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2008年6月23日

「柔術が強いことを証明したいし、自分の強さも証明したい」
ホナウド・ジャカレイインタビュー

『OLYMPIA DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd ROUND』で行われたミドル級トーナメント2回戦でジェイソン“メイヘム”ミラーを破り、9月23日(火・祝)に開催の『OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦』(さいたまスーパーアリーナ)での同トーナメント決勝ラウンド進出を決めたホナウド・ジャカレイにインタビュー。決勝ラウンドに向けての抱負を語った。【取材日:2008年6月16日】

■「スタミナ面の強化は次の試合までの課題」

──決勝ラウンド進出、おめでとうございます! 大会を終えた後はどのように過ごされたんですか?
ジャカレイ 友人と一緒に食事に行ったんだ。とても楽しかったよ。多分コリアン料理だと思うんだけど、とてもエキゾチックでおいしかったね(笑)。
──互いに動き回る試合展開で、会場もすごく盛り上がりました。
ジャカレイ ファンが喜んでくれていたのは気付いたよ。みんなの声に乗せられてもっと頑張ろうと気合いが入ったんだ。これからも昨日のように応援してもらって、私たち選手を鼓舞してほしいと思うね。
──実際に闘ってみたメイヘム選手の印象を教えてください。
ジャカレイ 偉大な選手でとても強かった。闘えて嬉しく思うよ(笑)。試合は本当に戦争のようだった。15分間の戦争。ボクもたくさんの間違いを犯してしまったので、次回は絶対に同じようなミスは繰り返さないようにしたい。
──その間違いとは?
ジャカレイ せっかく有利なポジションを奪っても、何回も脱出されてしまった。そこは大きな反省点だね。あと、2Rの始めに少しスタミナが切れてきたこと。ペースを握って自分の試合ができるようになってからは問題なくなったけど、スタミナ面の強化は次の試合までの課題としてちゃんと克服してくるよ。
──9月の決勝ラウンドまでのスケジュールを教えてください。
ジャカレイ まずはサンパウロにいるフィアンセに会いに行く(笑)。
──婚約者が待っているんですね(笑)。
ジャカレイ そうなんだ(照笑)。9月の大会は自分の格闘技人生において、とても大きな一日になるだろう。あと1ヶ月もすれば過酷なトレーニングが待っているんだ。これからの約1ヶ月間はトレーニングをしながら、フィアンセ、そして自分の家族との時間も大切にしたいと思う。そして、7月の中頃からまさにトレーニング漬けの毎日だ。すべてを捨ててトレーニングに集中する。

■「ボクの腰にはカッコイイベルトが巻かれているはずだ」

──決勝ラウンドでは誰と闘いたいですか?
ジャカレイ DREAMが選んでくれた相手なら誰でもいいよ。
──1回戦が終わった後は「桜庭選手と闘ってみたい」とおっしゃっていましたが、残念ながら桜庭選手は敗れてしまいました。
ジャカレイ ファイターというのは勝ったり負けたりの世界。今日勝てる相手に明日負けることもある。その逆もね。確かに、桜庭は世界中のファイターから闘いたいと思われているレジェンドファイターだ。ただ、今の桜庭には休息が必要だと思うね。
──決勝ラウンドは一日2試合となります。
ジャカレイ 非常に厳しい闘いになるだろうけど、決勝での相手も2回闘うことになるわけだからね。条件としてはフィフティ・フィフティだよ。
──今まで一日2試合の経験はありますか?
ジャカレイ 柔術の大会ではあるけど、MMAの大会ではない。柔術では一日5試合というのもあるよ。さすがに5試合も闘った後は2日間、体が痛くて眠れなかった(笑)。もちろんスタミナ面の強化も図るけど、自分は回復が早いんだ。まったく問題ないね。
──最後に決勝ラウンドに向けての意気込みをお願いします。
ジャカレイ 9月の決勝ラウンドは大きな大きな大会になるだろう。ファンのみんなも期待してほしいね。そして大会が終わった後、少し腰は重いけど、ボクは気分良くブラジルに帰るだろうね(笑)。そう、ボクの腰には「DREAM」と刻印されたカッコイイベルトが巻かれているはずだ。
──ベルトを巻いての“ワニ”ポーズも期待しています(笑)。
ジャカレイ いやいや、ベルトを床に付けるわけにはいかないから、ベルトを巻く前にパフォーマンスするよ(笑)。それに、4人の中では唯一のグラップラーだからね。柔術家代表として期待されたいし、グラウンドに持ち込んだら逃がさないよ。柔術が強いことを証明したいし、自分の強さも証明したい。とにかく9月は自分の全部を見せる。全力で頑張るよ!