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2008年12月27日

「“ガチーン!!”とぶつかり合うような試合をしたいです」
柴田勝頼インタビュー

12・31『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ 2008~』(さいたまスーパーアリーナ)で桜井“マッハ”速人と対戦する柴田勝頼に直撃! 初の大晦日出陣に臨む意気込みを語ってもらった。【取材日:2008年12月24日】

■「マッハ選手vs自分……リング上は異空間となるでしょうね」

──『FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ 2008~』への参戦が決定しました。
柴田 年末の大会には出たことがなかったのでずっと出たいと思っていたのと、やはり今年、自分自身何も残せてないんでこのまま他人事のように大晦日を過ごしたくないなという気持ちがあったので、「ぜひやらせてください!」ということは伝えていました。「待っていたら(出場は)ないな」と思っていましたし、絶対にやるつもりで動きだしました。
──柴田選手の中で『Dynamite!!』というイベントのイメージは?
柴田 “日本の大晦日”というイメージですね。大晦日は格闘技で締めるというか、格闘家である以上やっぱり自分自身もそれで締めくくりたいと思いますしね。2009年の扉を自分の手でこじ開けたいです。「このままじゃ年越せねえな」というのが今の気持ちですから。
──対戦相手は桜井“マッハ”速人選手に決定しました。マッハ選手の印象というのは?
柴田 安定感があるというか隙がないというか、とても安定した強さを持っている選手だと思います。立って良し寝て良しの選手ですよね。なんか不思議な感じです。試合をするなんてまったく思ったことのない選手だったので、不思議な感じがしています。
──「不思議な感じ」ですか。
柴田 当日のリング上の空間が自分の中で想像付かないんですよ。マッハ選手vs自分……リング上の空間は異空間となるでしょうね。自分はプロレスから来て、マッハ選手は修斗、PRIDEから来て、その2人がリング上で対峙するわけですから。すごくワクワクします。
──もちろんマッハ選手の試合は?
柴田 観たことあります。修斗の試合も観たことあります。修斗と言ったら、(佐藤)ルミナさん、マッハさんというイメージがすごくありますね。
──修斗の試合はリアルタイムで?
柴田 そうですね。新日本(プロレス)の新弟子の頃に、道場でテレビを付けて修斗の試合を観てて、その2人の印象が強く残っています。
──マッハ選手は“野生のカリスマ”という異名があります。そのようなイメージは感じられますか?
柴田 感じます。オーラが違うというか、他の格闘家とは違う空気が漂っていますよね。そしてプロフェッショナルを感じます。リング内外問わず破天荒な感じだということを聞いたことがあるんですけど、そういう部分も含めて、プロの生き方を素でしているなと感じますね。
──尊敬する選手ですか?
柴田 尊敬はしています。やっぱりすごい選手ですから。でも、リングに上がってしまえば関係ないです。マッハ選手を相手に本能を剥き出しにして試合をしたいですし、気持ちよく試合ができそうな気はしています。変な駆け引きは考えてないですし、「ガチーン!!」とぶつかり合うような試合をしたいです。思う存分暴れて、とにかく勝ちに行きます。魂で闘います!
──今回のテーマは?
柴田 大晦日なんで、“百八つビンタ”ならぬ“百八つパンチ”をぶち込みたいですね。殴ります!
──現在はどこで練習をされているんですか?
柴田 ラフター7で練習しています。桜庭さんとかと一緒に、はい。「できる限り(技術を)盗もう」って気持ちで練習しています。幸せの環境です。今までとは違う、確実に違う闘い方になってきていると感じます。今年3試合やって、その中で課題も見つかりましたし、足りないところも練習してきました。そういったものを大晦日の試合でぶつけたいですね。