきたいです」と意欲を見せていた。

また、同大会には、昨年3月の『DREAM.1』で桜井“マッハ”速人と対戦した門馬秀貴も参戦。門馬は打撃の打ち合いから冷静に組み付きテイクダウンに成功すると、果敢に腕十字、三角絞めにトライ。惜しくも一本は取れなかったもののグラウンドで圧倒し、3-0の判定勝利を収めた。勝った門馬は「今日は判定だったので大きなことは言えないですけど、DREAMは最近金網をやっていますし、どうでしょうか？　いい試合する自信はあります」とマイクアピールした。

そしてこの日のメインイベント、プロレスルールでパンクラス時代の先輩、鈴木みのるとタッグを組み、NOSAWA論外＆MAZADAと対戦したミノワマンは、NOSAWAにレッグロックを極め快勝。試合後、ミノワマンは「この勢いで年末、ソクジュ選手に勝ちに行きます。本気で勝ちに行きますので、応援よろしくお願いします！」と、12・31『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ2009～』（さいたまスーパーアリーナ）で予定されるスーパーハルクトーナメント決勝戦に向けての意気込みを語っていた。以下、『DEEP＆CMA大感謝祭！』の試合結果。

【『DEEP＆CMA大感謝祭！』試合結果】
■第1試合/MMAルール・日韓対抗戦（67kg以下）
○オ・インソク（CMA KOREA・UF東天白山）[1R0分42秒、TKO ※パウンド]太田隆幸（和術慧舟會岩手支部）×
■第2試合/MMAルール・日韓対抗戦（70kg以下）
○ペク・ウヒョン（CMA KOREA・テグMMAアカデミー）[1R1分8秒、TKO ※パウンド]増田剛（YAMA GYM）×
■第3試合/女子MMAルール・日韓対抗戦（58kg以下）
○森藤美樹（T-BLOOD）[判定3-0]イ・ハンソル（CMA KOREA･東天白山）×
■第4試合/MMAルール・日韓対抗戦（67kg以下）
○及川希（和術慧舟會岩手支部）[2R3分34秒、チョークスリーパー]チョ・スンピル（CMA KOREA･UF東天白山）×
■第5試合/女子MMAルール（52kg以下）
○アミバ（DEEP OFFICIAL GYM IMPACT）[判定2-0]吉田実代（マッハ道場）×
■第6試合/MMAルール・日韓対抗戦（93kg以下）
○イ・ドルヒ（CMA KOREA・テグMMAアカデミー）[判定3-0]柳沢龍志（フリー）×
■第7試合/MMAルール・日韓対抗戦（77kg以下）
○門馬秀貴（フリー）[判定3-0]キム・ドンヒョン（CMA KOREA・TEAM MAD）×
■第8試合/MMAルール・日韓対抗戦（63kg以下）
○山本篤（KRAZY BEE）[判定3-0]カン・ギョンホ（CMA KOREA・TEAM MAD）×
■第9試合/CMA KPWヘビー級チャンピオン決定戦・日韓対抗戦（93kg以上）
○野地竜太（TEAM GARO）[2R3分54秒、TKO ※タオル投入]ライアン・グッドマン（CMA KOREA・UF東天白山）×
■メインイベント/プロレスルール・タッグマッチ
○ミノワマン（フリー）＆鈴木みのる（パンクラスmission）[19分28秒、レッグロック] MAZADA ＆NOSAWA論外×

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