ホーム>

ニュース


2009年1月1日

2009年はフェザー級GP&ウェルター級GP、ライトヘビー級&ヘビー級王座決定を予定! 『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』一夜明け会見

12・31『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』から一夜明けた1月1日(木)、都内・ホテルにて同大会の一夜明け記者会見が行なわれた。

この日の会見に出席したのは、谷川貞治FEG代表と笹原圭一DREAMイベント・プロデューサー、そして昨日勝利をあげた青木真也、川尻達也、桜井“マッハ”速人、中村大介、アリスター・オーフレイム、セーム・シュルト、アンディ・オロゴン、HIROYAという面々。まずは谷川代表が「とてもいいイベントだったと思います。K-1ルールの試合でK-1ファイターが揃って負けたのが、逆にいい刺激になったと思います。昨日も言いましたが、我々が世界で一番いいイベントを作っていると思います。今年も格闘技の“熱”を世界に発信していかなければいけないと思っています」と昨夜の大会を総括。続いて、笹原EPが2009年DREAMについて、「今年一発目のDREAMの日時・場所は未定ですが、3月の頭くらいに開催できればと考えています。今年はフェザー級とウェルター級のグランプリ、そしてライトヘビー級とヘビー級の王座決定戦。ライト級、ミドル級も含め、ベルトを中心にした大会を行っていきたいです」とその展望を語った。

笹原EPは、今年予定されるフェザー級グランプリを16人参加で行いたい意向を示すと、出場候補選手として山本“KID”徳郁、山本篤、今成正和らの名前を挙げた。所英男の出場については、昨夜の中村大介戦で右腕の尺骨を骨折しているため、トーナメントに間に合うかは微妙とのこと。笹原EPは、「今出た名前以外に、DREAMに出ていない選手でもいい選手はたくさんいます。フェザー級は日本人の層が厚いですからね。ライト級のような“熱”を作れると思います」と期待を寄せていた。なお、フェザー級のリミット体重については、今年の大会スケジュールと合わせて発表する模様だ。

そしてライト級。一昨日の夜に倒れ、昨日の大会を欠場したDREAMライト級王者ヨアキム・ハンセンは、精密検査の結果を待っている状態とのこと。ライト級王座を巡る今後の展望について、笹原EPは「ハンセン選手がどのくらいで回復するのかによると思います。回復を待って、昨日中止となったJ.Z.カルバン戦を行うのか、それとも別の選手と闘うのか。とにかく精密検査の結果を待ちたいと思います」と語っている。そのライト級の主役、“DREAMの大黒柱”として今年も活躍が期待される青木真也は、「昨日の試合を終えて、日本にも“シンヤ・アオキ”という一つの目標ができ、海外の選手が集まってくれるんじゃないかなと思っています。2009年、世界と闘っていきたいと思います!」と高らかに宣言。また、武田幸三とK-1ルールで激突し、ド派手なKO勝利を収めた川尻達也も、「今年はきっと勝負の年になると思います。昨日の大晦日以上の盛り上がりを、きっとDREAMで見せられると思うんで期待してほしい」と意気込み。そして、所英男とのスピーディ且つテクニカルな攻防を制した中村大介は、「昨日のイベントで、やっぱり日本のライト級はすごくレベルが高くて、『すげえな!』って感じだったんで、それに入っていけるように盛り上げていきたいと思います」とDREAMライト級トップ戦線への食い込みを誓っていた。

フェザー級と同様、グランプリが予定されるウェルター級。グランプリは8名参加が濃厚とされる中、出場候補筆頭で昨夜柴田勝頼を破った桜井“マッハ”速人は、「今年はトーナメントもあるので、去年以上のドラマを作りたいと思います」と意欲を見せていた。また、笹原EPは、「青木選手も階級を上げて出てくるかもしれませんね」と語り、現在ライト級で活躍する青木真也のウェルター級グランプリ参加の可能性もあることを明かしていた。

また、ライトヘビー級及びヘビー級の王者決定戦については、該当出場選手は外国人選手が中心となる模様。笹原EPは、「絶対的な存在がいない状況なので、挑戦者決定戦を経て王者決定戦を行えれば」とコメント。ライトヘビー級王座挑戦の筆頭選手としては、昨夜マーク・ハントを衝撃KOで下したメルヴィン・マヌーフを推していた。谷川代表はヘビー級戦線について、「頑張ってヒョードルも呼んで、アリスター、シュルト、ミルコ、ハリトーノフ。昨日は調子悪かったですけど、ホンマンも覚醒すれば面白い。そして、今後どうなるかは未定ですが、キン肉万太郎も。あの選手……正体の選手は、経験を積めば恐ろしい選手になりますよ。2度も簡単にボブ(・サップ)をテイクダウンできないですからね。ほんとヘビー級はすっごく面白くなると思います」と期待のコメントを残している。該当選手の一人と目されるアリスター・オーフレイムは、「去年は、自分で立てた目標に向かって頑張って、そのすべてを達成できました。今年もそうなるように努力します」と意気込み。昨夜は不慣れなK-1ルールにも関わらず、K-1トップファイターであるバダ・ハリをKO。ノリにノッているだけに、その勢いでDREAMヘビー級王座戴冠まで辿り着く所存だ。

3月に旗揚げし、ライト級王者&ミドル級王者の誕生、そして昨夜、爆発的な盛り上がりで締めくくった2008年DREAM。明けて、2009年。果たして今年はどんなドラマが待ち受けているのだろうか……!?

以下、会見中の全選手コメント。

【記者会見出席選手のコメント】

■アリスター・オーフレイム
「去年は、自分で立てた目標に向かって頑張って、そのすべてを達成できました。今年もそうなるように努力します。それから自分をサポートしてくれたすべての人に感謝します。ありがとう」

■アンディ・オロゴン
「昨日勝利できたことを誇りに思います。今年も頑張りたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」

■HIROYA
「明けましておめでとうございます。昨日の大会は内容的には反省点ばかりなんですけど、結果的に勝つことができて嬉しかったです。他の3選手もすごく気持ちが強くて、みんなすごい頑張っていて、自分もギリギリだったんですけど、一番になれて嬉しかったです。それと、魔裟斗さんと『絶対に優勝する』という約束をしていて、それを叶えることができて、それもすごく嬉しいです」

■桜井“マッハ”速人
「2009年、明けましておめでとうございます。2008年はいろいろと自分の中でドラマがあったんですけど、2009年も(ウェルター級)トーナメントもあるので、去年以上のドラマを作りたいと思います」

■中村大介
「明けましておめでとうございます。自分はこれからが勝負だと思っているので、気を引き締めたいと思います。昨日のイベントで、やっぱり日本のライト級はすごくレベルが高くて、『すげえな!』って感じだったんで、それに入っていけるように盛り上げていきたいと思います」

■青木真也
「明けましておめでとうございます。皆様のおかげで無事、勝つことができました。今、UFCにBJペンという一つの頂点があります。そして、昨日の試合を終えて、日本にも“シンヤ・アオキ”という一つの目標ができ、海外の選手が集まってくれるんじゃないかなと思っています。『まだまだ日本の格闘技は負けてないんだぞ』ということを世界に発信することができたことを嬉しく思います。2009年、世界と闘っていきたいと思います! 今年もよろしくお願いします!」

■川尻達也
「明けましておめでとうございます。2008年は、初っぱなからつまんない試合をしたり、判定の試合をしたり、KOで負けたりと、不甲斐ない闘いばかりだったんですけど、久しぶりに気持ちいい勝利ができて、終わりよければすべてよしってことで、ほんと途中で投げずに続けてきてよかったなって思いました。青木君が衝撃的な勝ち方をしてくれたんで、2009年、DREAMのライト級をボクと青木君で盛り上げて行けたらいいなって思っています。今年はきっと勝負の年になると思います。日本の格闘技界、昨日の大晦日以上の盛り上がりを、きっとDREAMで見せられると思うんで期待してほしいと思います」

■セーム・シュルト
「ハッピーニューイヤー。2008年は自分にとってよい年でした。実は息子が生まれました。ただ、K-1のタイトルは防衛できなかったので、2009年は必ずまたタイトルを取りたいと思います。(DREAMヘビー級タイトルへの挑戦意欲は?)もしもチャンスが与えられて、そしてK-1と両立できるのであれば、もちろん前向きに考えます」