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2009年7月17日

まさに野獣!! 圧巻のラッシュだ!!
ミドル級王座獲りにも意欲! メルヴィン・マヌーフが公開練習

7月17日(木)、都内ホテルにて、7・20『HEIWA DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009決勝戦』(さいたまスーパーアリーナ)で行われるミドル級ワンマッチ、パウロ・フィリオ戦に臨むメルヴィン・マヌーフが公開練習を行った。
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猛獣全開!! 当初2分2Rのスパーリングを予定していたマヌーフだが、グラウンドのスパー、スタンドのスパーを終えると、ノッてきたのか、やおら傍らに置いたミュージックプレイヤーのボリュームを上げ、スパーを延長。グラウンドでは、三角絞めに入られた状態から相手の体を持ち上げ、ゆすってポイントをズラすと、反転してバスター! そこからパウンドを放ち、ポジションをサイドに移行するとヒザ蹴りを顔面に投下だ。スタンドでは、フィリオがタックルに来ることを想定し、果敢にタックルに来るスパーリングパートナーをかわしワンツー。それでも飛び込んでくるパートナーの頭を片手で押さえると、そのままスタンドの状態で顔面蹴り上げだ! 固唾を呑んでその模様を見つめる報道陣をよそに、今度はミット打ちを敢行。猛り狂った野獣のごとくスピーディ且つパワフルなラッシュを披露し、吹っ飛んだトレーナーがカメラマンの中に突っ込むハプニングも。終わってみれば約20分以上に渡りたっぷりと汗をかき、仕上がりの良さを存分にアピールしたのだった。

練習終了後、囲み取材に応じたマヌーフは、「いい感じに仕上がっている。減量も順調だし、月曜日(20日:大会当日)にはベストな状態に持っていける。今回は2ヵ月前に試合が決まっていたので、たっぷりと時間を使ってトレーニングすることができた。スタンドもグラウンドも十分準備できたので、100%の自信を持ってパウロ戦に臨めるよ」と上機嫌。対戦相手のフィリオについては「グッドファイター。まだ1敗しかしていない、非常に手強いファイターだと思うね」と高く評価するも、「まあ、おそらく彼はテイクダウンからグラウンドに持ち込みたいはずだろう。一方、オレはスタンドで勝負したい。つまり、勝負のポイントは“いかにスタンドの展開をキープするか?”だ。だから、タックルの切り方、グラウンドに持ち込まれてもすぐに立ち上がる練習を入念にしてきたんだ。相手のタックルを切ってオレの得意な打撃をぶち込み、みんなが期待するダイナミックでド派手なKOショーを見せてやるぜ!」と鼻息荒くKO宣言。「さっきの練習で、相手の頭を抑えての顔面蹴りを見ただろ? あれがヒットしたら一撃で終了だぜ。今回練習してみて、これが非常に有効な技だと思ったんだ」と必殺技まで明かす余裕ぶりまで見せた。

フィリオ戦突破の後は、現在空位となっているDREAMミドル級王座奪取を視野に入れているマヌーフ。「チャンスがあればぜひ狙いたい。順番的にはジャカレイvsメイヘムの後になるだろうが、オレに王座獲りのチャンスが巡ってくることを願うよ。今回のパウロ戦に勝利したらアピールしたいね」とパウロ戦勝利の暁にはベルト挑戦をアピールすることを予告すると、「そして、そのチャンスが来たら、しっかり準備して絶対にベルトをもぎ取る! 強奪する!!」と目をギラつかせながらベルト獲りへの意欲を語った。

この日の公開練習では、野獣のような怒濤のラッシュで報道陣・関係者を沈黙させたマヌーフ。DREAMミドル級王座獲りに向け、まずは難敵パウロ・フィリオをその拳で黙らせることはできるか!?