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2008年7月3日

宇野vs高阪剛が実現! 所はZST軍団とタッグマッチを敢行!
『FIGHT FESTIVAL』に宇野、所が登場だ!!

7月3日(木)、都内・赤坂サカス内 Sacas広場にて、『K-1 WORLD MAX & DREAM Present AKASAKA FIGHT FESTIVAL』が開催された。この日は宇野薫、所英男が参加。イベントでは、宇野vs高阪剛、所&ZST軍団によるグラップリングタッグマッチが実現した。

同イベント4日目となるこの日は2部構成で行われ、まずは宇野薫が登場。DREAM中継の解説でおなじみ高阪剛氏とともにトークショーを行った。UFC時代から宇野と交流のある高阪氏は、バックを取られた状態から脱出する“宇野逃げ”を絶賛。宇野と実践をまじえて“宇野逃げ”の秘密を解説した。宇野自身は「あの態勢になることはファイターとしていけないんですけどね(苦笑)。自分としては必死に逃げているだけです」と苦笑いを浮かべるが、見事な脱出を見せ会場に集まったファンを驚かせていた。

そして、同じ和術慧舟會に所属する光岡英二を相手に公開スパーリングを行った宇野。宇野の軽快な動きに光岡も、「宇野君はとにかく集中力がすごい。ライト級GP優勝の確率ですか? 100%です! 青木選手と面白い試合をしてくれると思います」と称賛。スパーの後はミット打ちも披露し、鋭いパンチをミットに叩き込んでいた。ここで公開練習は終わり……かと思いきや、なんと高阪氏と急遽スパーリングを行うことが決定! 握手を交わした両者の表情は真剣そのもの。高阪氏は現役時代を彷彿させる動きを見せ、なんと宇野のバックを奪取。しかし宇野は先程ファンにレクチャーした“宇野逃げ”を敢行し、最後は腕十字で一本勝ちを収めた。直接肌を合わせた高阪氏は、「すごいいいコンディションだと思います。このまま7月21日に100%に持っていってほしい」と語っていた。

最後に7・21『DREAM.5』でのライト級GP決勝ラウンドに向けての意気込みを求められた宇野は、「前回(『DREAM.3』石田光洋戦)いい試合ができたので、次も前回以上のいい試合を、そして気持ちが伝わるような試合をしたいと思います」とコメント。勝負のポイントについては、「自分の展開に持っていったほうが勝ちにつながると思います。そこが鍵でしょう」と自分のペースで闘えるかがポイントだと明かしていた。

宇野に続いては、所英男が登場。所と同じZSTをホームリングとする奥出雅之、太田裕之とともにトークショーに臨んだ。まずは『DREAM.4』でのダレン・ウエノヤマ戦を振り返り、「なんとか勝てましたけど、途中でスタミナがぷつんと切れてしまいました……。今はスタミナ強化に取り組んでいます」と所。ゲストの高阪氏から「単純に(グラウンドで)殴り慣れていないよね?(笑)」とダメ出しを喰らうと、図星だったのか所は頭をもたげ苦笑いを浮かべていた。

また、所に関するファンからの質問に、所ではなく、所の盟友である奥出と太田が答えるという特別企画も行われた。ファンからの「実家に仕送りはしているのか?」との質問には、太田が「所さんはお金があるとパッと使ってしまうので、ファイトマネーは一度全部実家に入れてからお小遣いをもらいます。お小遣い制です」と返答。あまり知られることのない所の裏事情が披露された。

公開練習では、ZSTファンにはなじみ深いグラップリングルールによるタッグマッチが行われた。所は清水俊一と組み、奥出&山田哲也と激突。所は序盤こそノンストップで動き回ったが、「スタミナ強化に取り組んでいます」という言葉はどこへやら、すぐさま清水にタッチ! 清水からのタッチの要求にはロープにうなだれタッチを拒否し、会場の笑いを誘っていた。

そして、連日行われているスペシャル企画、シャドーボクシングNO.1決定戦に高阪氏と挑戦した所。現在720回を叩き出した船木誠勝が暫定1位だが、結果は、高阪=229回、所=650回。船木の記録には及ばなかったものの、所は暫定2位の好記録を叩き出していた。

最後に所は「次の試合がいつになるのか分からないですけど、頑張りますのでよろしくお願いします」と挨拶。実現を狙う山本“KID”徳郁戦については、「いつか試合ができるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っていた。