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2009年5月9日

「ボッコボコにされる覚悟はしとんすけど、ぶっ飛ばす準備もしてます」
前田吉朗インタビュー

5・26『OLYMPIA DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND』(横浜アリーナ)で行われるDREAMフェザー級GP2回戦で高谷裕之と対戦する前田吉朗にインタビュー。高谷戦に向けての意気込みを語ってもらった。【取材日:2009年4月10日】

■「気持ちはぁ……ちょっとビビッてます(笑)」

──記者会見では「番長はなんで来てないんすか? コメントも短いし。ナメてんすか?」とおっしゃっていました。
前田 いやまぁ、番長は僕に興味ないんかなぁと思って。
──いきなり喧嘩マッチになりそうな様相を呈してきました。
前田 番長とやるときは、試合なんですけどそれ以上に、試合を見ていても気持ちが物凄いじゃないですか。そこで勝負だろうなという感じですね。
──正直、気持ち的にはどうなんですか?
前田 気持ちはぁ……ちょっとビビッてます(笑)。
──ハッハハハハ!
前田 「あのパンチ痛いんやろうなぁ……」と思って(笑)。ボコボコにされるか……うん、どうなってもボコボコやと思うんですよ。どっちが勝っても、どっちが負けても。かといって、負ける気はさっらさらないですけどね!

■「スコッと行きたいですね!」

──「1回戦は緊張して50%ぐらいしか力は出せなくて、ストレスが溜まっています」とおっしゃっていました。
前田 やっていても楽しくなかったですからね。消化不良です。緊張して5%も力を出せんかったですからね。5月は大丈夫です。一番緊張するのは記者会見なんですけどね(笑)。
──じゃあ、先程の記者会見も?
前田 めっちゃしました(笑)。
──それでは前回のミカ・ミラー戦では、思っていたようなことができなかったと?
前田 できんかったのか、せんかったのかは、ちと分からないんですけど、あんなもんやと思われるのはシャクですからね。
──2回戦の高谷戦は思いっきり行けると。
前田 そうですね。相手が番長と聞いて、気が引き締まりましたよね。緊張感もあって、危機感もあって、やりがいというか、自分の中の目標を高いところに設定できましたから。“打倒・番長”という。それはもう、ヘラヘラやって勝てる相手ではないですから。やっぱり男としては憧れを持つ人なんで、物凄く尊敬はしていますよね。
──2回戦の中で唯一の日本人対決となりましたが、やはり相手が日本人というのはやりづらいものでしょうか?
前田 そこはまあ、試合が始まったらなんも関係ないですからね。国籍だろうがなんだろうが。条件は五分ですから。もちろん相手が日本人となると、やはり意地になる部分はありますけどね。そりゃあ、意地になります。
──ストライカー同士の対戦という印象があります。
前田 どのうち打撃でいかんと仕方ないすもんね。自分がしたい展開にできれば、それはしたいですけど、番長はそれをさせん力も凄いですからね。
──高谷選手の攻撃で一番警戒する部分はどこでしょうか?
前田 ……やっぱりフックかなぁ。どのパンチも重そうですけどね。でも、僕のパンチも当たったらぶっ飛びますからね、はい。ボッコボコにされる覚悟はしとんすけど、ぶっ飛ばす準備もしてますからね。
──面白そうな一戦です!
前田 はい。……って、僕は全然面白くないですけどね(笑)。
──そうでしたか?(笑)。
前田 だって、痛いですよ〜(笑)。まあ、試合になったら痛いとかはないんですけどね(笑)。楽しみです。勝ったときの喜びは物凄いんやろうなと思います。スコッと行きたいです、はい。