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2009年3月9日

フェザー級GP一回戦の勝者が一夜明け会見に登壇!!
ウェルター級GP出場全選手は、早ければ今週中にも発表!

3・8『HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009開幕戦』から一夜明けた3月9日(月)、都内ホテルにて一夜明け記者会見が行なわれた。
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この日の会見に出席したのは、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサー、そして昨日見事DREAMフェザー級一回戦を突破した今成正和、高谷裕之、前田吉朗、エイブル・カラム、ジョー・ウォーレン、ビビアーノ・フェルナンデス、ワンマッチに勝利した青木真也、石田光洋、川尻達也の9選手。まずは、笹原EPが「フェザー級という今回初めてやる階級だったんですが、その階級の魅力はまだまだあんなもんじゃないと思っています。速くて、美しくて、強い。その三拍子が揃った階級がフェザー級だと思っていますので、その魅力はまだ見せられていないと思います。選手の皆さんもそういう気持ちでいると思いますので、二回戦、さらに期待していただければと思います」と昨日行われたフェザー級GP一回戦を総括。この笹原EPの言葉を受け、「昨日の試合は忘れて、次に集中します」(今成)、「昨日は不完全燃焼だったので、次の二回戦はキッチリ爆発しようと思います」(前田)と、選手たちも一様に二回戦での奮起を約束した。その二回戦で闘いたい相手について、相手を選ばない姿勢を見せる選手が続く中、前田吉朗が「動きも速いし、極めも凄いあったんで、凄いなぁと。みんな凄いけど、自分とは手が合うなと思う」とエイブル・カラムを指名。すると、カラムはすくっと立ち上がり笑顔で前田に近寄ると、2人でファイティングポーズを取り勝手に記念撮影を開始。これには笹原EPも「これ、決定じゃないですからね!(笑)」と慌ててツッコミを入れていた。会見の最後に行われた記念撮影では、二回戦出場を決めた6選手がそれぞれ握手。二回戦での健闘を誓い合っていた。

また、昨日デイビッド・ガードナーを破り、4・5『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』(日本ガイシホール)より開幕するウェルター級GPに弾みを付けた青木は、「今年もいいスタートが切れまして、また4月名古屋で熱い試合が見せられると思います!」と元気いっぱいのコメント。ウェルター級GP一回戦で闘いたい相手については、「やっぱりマッハ選手とやりたいというのはありますよね。一回、負けている相手ですし、非常にテーマも作りやすいし、またお客さんも喜んでくれる試合をできると思うので、そういう部分で単純に闘いたいという気持ちはあります」と桜井“マッハ”速人との対戦を希望した。なお、現在マッハ、青木、池本誠知の3選手の出場が決定しているウェルター級GPだが、「早ければ今週中。来週には8人全員を揃えたいと思います」と笹原EP。果たして、一回戦でのマッハvs青木は実現するのか!?

また、笹原EPは、規定体重を1.5キロオーバーして川尻戦に臨んだロス・エバネスの件を受け、「今後こういうことが絶対ないようにしなくちゃいけないというのは当然。罰則に関しても、ルールの中でファイトマネーの没収という形で明記はしているんですけど、例えばもっと罰則金額を上げるとか、あと当然没収試合ということも考えられますし、体重をオーバーしてくる選手に関しては厳しく接していきたいと思います。その言葉はもちろん我々プロモーターにも返ってくる言葉なので、二度とこのようなことがないようにしたいと思います」とコメント。笹原EPは加えて、昨日深夜にTBSで放送されたテレビ中継の視聴率が平均2.4%、瞬間最高は青木vsガードナー戦だったことも発表した。

以下、会見中の全選手コメント及び会見終了後に行なわれた笹原EPの囲み会見の模様。

【記者会見出席選手のコメント】

■エイブル・カラム
「勝利を収めて、また皆さんの前に立てて嬉しいです。5月に戻ってこられることを楽しみにしています。(二回戦で闘い選手は?)このトーナメントに参加している選手はみなリスペクトしているので、誰と闘っても名誉なことです。5月に戻ってくるときはさらに技に磨きを掛けて、全力を尽くして相手から一本取れるように頑張ります。(前田から指名を受け?)前田選手はリスペクトしていますので、闘うことができたら大変光栄です」

■ジョー・ウォーレン
「1試合勝利しました。あと3つ残っています。5月にまた戻ってきますが、そのときはさらに打撃に磨きを掛けて、5月もKOしたいと思います。(二回戦で闘い選手は?)自分は戦争のつもりで二回戦への準備をするので、そういう意味では相手は誰でもいいです。二回戦に向け打撃と柔術の準備をするつもりです」

■ビビアーノ・フェルナンデス
「勝つことができて大変嬉しく思っています。次の試合への準備を進めますので、次回も楽しみにしていてください。(二回戦で闘い選手は?)私は相手を選ばないので誰でもいいです、自分を磨いて次の準備をしたいと思います」

■前田吉朗
「昨日は不完全燃焼だったので、次の二回戦はキッチリ爆発しようと思っているので楽しみにしていてください。(二回戦で闘い選手は?)……(カラムを見つめ対戦をアピール)。(カラム選手を指名した理由は?)昨日の試合を見てて、動きも速いし、極めも凄いあったんで、凄いなぁと。みんな凄いけど、自分とは手が合うなと思ったからです」

■今成正和
「昨日の試合は、まあ……忘れて、次に集中します。(二回戦で闘い選手は?)エイブル・カラム選手かジョー・ウォーレン選手あたりですかね、はい」

■高谷裕之
「昨日はKO勝ちできてよかったです。二回戦もまたしっかりKOできるように、しっかり調整して試合に臨みたいと思います。(二回戦で闘い選手は?)僕は特に誰でも構わないです」

■石田光洋
「反省の多い試合をまたしてしまったんですけど、次回は、主催者の皆さん、観てくれるファンの皆さんの期待に沿えるような試合を絶対にしたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」

■川尻達也
「僕自身も爆発する前に終わってしまって物足りない感じで、全体を通して見ても観客数とか会場の“熱”とか全然満足できる感じではなかった。でも、ここで立ち止まってもしょうがないんで、誰かに頼るのではなく、オレ自身が盛り上げてやるという気持ちで、次は強い相手と響き合ういい試合をしたいと思うので、また応援よろしくお願いします」

■青木真也
「ハロージャパン! 当分、これが続きそうです(笑)。今年もいいスタートが切れまして、また4月名古屋で熱い試合が見せられると思います。なんか、みんなトーンダウンしているんですけど、今年もDREAM、突っ走りますのでよろしくお願いします!(ウェルター級GP一回戦で誰と闘いですか?)僕自身、ウェルター級GPに出るってことは、やっぱりマッハ選手とやりたいというのはありますよね。一回、負けている相手ですし、非常にテーマも作りやすいし、またお客さんも喜んでくれる試合をできると思うので、そういう部分で単純に闘いたいという気持ちはあります」

【笹原EPの囲み会見】
笹原 フェザー級の選手たちは、「二回戦は5月」と言っていましたが、まだ5月だと決定したわけではありません。5月の終わりか6月の頭、時期的にはその頃になると思います。
──昨日の試合で、前田vsミラーは前田が勝利、同じような展開だった今成vs山本は今成が勝利しましたが、そのへんの整合性というのは……?
笹原 多分、一般の視聴者の方には凄く分かりづらかったと思うんですけど、私は全然ジャッジは正しかったと思います。今成vs山本が、前田vsミラーと比べて圧倒的に違うのは、今成が上になって一回フィニッシュを取りに行っているというのが一番大きいです。「ワーク・トゥ・フィニッシュ」というんですけど、一本を取りに行っているのが大きかったと思います。そこまで行った今成と、そこまで行っていないミラーの違いだったと思います。凄く難しいジャッジだったと思うんですけど、やっぱりジャッジはちゃんと見ているなと私は思いました。ただ、フェザー級ってもっと分かりやすい試合だと思うんで、そういう内容がもっと見せられればなと思います。二回戦はそうなると思います。
──フェザー級GP二回戦の組み合わせはどうやって決めるんですか?
笹原 昨日会場でアンケートも取っているので、ファンの人の声を見ながら、どの組合せがいいのか決めたいと思います。KID選手が中心となると思いますが、なるべく噛み合う試合を組みたいと思います。
──KID選手の意向は聞きますか?
笹原 意向というか気持ちは聞きたいです。聞いたことをそのまま実現するというのではなく。
──川尻vsJ.Z.というのは?
笹原 凄くいいと思います。やる意味もありますし。ただ、本当は一番のコンテンダーは青木選手なんですよ。アルバレス選手に勝っていますから。ということは、ややこしいですけど、川尻vsJ.Z.をやって、その勝者と青木選手がやって、その勝者がハンセン選手に挑戦というのが、今までの流れでいうと一番正しい順番だと思います。ですが、ハンセン選手がこういう状況なので、なんとも言えないんですけどね。ただ、川尻選手がJ.Z.に勝てば、川尻vs青木というのもあると思います。やるからには一番盛り上がるところでと2人とも思っているでしょう。
──4・5『DREAM.8』のワンマッチは?
笹原 今回はライト級を中心にワンマッチを組みましたけど、次はミドル級のカードを組んでみたいです。例えば、ホナウド・ジャカレイ選手、ジェイソン“メイヘム”ミラー選手。さらに上のヘビー級ならば、セーム・シュルト選手とかセルゲイ・ハリトーノフ選手。重たいクラスが中心になると思います。ですので、ウェルター級GP4試合、所vsDJ、ワンマッチは5試合くらいかと思います。そのワンマッチの中にミノワマン選手も出場します。あと、柴田勝頼選手も地元・三重に近い名古屋での大会ですから候補としてあります。