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2009年8月5日

DREAMがアメリカのMMAイベント、ストライクフォースと全面提携!!
8・15ストライクフォースサンノゼ大会に出場の石田光洋がコメント!!

8月5日(水)、都内・ANAインターコンチネンタルホテル東京にて記者会見が行われ、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーは、DREAMとアメリカのMMAイベント、ストライクフォースと全面提携を結んだことを発表。会見には、笹原EP、そして8・15 ストライクフォースサンノゼ大会への出場が決定している石田光洋が出席した。
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ストライクフォースは2006年に旗揚げしたアメリカのMMAイベント。アリスター・オーフレイムやギルバート・メレンデス、ニック・ディアスなどなど、日本のファンにも馴染み深いファイターも多数参戦し、最近では“60億分の1”エメリヤーエンコ・ヒョードルと3試合契約を結んだことでも話題になった。そんなストライクフォースと全面提携することになったDREAMの笹原EPは、「これまでも選手交流をするなど、ストライクフォースとは元々、良好な関係でしたが、今日を機に関係を深めていきたいと思います。より具体的に、そしてベルトも含めた選手交流ができたらと思います。ストライクフォースはヒョードル選手と契約しましたので、ヒョードル選手をDREAMに上げることも可能です。逆に、今回は石田選手が参戦しますが、DREAMの選手も積極的にストライクフォースに上げていきたいと考えております」とコメント。ストライクフォースのスコット・コーカーCEOも、日本の格闘技関係者に向けたコメントの中で、「ご存じだとは思いますが、我々ストライクフォースは、所属するM-1 Globalとの間でエメリヤーエンコ・ヒョードル選手との3試合契約を締結いたしまして、ここからの更なる世界戦略を目指す上で、戦略的パートナーとしてのDREAMとの全面提携も絶妙のタイミングでの合意となりました。8月15日の石田光洋選手とストライクフォース・ライト級暫定王者ギルバート・メレンデスとのタイトルマッチを皮切りに、これからは双方のトップクラスの選手同士がそれぞれの団体の誇りを掛けて、さらには各階級のチャンピオンベルトの統一を目指してしのぎを削るような熱い試合を、日米の地上波テレビに乗せてファンの皆様のもとにお届けする事が可能となります」と語っている。

これから選手の交流が盛んに行われていく中で、やはり期待するのはエメリヤーエンコ・ヒョードルのDREAM参戦。これには笹原EPも「今後、スコット・コーカーさんと話をして、ヒョードル選手の試合が日本で観られるように交渉していきたいと思います」とヒョードル招聘に向け尽力する所存だ。

さらに両イベントは、選手交流だけでなく、イベントの合同開催も視野に入れているようで、笹原EPは「ご存知のようにDREAMはTBSさんで放送していますが、ストライクフォースはCBSで放送しています。日米で地上波放送を持っている格闘技イベントが手を組んで、今まで見たことのないような取り組みを見せていけると思います」と展望を語ると、コーカー氏も「会場にわれわれの六角ケージとリングを併設した合同イベントの開催など、未来のMMAを見据えた大きな絵を描くことができます」と語っており、DREAMとストライクフォースの合同開催に向け双方共に前向きな姿勢を見せている。

夢広がるDREAMとストライクフォースの全面提携の先陣を切るように、現地時間8月15日に開催されるアメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催されるストライクフォースHPパビリオン大会に出場するのが、DREAMライト級で活躍する石田光洋だ。石田は昨年9月にもストライクフォースに出場し、そのときはアメリカン・キックボクシング・アカデミーのジャスティン・ウィルコックスを相手に快勝。今回が2度目の参戦となる。今回の対戦相手は一昨年末の『やれんのか!』で対戦したギルバート・メレンデス。しかも、この試合はストライクフォース暫定世界ライト級王座が懸かったタイトルマッチだ。

急遽、大一番に臨むことになった石田だが、「このチャンスを死に物狂いでモノにするという気持ちで闘いたいと思います。DREAMの代表という気持ちで上がります」と気合い十分。ストライクフォースの試合はDREAMと違い金網で囲まれた六角形のマットで行われるが、「昨年9月にも参戦させていただいたんですけど、自分の中で凄くやりやすかったイメージがあります。そういういいイメージを持って闘いたいと思います」と意に介した様子はなし。相手のメレンデスについては、「ボクとの試合の後、3試合くらい闘っていると思うんですけど、特にホドリゴ・ダム選手との試合を見て、野性的な部分は変わっていないんですけど、レスリングに対する防御が良くなっている感じを受けました。前回対戦したときと同じ感覚で行くのは危険だと思いました」と警戒の弁。タイトルマッチという点については、「タイトルを懸けて闘えるというのは嬉しいこと。でも、感覚的には、獣のようなメレンデス選手とやるご褒美がベルトという感じです。メレンデス選手という獣を相手にいい結果を残したいと思います」と意気込んだ。

なお、同大会では元DREAMミドル級王者のゲガール・ムサシも参戦。ムサシは、リングスやUFCで活躍したレナート・ババルの保持するストライクフォース世界ライトヘビー級王座に挑戦する。また、DREAMとストライクフォースの全面提携は、選手の交流、合同イベントの企画だけでなく、レフェリーを含めた競技部分での交流も積極的に行っていくとのこと。早速、同大会にDREAMルールディレクターの島田裕二氏が赴き、レフェリーとして参加することが決まっている。

以下、スコット・コーカーCEOのコメント、島田裕二DREAMルールディレクターのコメント、8・15ストライクフォースHPパビリオン大会の概要。

【スコット・コーカーストライクフォースCEOのコメント】
日本の格闘技関係者の皆様、こんにちは。
このたび、DREAMとの、MMAの未来を見据えた全面的提携に合意した事を発表できる喜びに興奮しています。すでにご存じだとは思いますが、我々ストライクフォースは、所属するM-1 Globalとの間でエメリヤーエンコ・ヒョードル選手との3試合契約を締結いたしまして、ここからの更なる世界戦略を目指す上で、戦略的パートナーとしてのDREAMとの全面提携も絶妙のタイミングでの合意となりました。
これからは、DREAMとのイベントクオリティー統一を目指す様々な面でのコラボレーション、共同での選手の発掘、各階級のチャンピオンベルトの統一をかけたタイトルマッチ、そして会場に我々の六角ケージとリングを併設した合同イベントの開催など、未来のMMAを見据えた大きな絵を描くことができます。
来る8月15日の石田光洋選手とストライクフォース・ライト級暫定王者ギルバート・メレンデスとのタイトルマッチを皮切りに、これからは双方のトップクラスの選手同士がそれぞれの団体の誇りを掛けて、さらには各階級のチャンピオンベルトの統一を目指してしのぎを削るような熱い試合を、日米の地上波テレビに乗せてファンの皆様のもとにお届けする事が可能となります。
本日の記者発表が世界中の格闘家達の耳に届き、ストライクフォースとDREAMの全面提携により可能となるタイトルマッチは、このMMAの世界において真の王者を決するにふさわしい舞台となるという事実を、彼らに認識してもらえたら本望です。
どうもありがとうございました。

ストライクフォースCEO
スコット・コーカー

【島田裕二DREAMルールディレクターのコメント】
DREAMとストライクフォースの交流が活発化するということで、選手だけではなく、レフェリー含めた競技の部分での交流も積極的に行っていきたいと思います。
まずは今回のストライクフォースの大会にレフェリーとして参加します。そして逆に、ストライクフォース側の競技陣も近い将来DREAMに招き、相互交流ができればと考えています。
私自身、ネバダのレフェリーライセンスを取得していますので、今回はカリフォルニアのレフェリーライセンスも同様に取得し、よりワールドワイドなレフェリングの技術や知識を吸収し、DREAMに還元できればと思っております。

DREAMルールディレクター
島田裕二

【8・15ストライクフォースHPパビリオン大会概要】
◎大会名/『ROCKSTAR ENERGY DRINK AND STRIKEFORCE PRESENT“CARANO VS. CYBORG”』
◎日時(現地時間)/2009年8月15日(土) 本戦19時30分開始(アンダーカードは17時30分開始)
◎場所/アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ HPパビリオン
◎対戦カード/
■ストライクフォース世界女子フェザー級王座決定戦(5分5R)
ジナ・カラーノvsクリスチャン・サイボーグ
■ストライクフォース暫定世界ライト級選手権(5分5R)
ギルバート・メレンデスvs石田光洋
■ストライクフォース世界ライトヘビー級選手権(5分5R)
レナート・ババルvsゲガール・ムサシ